2012年07月11日12時12分掲載  無料記事
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沖縄/日米安保

《twitterから》オスプレイ技術者は言う「誤作動、火災、誤操作で容易く墜落する」 伊波 洋一 (いは よういち)

 オスプレイ配備強行に沖縄の怒りが大きくなるばかり。宜野湾市長や沖縄県知事に配備への理解を求め深々と頭を下げる森本防衛大臣は、一国の防衛大臣には見えない。アメリカのために頭を下げるのか。沖縄タイムス・琉球新報は連日オスプレイの欠陥を指摘する米議会や国防総省の報告を報道している。 
 
 オスプレイ事故06〜11年30件。CH46中型ヘリ事故は17件と13件も少ない。機体隠しの原因か。 
http://bit.ly/PxGfgM 
 オスプレイ配備のミラマー基地は普天間基地の20倍の面積。旋回飛行コースは全て基地内。普天間は住宅密集地上空が旋回飛行コース。大惨事必至。 
 
 オスプレイ配備・環境レビュー」は普天間飛行場のクリアゾーン(土地利用禁止区域)が居住地区や商業地区まで広がっていると指摘。米軍安全基準違反は明らか。宜野湾市は2008年から指摘。 
http://bit.ly/boQ6te 
 住宅地と市街地のド真ん中への普天間配備を止めるべきだ 
 
 7月9日の予算委員会で欠陥機オスプレイの普天間配備が問われた。野田首相と森本防衛大臣は日米安保にオスプレイ配備と訓練が必要と答弁。果たしてそうか。米国内で米軍は米軍基準と連邦航空法を遵守する。米軍基準を守らせず、航空法も守らせず、国民を危険に晒すのか。対米従属の日米安保はいらない! 
 
 ワイヤード元記事オスプレイ事故を満載。06年3月、06年12月、07年3月、07年11月、08年6月とエンジンが火を噴く大事故続出。海兵隊は事故率を下げるためクラスAの定義を09年10月に100万ドルから200万ドル以上に変更。 
http://bit.ly/PK4yZ2 
 
 海兵隊は飛行中と飛行直前の事故のみをクラスAとした。さらにインフレを理由に損害額を200万ドル以上に変更、100〜200万ドルの多くの事故を隠蔽した。その結果、事故率が劇的に下がった。オスプレイを連邦議会等に売り込むためであり、米軍内でも人命軽視と批判されている。 
 
 オスプレイ事故、クラスA(200万ドル以上)も隠蔽。06年3月にニューリバー基地で突然上昇して墜落した事故は706万ドルの損害だったが、飛行中でないとの理由で除外。機体隠し疑惑も拡大中。 
http://bit.ly/NgNYf3 
ブログ紹介 http://bit.ly/OsyqCP 
 
 11年10月のワイヤードの記事は次のように結ばれている。初期のオスプレイで30人が死亡。改良型では今まで死亡5人だが、幸運というべきだ。オスプレイ技術者は言う「誤作動、火災、誤操作で容易く墜落する」と。そして、今年4月のモロッコ墜落事故は死者2人と「追風」を追加した。 
 
 多くの人は知らないが、普天間基地では台風が近づくと強風下の飛行訓練が行われる。大型ヘリや中型ヘリが台風前に住宅地上空を飛び交う。モロッコでは追風でオスプレイは墜落した。そんなオスプレイを台風銀座の沖縄で飛ばすのか。政府はアリバイ作りの調査団派遣でなく、配備を拒否すべきだ。 


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