2011年11月24日13時19分掲載  無料記事
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核・原子力

【たんぽぽ舎発】 稼働原発は6基(10%)のみ、全原発停止は目の前に迫った  柳田 真

 11月末から12月に5つの原発が停止(定期検査入り)する。関西電力の3基(高浜2号、美浜2号、大飯3号)と九州電力の2基(玄海1号、4号)である。日本の原発54基のうち、48基もが地震、津波事故や定期検査で停止するわけだ。これは全原発の約90%に当たる。残りの10%=1割の原発で日本の電気は今も大丈夫であり、その上、まだ余裕ありなのである。 
 
 推進派の言う、“原発がなければ、日本の電気はもたない=不足する”といっていたあの大嘘はどこへ消えたのか。キチンと「説明責任」を果たしてほしい。真実は原発無しで電気は大丈夫なのである。 
 
 定期検査の原発を来年早々稼働させようという経産省、電力会社の陰の工作が着々とやられている。福島原発事故の原因も解明されず、気象庁がM7台の余震、地震発生(阪神淡路大震災は7.3、6600人死亡)を警告しているにもかかわらず、だ。「まず先に稼働ありき」で、机上のコンピューターテスト(ストレステスト)をやったことを口実に、危険な原発を動かそうとする。懲りない 
人々=原子力村に、私たちは怒る。 
 
原発=大惨事が心配。稼働中の原発を停止せよ、原発の再稼働をするな。 
青森の六ケ所再処理工場を即時閉鎖せよ。 
この一点にむかって、全力を傾注しよう。 
その運動の巨大な前進基地=経産省前テントを全力で防衛し、原発廃止の拠点としよう。 
12月11日(日)の「日比谷公園−電力会社各社申し入れ−経産省包囲」の大きなうねりを作り出そう(11月21日記) 


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