2011年03月19日11時02分掲載  無料記事
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東日本大震災

【被災地事情】仙台、燃料不足は深刻です

  今日、仙台に入ってきました。 
  何度も書いてますが、燃料不足は深刻です。開店(午後1時)前のGSに1キロ以上の車列ができています。開いていないGSにも、開くのを期待して長い列が出来ています。 
 
  食料の方は、ファストフード店は全く営業しておらず、コンビニは9割が開いてません。開いているコンビニでは、タバコ、酒など嗜好品があるだけで、食料はスナック菓子などしかありません。マックスバリューなど大型スーパーは時間を制限して店頭販売していますが、カップ麺やパンなど、それにも数百メートル 
の列ができています。 
 
  仙台市に限れば、水道が6割ぐらい復旧しており、水の心配は以前ほど深刻ではないそうです。31日までには100%復旧するそうです。ガスはゴールデンウィークあたりまで復旧は難しそうだとのことです。その関係で、飲食店も営業出来ずにいます。 
 
  河北新報への物資搬送では、炊き出し部隊にはカップ麺が非常に喜ばれました。同社で昼に社員に提供していた炊き出しは、梅干し入りのおにぎりが1個でした。リンゴ、ミカン、バナナの果物も喜ばれました。野菜、果物もずっと食べていないとのことでした。 
 
  以上は、仙台市内に限ってのこと。沿岸部の被災地はまだまだ水道の復旧が進んでいないので、水は重要です。 
 
  何度も書きますが、本当に燃料はないです。阪神の時と違って徒歩でのボランティアは無理です。仙台市内では自転車屋も大行列。店は売る自転車もない状態でした。 
 
新聞労連中央執行委員長 
東海林 智 


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