2012年04月03日11時30分掲載  無料記事
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核・原子力

【たんぽぽ舎発】.「電気料金の支払い留保を呼びかけます」  たんぽぽ舎メールマガジン読者よりのお便り  茨城

 私は、30数年前、東電が電気料金値上げをしたときに、値上げ分を原発建設費と捉え、その値上げ分を差し引いた、つまり旧料金で支払う運動を確か1年ほど続けました。まず自動引き落としを止め、請求カードが郵送されると、そこに表示されている金額を2本線で消し、訂正印を押し、郵便局で支払いました。郵便局はそのまま受付るのですが、東電は受け取った旧料金をプールし、不払いと 
の解釈で3ヶ月後に電気を止めます。その間には2人の職員がわが家に説得にきますが、円満に話し合って引き取ってもらいます。1週間ほどローソクでの生活を公団住宅アパートでするのですが、その後「差額」を支払うと、電気が点ります。そこで再度旧料金で支払うのです。この繰り返しを1年間したわけです。 
 
 さて、今回の福島第一原発事故ですが、私たち一市民,とりわけ直接被害を蒙っている農民が東電と1対1で闘う手段としてなにがあるかと考えたとき、電気料金の銀行口座からの自動引き落としを止め、現在ないし将来の原発事故による損害賠償金の担保として「支払いの留保」をすることしかないように思います。 
 
 現在の状況としては、東電はかつてのような「電気を止める」ことはしないはずです(これは筆者の友人が東電との対応の中で得た証言ですが、ネットを覗くと、止めに来たケースもあるらしい)。 
 
 私はすでに東電支社に出向き、金融機関からの自動引き落としを止め、「コンビニ支払い」に切り替えました。電気のメーター検針と一緒に前月の料金が書かれてある請求カードが配達されるとのこと。東電窓口でのこの手続きは住所・氏名・電話番号と本人であることの確認だけで、印鑑も通帳も必要ありません。 
 
 不払いを続けると、おそらく東電の職員が来るでしょうが、それぞれ自分としての支払い留保の意見(具体的な損害額でも、原発廃炉でも、電気料金の値上げ反対でも、日頃抱いている東電批判を・・・)を述べればよいでしょう。かつての「旧料金・・・」は運動がそう広範に広がったようでもないので、結果としては東電を困らせることにしかならなかったかも知れませんが、今回の場合は放射能被害が市民生活に明確に及んでいるのですから、1対1の本当の闘いになると思います。 
 
 もっとも、ここで障害になるのは、延滞利子についてです。年10%、1日当たり0、03%のようです。脱原発で活動している人々は自前のビラを配ったり、交通費をかけてデモに出たり、被災地に支援にいったり・・・。それらと同じ自己の活動経費の一部と納得し覚悟するか、その利子をも不払いで貫徹するか、それぞれお考えいただくとして、ここはぜひとも多くの市民がこの手段での闘いに立ち上がってほしいと願うものです。 


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