2011年07月27日13時07分掲載  無料記事
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核・原子力

先住民族を無視し、環境と健康を破壊して進むオーストラリアのウラン鉱山開発  行き先に東電も

  東電にウランを輸出している、オーストラリアのオリンピック・ダム鉱山の拡張が9月に予定されている。開発は土地権利者の先住民族を無視して進められ、しかも放射能汚染や乾燥地帯での水の大量使用など、さまざまな問題を引き起こす。その反対運動を進めている現地市民団体から、日本からもこのウラン鉱山拡張を止める声をオーストラリア政府に届けてほしいとの要請が日本のNGOを通してきている。(日刊ベリタ編集部) 
 
  要請を受け取ったのは、オーストラリアのウラン鉱山の状況や、原発新設の議論を追ったドキュメンタリー、『ハード・レイン』の翻訳を行なっているアジア太平洋資料センター(PARC)。その監督で、これまでにも新規のウラン鉱山開発に対する先住民族ミラルの人びとを描いた『ジャビルカ』、劣化ウラン弾を追った『Blowin' in the wind』など、核の映画をいくつも作っているアカデミー賞ノミネート監督、デビッド・ブラッドベリから届いた。 
 
   ウラン鉱山開発の状況とその背景については、下記のWebから見ることができる。 
http://www.roxstop-action.org 
※タイトル右下の「ACT NOW」をクリックすると詳細情報に飛びます) 
 
  具体的には、決定権を持つ下記政治家にメールを送る、豪州のキャンペーンサイトから署名を行なうなどの提案があった。 
 
●メールアドレス 
南豪州首相 マイキー・ラン ramsay@parliament.sa.gov.au 
豪州環境大臣 トニー・バーク Tony.Burke.MP@aph.gov.au 
 
●署名ページ 
http://www.petitiononline.com/roxstop/petition.html 


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