2011年06月05日13時49分掲載  無料記事
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農と食

フランスで深刻な旱魃 例年の45%

  フランスは旱魃に襲われており、農民は大きな打撃を受けているようだ。1970年代以来のスケールだという。ルモンド紙を見ると、「1976年の大旱魃との類似点は?」といった見出しの記事を出していた。 
 
  ルモンドの記事によると、フランスの農業大臣ブリュノ・ル・メールは「もし旱魃が今月ばかりか、8月まで続いたら、1976年よりも事態は悪くなるだろう」と発言した。 
 
  フランスの気象を扱っているメテオ・フランスによれば、1971年から2000年までの平均降水量に比べて今春は45%しか降水量がないという。ちなみに大旱魃の1976年でも54%あった、というのだから今年の旱魃は異例の事態になっているらしい。ちなみに気温は平均より4度高くなっている。 
 
■ルモンドの旱魃関連記事 
http://www.lemonde.fr/planete/article/2011/06/02/a-quoi-ressemblait-la-secheresse-de-1976_1530375_3244.html 
■1971年〜2000年までとの降水量の差 
大半が0%〜50%になっている。 
http://www.lemonde.fr/planete/infographie/2011/06/02/2011-une-annee-de-secheresse-record_1530912_3244.html 


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