2011年12月16日13時54分掲載  無料記事
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農と食

≪twitterから≫BSE(牛海綿状脳症)、厚労省、米国牛肉の規制緩和を諮問

 厚労省は15日、牛肉輸入に伴うBSE対策として食品安全委員会へ諮問する規制緩和の内容を公表。(1)検査月齢を30カ月齢に上げた場合。(2)SRM(特定危険部位)の検査範囲を30カ月齢以上に限定。(3)さらに規制月齢をあげた場合。(有機農業ニュース・クリップ ) 
 
 厚労省は食品安全委員会に諮問し、来年半ばに 答申という“予定”のよう。残念ながら、30カ月齢までの緩和は決まったようなもの。TPP次第ではさらに上がる可能性もある。これまで食品安全委員会 は、パブコメの民意を尊重してこなかったことをよく見ておくことだ。 
 
 BSE牛の発生は終わっていない。今年は9月までに、EUとカナダで12頭。カナダから年間1万トン余りを輸入。輸入禁止を解く予定の仏・オランダでも発生が続く。 この時点での緩和は妥当か。 
 
 ここ数年、豪州産の輸入が減少し、米国・カナダ産が急増。2010年には、米国産約10万トン、今年BSE発生のカナダ産1万3千トンを輸入。全体では約51万トンを輸入 。 


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