2012年01月06日15時02分掲載
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中国
四川省成都の中国最大のバナジウム鋼工場でストライキが続く 稲垣 豊
中国四川省成都にある中国最大のバナジウム鋼工場で1月4日からストライキが続いています。5日現在、工場すべての入り口が労働者のピケで封鎖され長期戦を構えています。成都バナジウム鋼公司は、攀鋼集団有限公司という国有企業傘下の工場です。ウェブサイトに短い報告とともに画像が沢山掲載されていましたので、短いですが2本翻訳紹介します。
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◆ 2012年1月4日の報告
中国・成都のバナジウム鋼工場の労働者数千人が賃上げ求めてストライキ
原文（画像多数あり）
http://www.molihua.org/2012/01/20_04.html
2012年1月4日午前、成都市青白江区にある国有企業、攀鋼集団有限公司（※）の傘下の企業である成都バナジウム鋼公司（※）の労働者が賃上げを求めてストライキに突入した。先日、同地区で声を上げた国有企業「川化集団」の労働者を模倣した行動だ。
約５千人の労働者が工場区からデモ行進を行ったが、高速道路の入り口で警官隊に阻止された。双方は数時間対峙したが、警官隊による強制的な解散で労働者が負傷した。
成都バナジウム鋼公司では長年にわたって賃金が低く抑えられてきた。平均賃金は１２００元程度だという。在職労働者数は１４０００人余り。
１２月３０日に、同地区にある国有企業「川化集団」の労働者がストライキとデモを行い、４００元／月の賃上げと年末手当３０００元を勝ち取っている。
◆ 2012年1月5日の報告
成都バナジウム鋼公司のストライキ 二日目に突入
原文（画像あり）
http://www.molihua.org/2012/01/15-10.html
2012年1月5日、攀鋼集団の成都バナジウム鋼公司でのストライキは二日目に突入した。労働者は工場敷地内で雨をついてデモを行った。工場ゲートには「逮捕者を釈放せよ！」の横断幕が掛けられている。前日に高速道路の入り口で警官隊に逮捕された労働者の釈放を要求するものだ。横断幕の横にはいくつものテントが張られている。
工場の入り口はすべて労働者のピケで封鎖されており、誰も入ることはできない。工場へつながる道も遮断されており、一部の労働者は工場内に敷かれてある鉄道レールも遮断している。工場全体が麻痺しており、何基かある高炉も停止している。
労働者はカンパを集めて、テントへの食料など当てており、長期戦を覚悟している。
当局はこの事態を重要視しており、成都城北のすべての警官隊が工場のある青白江区に集められており、事態拡大への対応に当てられてようとしている。
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