2013年01月10日14時56分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201301101456564

【人びとのタイ】(8)カンボジアにタイがらみの原発計画?  岡本和之 

 カンボジア国境に最も近いタイの港町、トラート県クローンヤイ。ここから30キロほどしか離れていないカンボジアのコ・コンに原発建設計画の話が突如持ち上がったと、2012年10月14日付けのBangkokPost紙(電子版)が報じた。タイの反原発活動家が、カンボジア一国では原発を建設する経済力もその必要性もないので、計画が本当だとしたらタイが絡んでいるのではと疑っている、という内容だ。 
 
 コ・コンは国境からわずか数キロのところにあり、計画が本当だとしたらタイへの売電が念頭にあるはずだ。タイ東部海岸には同国最大の重化学工業地帯マープタプットがある(ばい煙などで周辺住民に大きな被害をおよぼしている)。フンセン首相が先月ポラリともらしたというこの話に手ぐすねを引いている輩が、すでにタイ側にはいるのかもしれない。 
 
 もしコ・コンの原発計画が現実味を帯びたら、ムツゴロウやシャコ漁を生業とするこのクローンヤイの港は大いに翻弄されてしまうだろう。 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。