2011年04月11日18時41分掲載  無料記事
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東日本大震災

「絆」に感謝する首相

今日のインターナショナル・ヘラルドトリビューン(ニューヨークタイムズの国際版)に「絆」という漢字入りで菅直人首相の御礼広告が出ていた。広告は紙面1ページの80%くらいの広さだ。 
 
「絆 kizuna - the bonds of friendship 」とあり、「Thank you for the Kizuna.」と太字で書かれている。これまでの支援に感謝を述べる言葉が続き、一番下には「A Friend In Need Is A Friend Indeed 」(困った時に手をさしのべてくれる人が本当の友だちです)と書かれている。 
 
  「これまで130以上の国・地域、40近い国際機関、数多くの非政府組織、そして世界中の方々からお見舞いをいただき」という首相官邸サイトで掲載されている原文のこの部分が、インターナショナルヘラルドトリビューンではカットされている。その代わりに「世界中から支援をいただき」という風に抽象化されている。 
 
  アメリカの新聞に「絆」という漢字を示す理由はどこにあったのだろうか。フランスからジェーン・バーキンさんも支援コンサートを開くために来日したが「絆」のために来てくれたのか? 
 
  官邸サイトは以下。 
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201104/11kizuna.html 
■「絆」 
 角川国語辞典では,Δ沺Δい未覆匹瞭以をつなぎ止めるつな。 
 断ちがたいつながり。ほだし。「親子の−」 
 
■'bond ' 
 学研のニューアンカー英和辞典によると、官邸で絆を英訳したときに使用したbondという英単語は tie に比べて拘束力が強い。bondsと複数形で囚人などをつなぐ鎖、足かせという意味や束縛という意味にもなる。ちなみにこの言葉の関連語のbondageは奴隷の身分、束縛、屈従という意味である。 
 
★4月12日の朝日新聞によれば、「絆」に感謝した広告はアメリカの媒体に出ただけではなかった。中国の人民日報、ロシアのコメルサント、韓国の朝鮮日報、フランスのフィガロ、英紙フィナンシャルタイムズなどにも掲載されたという。 


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