2012年02月05日12時50分掲載  無料記事
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核・原子力

【たんぽぽ舎発】「電力会社から電気を買わない」運動−原発の電気は高すぎる  布施哲也

 特定規模電気事業者(PPS)のことが、メディアに登場している。原発の電気は買わず、原発を再稼動させず、廃原発に結びつけたい。でも問題がある。電力会社の送配電網を利用するために高い託送料(利用料金)を支払うこと。そして、PPSの供給量が需要量を一定の率以下になった場合、高額のインバランス料金(罰金)を支払うことだ。電力会社と官僚がこれらの料金・率を決めるため、諸外国と比較しても割高となる。PPSの普及に歯止めをかけるためだろう。 
 
 PPSを利用するのは、電気料金が安くなるからだ。でも、このままでは一般家庭で活用することは不可能だ。私たちは自治体で活用することを提唱しているが、少しずつ増えてきている。PPSを社会化して50kw以上という制限を取り外させることが重要だ。 
 
 東電の電気料金引き上げ方針が明らかにされた。民間の企業・団体はPPSに逃げることも可能だが、私たちはその手段がない。反原発自治体議員・市民連盟は、PPSを普及させため、パンフレット『電力会社の電気を買わない方法』を発行している。ご活用を。 
 
付記:原発元締めの経産省・文科省も共に東電から電気を買っていない、PPSから買っている。 
 
(反原発自治体議員・市民連盟) 


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