2011年04月04日13時19分掲載  無料記事
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核・原子力

東電が福島に原発増設計画を経産省に提出 福島民報から

  あの東電が原発暴走最中の3月31日に経産省に対し、原発増設計画を提出していた。福島第一原発の7号機、8号機の増設が盛り込まれている。地元紙福島民報軒時を紹介する。(日刊ベリタ編集部) 
 
福島民報から 
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9817365&newsMode=article 
東電が事故後に原発増設計画提出 
 東京電力は、福島第一原子力発電所の7号機、8号機の増設計画を盛り込んだ平成23年度供給計画を、原発事故の長期化が懸念されていた3月31日付で、経済産業省に提出していたことが2日までに分かった。県の野崎洋一企画調整部長は「一刻も早く事故を収束させることが使命のはず。県民感情を考えても許すことができない」と憤っている。 
 電力供給計画は電気事業法に基づき事業者が毎年経産省に提出することが義務付けられている。東電によると、東日本大震災発生前に供給計画の内容を検討。震災後の混乱の中で震災の影響を踏まえた内容に見直すことができず、提出期限となったという。東電福島事務所の小山広太副所長は「震災の影響を考慮する必要があったが、できなかった。申し訳ない」と述べた。 
 県によると、3月26日に東電から計画の提出について相談があったが、県は27日と28日の2回にわたって「原発事故の現状を考えたら認められない」と意見していた。 
(2011/04/03 13:05 


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