2013年01月14日13時20分掲載  無料記事
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アフリカ

【西サハラ最新情報】西サハラとマリ武装勢力は無関係   平田伊都子

  2013年1月11日、フランスはマリ北部武装組織を制圧するため、マリに軍事侵攻しました。そして、その数時間後にソマリアの武装勢力アル・シャバーブをヘリコプターで急襲しました。アル・シャバーブが2009年7月に捕った仏情報機関工作員の救出という名目でしたが失敗し、フランス兵が2名死亡し一名が人質になったそうです。フランスのマリ侵攻は、マリ政府の要請によるテロリスト掃討だということですが、フランスの元植民地・マリに対する野望が見え隠れして、「オランド大統領、お前もか!」と、毒づきたくなります。 
 
 不幸中の幸いは、フランスの対マリ軍事介入を、戦争おたくの前大統領サルコジが操っていないことです。なぜなら、モロッコと組んで北アフリカ制覇を狙っていたサルコジは、西サハラ独立運動組織をマリ武装組織にくっつけ、テロリストにでっち上げ、一掃しようと企んでいたからです。 
 
2012年11月28日、「ポリサリオ(西サハラ独立運動組織)と北マリのテロリストとは全く関係ない。モロッコのメデイアが捏造したデマだ。ラバト米大使館のCIAが証言した」と、西サハラ国連事務総長個人特使のクリストファー・ロスは明言した。 
 
2013年1月8日、「スウェーデン議会に習って、デンマーク議会もRASDサハラ・アラブ民主共和国を承認しろ」と、ソーレンEUデンマーク議員が議会に迫った。 
 
2013年1月8日、「スペインは、西サハラ民族自決権を行使できる形での国連和平交渉を支援する」と、駐アルジェリア・スペイン大使は国連和平工作を公式に承認した。 
 
2013年1月12日、「西サハラ亡命政府はあらゆるテロ行為と麻薬密売と集団犯罪を糾弾する。我々は1月5日の国連安保第4委員会のマリ紛争決議を遵守する」と、モハンマド・サレムRASD西サハラ亡命政府外相は言明した。 
 
 さらにサレム外相は、「モロッコは世界で有数の麻薬製造国で輸出国だ。北アフリカの治安と平安を脅かしているのは、植民地主義のモロッコだ」と付け加えました。 
 
 再度申し上げますが、西サハラ独立運動組織と北アフリカのテロリスト集団とは全く関係ございません。アメリカのCIA証言で西サハラ民族はホロコーストを免れることができました。ほんとうによかったね! 
 
写真:記者発表をするモハマド・サレムRASD・西サハラ難民亡命政府外務大臣(SPS提供) 
 
WSJPO西サハラ政府・日本代表事務所 
 所長: 川名敏之  2013・01・14 
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソーシエーション)  代表:平田伊都子 


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