2011年10月12日18時29分掲載  無料記事
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核・原子力

欧州の反核運動から  高レベル核廃棄物輸送に抗議 列車は昨日オランダからフランス「ラ・アーグ」へ

  フランスの雑誌「ヌーベルオプセルバトゥール」は欧州の反核運動について伝えている。昨日11日午後5時20分、オランダのボルセラ(Borssele)にある原子力発電所から出た高レベル核廃棄物を積んだ列車がオランダ、ベルギーを通ってフランス北部コタンタン半島のラ・アーグに向かった。 
 
  欧州の反核団体「ストップ原子力」(Nucleaire STOP)のオランダ組織である「Sortir du nucleaire」は核廃棄物を積んだ列車の通過予定時刻をウェブサイトで明示し、各地での反対運動を呼びかけた。労働組合のSud-Railも運動に加わっている。 
http://groupes.sortirdunucleaire.org/Transport-de-matieres-nucleaires 
  列車がフランスに入るのは10月12日だ。フランスでは12日から13日にかけて国内の12県(Le Nord, le Pas-de-Calais, l’Aisne, l’Oise, la Seine-et-Marne, la Seine St Denis, le Val d’Oise, les Yvelines, l’Eure, la Seine Maritime, le Calvados et la Manche)を通過し、目的地、ラ・アーグにあるアレバ駅に到着する。予定時刻は13日午前9時である。アレバ駅とはあのアレバ社の名前である。ここにアレバ社の使用済み核燃料の再処理工場がある。 
 
■Le nouvel Observateur誌(10月11日)http://tempsreel.nouvelobs.com/planete/20111011.OBS2188/mobilisation-contre-l-arrivee-d-un-train-de-dechets-nucleaires.html 


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