2011年09月21日00時36分掲載  無料記事
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アジア

【AIニュース】ネパール:内戦の傷跡〜行方不明家族の真実を求めて

  10年間にわたって続いた、ネパール政府軍(当時)とマオイスト(共産党毛沢東派)との間で繰り広げられた内戦は、多くの死者・行方不明者を生みました。内戦が終結して6年たった今でも、1300人以上の行方がわからないままとなっており、戦争の傷跡は今も深くネパールに残っています。(アムネスティ国際ニュース) 
 
  サンジーヴ・クマール・カルマは、その行方不明者の1人です。2003年10月、当時学生であったサンジーヴは、ダヌシャ郡ジャナクプル市に友人とピクニックに出かけ、軍と警察によって拘束、ジャナクプル市の警察署に連行され、マオイストとの関与について尋問されました。 
 
  友人らの何人かは尋問後に釈放されましたが、サンジーヴと4人の友人は、それ以来「行方不明」となったままです。行方不明になった地名を取って、「ダヌシャ・ファイブ」と呼ばれる彼らの家族は、5人が生きているのか、殺されたのかもわからないまま不安な日々を過ごしています。 
 
  2010年9月、国家人権委員会は、5人と思われる遺体を掘り起こしました。この新証拠に基づいて、警察が捜査を迅速に進め、加害者を裁判にかけることが、これまで以上に重要になってきています。 
 
  彼らに何が起こったのか、5人の家族が真実を知るために、捜査を一刻も早く進展させるよう、ネパール警察に求めるオンライン署名に参加してください。 
 
  彼らに何が起こったのか、5人の家族が真実を知るために、捜査を一刻も早く進展させるよう、ネパール警察に求めるオンライン署名に参加してください。 
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=4152&mm=1 


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