2011年08月27日01時33分掲載  無料記事
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反貧困

フェアトレードの最前線から  〜装飾品の販売でケニアの身体障害者を支援〜

  日本発のフェアトレードの専門ブランド「ピープル・ツリー」は8月25日から2011年秋冬コレクションのケニア製アクセサリーの売り出しを始めた。ピープル・ツリーのパートナーはケニアの生産者団体「ボンボルル・ワークショップ」(以下、ボンボルル)。 
 
  ボンボルルは1969年に設立されたケニアの生産者団体だ。ケニアは国が貧しく、障害者が受けられる教育・福祉・医療・雇用の機会が非常に限られている。障害者の家族が路上で物乞いをしている姿も少なくなかった。そこでボンボルルは身体障害のあるケニアの人々に、アクセサリーづくりや革細工、彫刻などの技術を伝え、働いて生きていける道を手助けしている。 
 
  しかし、リーマンショックに端を発する世界不況はケニアにも打撃を与えていた。ボンボルルでも海外からの注文が減り、経営は日増しに厳しさを増している。さらに追い打ちをかけたのが2008年の選挙の後に起きた暴動だった。ケニアへの観光客が激減し、ボンボルルの人々が作ったアクセサリーの売り上げもダウンしているのだ。そこで今回、アクセサリーの販売キャンペーンとなった。 
 
  販売されるのはアフリカの伝統工芸の技を生かしたイヤリング、ネックレス、ブレスレットなど20種類あまり。価格だが、たとえばネックレスセット(写真)とピアスセットは(写真)3800円。 
 
  ボンボルルとピープル・ツリーとのパートナーシップはすでに15年以上に及ぶという。ピープル・ツリーがボンボルルの製品を日本や英国など先進諸国で販売することでボンボルルの人々に安定した仕事を提供することができる。 
 
  実は今回のアクセサリーの販売は1つのキャンペーンを兼ねている。2011年8月25日〜12月31日の期間中、アクセサリーが100個売れるごとに、車椅子1台をケニアの体が不自由な子どもたちに寄贈しようというのだ。この子供向けの車椅子もボンボルルで作られることになる、ということで一挙に3つの支援ができる。目標は車椅子10台。ショップ情報は下のピープル・ツリーのキャンペーンサイトを参照してください。 
 
■「ピープル・ツリー」のキャンペーンサイト 
  代表のサフィア・ミニー氏がケニアのボンボルル・ワークショップを訪ねる映像あり。フェアトレードのファッションショーも行われる。 
http://www.peopletree.co.jp/magazine/20110826_bbl/index.html 


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