2012年09月05日15時07分掲載  無料記事
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沖縄/日米安保

≪twitterから≫オスプレイ、モロッコ墜落事故は操縦士がスイッチを数分の一秒長く押したため   伊波 洋一

アメリカはモロッコでのオスプレイ墜落事故原因を「操縦ミス」とする最終報告をまとめた。http://bit.ly/PwIXid  墜落事故はヘリモードで上昇し、モロッコ軍テントを避けるため180度方向転換して回転翼を傾けて航空機モードに転換する際に強い追い風で前のめりになり墜落した。 
 
海兵隊操作マニュアルが機体を水平に保つよう求めているので「操縦ミス」とされたのだが、極めて疑問だ。オスプレイの重い機体の水平安定を保っているのは パイロットではなく、コンピューターによる水平制御コントロールだから、本当は、ソフトウェアーの欠陥だ。 
 
オスプレイはソフトウェアーがないと飛べない飛行機。2009年6月23日に下院公聴会で米国防総省のオスプレイ開発の元主任分析員だったリボロ氏が証言し、オスプレイの3つの問題点を指摘した。 
1.積載荷重の限界(公称より少ない) 
2.オートローテーション機能の欠如、 
3.戦闘即応性の欠如。 
 
「戦闘即応性の欠如」とはオスプレイが戦場で臨機応変の対応ができないということ。リポロ氏はオスプレイがパイロットではなく飛行コンピューターの制御で飛んでいると証言。パイロットは飛行経路変更や方向転換を指示し、コンピューターが機体のバランスを計算して安全な飛行方法を決定している。 
 
リボロ氏がモロッコ墜落事故を「操縦士が回転翼を動かすスイッチをわずか数分の一秒、長く押したため発生した、通常のヘリでは許容範囲内の操縦がオスプレイだと重大事故につながる」と指摘。周囲に住宅が密集する普天間飛行場への配備に懸念を示した。 
http://bit.ly/SChs7g 


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