2012年05月31日00時38分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201205310038124

国際

≪twitterから≫スパイ情報で大事なのは「この情報で何をどう動かそうとしているか」を考えて見ること  孫崎 享

 参考『情報と外交』。「CIA長官・ゲーツは一九九二年四月一三日デトロイ ト経済クラブで“国家安全保障のレビューはインテリジェンスの問題として国際経済問題の重要性に焦点をあてた。新たな要請の約40%が経済問題である。” と述べている」。この時ターゲットはどこか。日本である。 
 
 「ターナー元CIA長官は、“1990年代においては経済がインテリジェ ンスの主要分野になろう。我々が軍事安全保障のためにスパイするなら、どうして経済安全保障のためにスパイ出来ないのだ”という論は多くの参加者に支持さ れた」この時ターゲットは日本である。 
 
 95年NYTに「CIAの新役割―経済スパイ)の記事“ 昨年春の自動車 交渉中、毎朝、情報機関はカンター通商代表にCIAと国家安全保障局で集められた情報が提示された。」この時.、日本の治安当局は何をしていたのだろ う。歴史的にみればCIAは自民党に資金提供をしてきた。 
 
 この時日本の治安当局は何をしてきたのだろう。スパイ活動は日々日本で展開されている。その中でスパイの話が表に出る時、「何故今スパイ事件が出てきたか。この情報で「一体何をどう動かそうとしているか」を考えて見る必要がある。 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。