2012年01月09日18時27分掲載  無料記事
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アジア

アンワル元副首相に無罪判決 証拠に100%の確証なしとKL高裁

  マレーシアの野党陣営を率いるアンワル元副首相が側近だった男性に同性愛行為をおこなったとして起訴された案件に対して、クアラルンプール(KL)高裁は9日、元副首相に無罪の判決を言い渡した。検察は、男性から採取した元副首相の精子がついているというDNAを証拠として提出していたが、高裁は100%の確証を持てないと判断した。(クアラルンプール=和田等) 
 
 この無罪判決を受け、元副首相を実質的な指導者とする民衆正義党など野党陣営が、「政府による政治的陰謀が打ち砕かれた」として政府攻撃を強めてくるのは必至。 
 
 一方で早期解散・総選挙をもくろむナジブ首相にとっては、有罪判決が出て野党から「政府によるでっち上げ」との非難を浴びるよりはまだましとの声もある。それゆえ、目下の最大懸案事項の「とげぬき」を図れたとも考えられることから、選挙に向けての地ならしが整ったとの見方も出ている。前倒し総選挙の3月実施説の実現性が高まったともいえそうだ。 
 
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