2012年04月22日04時23分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201204220423410

中東

続く「アラブの春」〜バーレーンの民主化運動〜

  ペルシア湾上の島国バーレーンでは自動車レースのFIグランプリ開催(4月20日)に合わせて反政府運動が高まり、警官隊と抗議運動の市民との衝突が起きている。http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/04/21/kiji/K20120421003094741.html 
  この衝突で、男性一人が死亡しているのが見つかった。http://internacional.elpais.com/internacional/2012/04/21/actualidad/1335017966_345230.html 
  スペインのエル・パイス紙によると、バーレーン政府は死体が見つかって早急に調査を命じたとされる。反政府運動団体のWefaqは殺された市民の写真を公開し、その名をSalah Abbas Habib(37歳)と発表した。 
 
  朝日新聞によると、昨年のF1開催の時、バーレーンの多数派を占めるシーア派住民によるデモが激化し、中止となった。バーレーンの王室は少数派のスンニ派である。ちなみに、イランは国教がシーア派である。 
 
■湾岸6カ国に米MD配備 バーレーン外相、対イラン念頭(朝日新聞) 
http://www.asahi.com/international/update/0406/TKY201204050766.html 
  イランと戦闘になった場合に備えて、米国がミサイル防衛を湾岸諸国で進めている模様だ。バ-レーンに米海軍第五艦隊司令部がある。 
  「第5艦隊(だい5かんたい、U.S. Fifth Fleet)は、アメリカ海軍の艦隊。ペルシア湾、紅海、アラビア海から、ケニアまでの東アフリカを責任地域とし、バーレーンに司令部を置く。人員・機材は太平洋艦隊および大西洋艦隊から提供される為、専任艦船は保持していない。」(ウィキペディア) 
 
■バーレーンの民主化運動の弾圧にはサウジアラビア軍も参加している。以下はサウジアラビアが米国から買った兵器に関する記事である。2010年から12年にかけて、サウジアラビアは大量の兵器を購入したと見出しにある。 
http://www.defenseindustrydaily.com/A-2010-Saudi-Shopping-Spree-06520/ 


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