2012年12月30日03時17分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201212300317320

米国

全米自動車労組の草創期を描くドキュメンタリー映画「Brothers on the Line」

  全米自動車労組(UAW)の草創期を築いた労働運動リーダーReuther3兄弟の一人、Victer Reuther氏の孫がUAWの歴史をつづったドキュメンタリー映画を完成させた。監督はSasha Reuther氏。監督はデトロイトに夥しく残されている記録を編集することになった。 
 
  リーマンショックの翌年、アメリカの3大自動車メーカーは軒並み経営危機に陥り、クライスラーとGMは破たんした。理由として挙げられたのがUAWの過大な要求によって、国際競争力が失われたというもの。確かにそうした面は否定できない。破たん前からUAW自身も改革を試みてはいた。UAWは硬直した労働運動の象徴として、最近悪玉と見られがちだった。だからこそ、今一度、UAWの原点を振りかえるこの映画は貴重であるに違いない。 
 
 
 
■公式の広告映像 
http://www.youtube.com/watch?v=i5x5VEtZ9xk 
 
■Telling the Story of His Family, and of a Union 
‘Brothers on the Line,’ Sasha Reuther’s Film on the U.A.W. 
http://www.nytimes.com/2012/10/10/movies/brothers-on-the-line-sasha-reuthers-film-on-the-uaw.html?pagewanted=all 


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