2012年09月28日21時19分掲載  無料記事
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アフリカ

【西サハラ最新情報】「日本で両当事者交渉の場を作る事」の要望書   平田伊都子

 9月27日の早朝、野田総理大臣の国連演説をききました。対象になる視聴者は、中国と韓国なんでしょうが、西サハラに置き変えると嬉しいお言葉の数々でした。早速、「両当事者交渉の場を日本で作る事」の要望書No29を外務大臣宛てに提出しました。 
 
玄葉光一郎 外務大臣殿 
「アフリカ最後の植民地.西サハラ紛争解決」に向けて 
「日本で両当事者交渉の場を作る事」を求める要望書29 
 
2010年6月21日、7月20日、8月20日、9月20日、10月20日、11月22日、12月27日、‘11年1月20日、2月21日、3月22日、4月22日、5月20日、6月20日、7月20日、8月19日、9月20日、10月20日、11月20日、12月28日、’12年1月16日、2月16日、3月16日、4月16日、5月16日、6月12日、7月17日、8月13日、9月3日と29ヶ月間、アフリカ最後の植民地.西サハラ紛争解決の為「日本で両当事者交渉の場を作る事」を要望してきましたSJJA(サハラ.ジャパン.ジャーナリスト.アソシエーション)と西サハラ政府日本代表事務所WSJPO(Western Sahara Japan Preparative Office)です。 
 
 国連中心外交を第一義とする日本が、国連事務総長にその旨の招待をなされば、「国連主催による両当事者の交渉」を日本でやることが可能です。改めてSJJAとWSJPOは「日本で両当事者交渉の場を作る事」を要請いたします。 
 
 2012年9月27日、野田総理大臣は国連総会で「国際法に従い、紛争を平和的に解決することは、国際社会で共有されている原則であり、我が国は、いかなる場合であっても、この原則を堅持する、、日本は<法の支配>を重視し、その強化に貢献してきた」と、述べられました。さらに、北アフリカ地域の解放と民主化を援助していること、2013年6月に予定されているTICAD5・アフリカ開発東京国際会議にも触れられました。まさに西サハラ紛争は、野田総理のお説のように、国際法と国際司法裁判所判決と国連憲章の基本精神にのっとって平和的に解決されるべきだと思います。 
 国際法を尊重し、国連と国連事務総長を支持し、元米国外交官ロス国連事務総長特使の交渉による仲介努力を支援する日本で、ぜひ「モロッコと西サハラ両当事者交渉の場」を作られることを念じております。国連特使を拒否しているモロッコを交渉の場に呼び戻せるのは、友人の日本以外にないと思われます。日本で両当事者交渉の場を設けることを、切にお願いいたします。 
 
(写真:2012年9月25日の第67回国連総会で西サハラ支持演説をするゾマ南ア大統領) 
 
 
 
WSJPO西サハラ政府・日本代表事務所 
 所長:川名敏之 2012・09・27 
 
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション) 
 代表:平田伊都子 


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