2012年11月04日03時08分掲載  無料記事
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検証・メディア

ル・モンド紙の横顔〜「ル・モンド」20年の変遷〜ル・モンド・ディプロマティークの掲載記事から

  かねてからフランスのメディアは面白くないと言われるのをしばしば耳にしてきた。サルコジ(元)大統領が金の力を駆使して、メディアをコントロールしているからだと言われていた。 
 
  ル・モンド系の総合雑誌「ディプロマティーク」にセルジュ・アリミ総編集長が同紙の体質について書いている。これは以下の日本語のウェブサイトで和訳を読むことができる。 
http://www.diplo.jp/articles12/1207lemonde.html 
  この批判的記事で最も興味を引くのはタカ派文化人のベルナール・アンリ・レヴィ氏をル・モンドのコロンバーニ社長が何度も起用しようとしていたことだ。レヴィ氏は昨年のリビア攻撃でも、自らリビアに足を運ぶという気の入れようだった。さらに、サルコジ(元)大統領とも社長が仲間になっていたというくだりである。そして、サルコジ批判を書いたら、サルコジ氏を取り巻く産業界から報復するぞ、との脅迫を受けたという告発である。 


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