2011年09月19日13時38分掲載  無料記事
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ロシアン・カクテル

(32)「シャ−マンの国」ロシアとプーチン<下>  タチヤーナ・スニトコ

  プーチン首相が熱心であるもののもう一つの説明としてオカルトがあります。 
「プーチンはシャーマンになりたい」という記事には、彼がオカルト現象を操つると言います。ロシアの地方のトーテム動物に首輪をつけるというプーチンの“趣味”の儀式にそれは現れています。オカルト現象を行うという人たちはプーチンがそのPR活動に誰かが良い魔術師に指導されていると言います。(http://nr2.com.ua/policy/281689.html 30.04.2010)。 
 
いろいろなトーテム動物を使ってオカルト現象を操ることは人々・民族・地方に影響を及ぼす助けとなると考えられています。 
虎はタイガの主です:プーチンは虎にロシア極東のタイガで首輪を取りつけました。カスピ海の主はベルーガ(カスピ海の一番大きい魚でチョウザメの一種;ベルーガの卵が有名なキャビア)です:プーチンはベルーガにカスピ海で送信機を取りつけました。ロシアのトーテムは熊です。“プーチンの党”の旗には熊が描いてあります。現在の大統領の名前は”メドヴェージェフ” (熊)です。 
 
ところで、暴走族の“真夜中の狼”の名前は偶然なのでしょうか? 
プーチンとトーテム動物との関係は2000年に始まりました。シェルバートヴ記者は述べています:ネネツ人であり詩人でありシャーマンであるユーリイ・ウェッラさんはプーチンに雌の「トナカイ」をプレゼントにしました。勿論、トナカイはモスクワに連れて来られることはなく北極圏の群れの中に留められ、“プレジデーンスカヤ”(“大統領の”)という名前がつけられました。選挙の最中(2000年5月)にトナカイは子を生みましたが、そのトナカイの子は狼に噛み殺されました。その時以来、トナカイの子は皆いなくなりました。トナカイの飼い主は“これは凶兆である”と言います。“トナカイの子が病気になることは、そのトナカイの子の持ち主(プーチン)は何か以前に悪いことをやったのだ”と説明しました。(http://www.ari.ru/doc/?id=2039) 
 
“ソビエト権力とオカルティズム(occultism)”については沢山書いてあります。スターリン時代の国家保安機関にはオカルティズム部門がありました。スターリンのニックネーム”コバ“は”予言者“を意味します。スターリンは有名な魔術師であり哲学者であり、オカルト主義者(occultist)であるグルジエフと一緒に神学校で勉強しました。 
 
ダニイル・アヌヅレーエヴ(Даниил Андреев)は彼の著書“世界のバラ”(Роза мира)の中で、「スターリンは日の出前に“ホッハ”という失神状態になり悪霊と交信していた。そのお陰で、スターリンはソビエト政権の指導者の他の誰よりも長年月権力の座にあった。」と書いています。 
 
不思議な偶然からか、2003年12月 23日(スターリンの誕生日)にはロシア大統領候補者がノミネートされました。これは、モスクワ国立鋼鉄大学(この大学はロシア語で“スターリ”と称します。“スターリン”はロシア語で“鋼鉄の”を意味する)の会議の場でなされました。 
 
オカルト主義者は、これはプーチンとスターリンの霊魂を結びつける試みであったと言います。人がある人の重要な日(例えば誕生日とか命日)に何かを開始するということはこの行為はその人の霊魂のリズムと共鳴すると考えられています。例えば、人が“スターリ大学”で何かを始める又は何かの魔術の儀式を行うということは、その行為がスターリンの霊魂により助けられ支えられるということです。そのような重要な日を開始日とすることは、全ての重要な活動にその霊魂の強い運氣が宿ることになるという訳です。 
 
ところで、プーチン首相はスターリ大学を“忘れません”。2006年にはスターリ大学へは政府より非常な多額な補助金がおりることになりました。2008年にプーチンは科学センターを設立する計画について話し合うためにスターリ大学を訪問しました。2011 年5 月30-31日に スターリ大学においてロシアの先生たちの最大の組織(全ロシア教育者協会、加入人員32万人)の会議が開催されました。この会議でプーチン首相はスピーチをしてプーチン首相率いる“統一ロシア”の“社会人民戦線”(Общественный народный фронт)への加入を呼びかけました。 
 
さて、有名な“プーチンが男の子にキスしたこと”についても何かオカルト的な説明はありませんか? 
2006年6月28日にプーチンはクレムリンを歩いていました。見学に来ていた小学生を見かけて、その中の一人の男の子に名前を聞いてシャツをあげてキスをしました。そこにいる人々はとてもビックリしました。常識ではその行動を理解することは不可能です。この行動から「“プーチンは子供を食う“」というジョーク、同様のタイトルの歌、ナボコフの小説“ロリータ”(Lolita)のパロディー等ができました。 
(プーチンのキスシーンはYoutube で見ることができます: 
http://www.youtube.com/watch?v=hkwFzEAWnQ4; 
“プーチンは子供を食う”歌: http://www.youtube.com/watch?v=EXHKH_ZxFBA) 
 
ロシアの大統領の選挙は来年2012年 3月 4日に実施されることが決定されました。それで、3月 5日に(スターリンの命日)に新大統領の名前が発表されることになります。 
 
“頭ではロシアのことは分からぬ” «Умом Россию не понять»は有名なロシアの詩人チュッチェフの言葉です。 
 
1900年6月12日にレオ・トルストイは日記に書いています: ““私は支配者が完全な気狂いであると信じている。彼らは常に正常な人たちが達することができないゴールに達するのである。何故ならば、彼らにはモラルの自制もなく、恥もなく、真実も関係なく、良心もなく、ましてや恐れを感じることもないからである。” 
 
(本原稿はロシアの新聞雑誌に掲載されているので、著者はここでは自己の意見を述べない) 


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