2013年01月31日13時12分掲載
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アフリカ
【西サハラ最新情報】 AUアフリカ連合にTICAD５参加をお願いした日本 平田伊都子
2013年1月27日と28日に、エチオピアの首都アジスアベバでAUアフリカ連合首脳会議が開かれました。日本から松山外務副大臣がオブザーバーとして参加し、6月1日から3日にわたり横浜で開催されるTICAD５へ参加するよう、呼びかけました。しかし、５年前のTICAD4では、AUアフリカ連合の正式加盟国である西サハラ・アラブ民主共和国だけを、AUアフリカ連合54か国中この一国だけを、日本政府は外したのです。今年こそは分け隔てなく、日本が全AUアフリカ連合参加国を招待することを願っています。
��2013年1月27日、アジズRASD西サハラ・アラブ民主共和国大統領（写真提供SPS）がAUアフリカ連合首脳会議で、「西サハラ民族が、国連の定めた民族自決権を行使し、国連が約束した住民投票を実施し、アフリカ最後の植民地を解放しない限り、アフリカにも世界にも真の自由や正義や平和は訪れない」と、演説した。
��2013年1月29日、AUアフリカ連合首脳会議に関連して開かれたテロ対策国際会議で松山外務副大臣は、アフリカ難民支援や治安対策に109億円を拠出することを表明した。 （NHK、1月30日発）
��2013年1月29日、アメリカ国防総省のリトル報道官は「アメリカとニジェール政府との間で、米軍駐留のための地位協定締結をし満足だ」と、記者発表した。アメリカはアフリコムAFRICOM（アメリカ・アフリカ軍）という名のアフリカ大陸拠点作りに成功した。日本に睨みを利かせているパコムPACOMと同じ、アメリカ世界制覇軍の一つだ。
��2013年1月30日、キャメロン英国首相が1月16日のテロ事件で犠牲者を出した外国首脳としては、初めてアルジェリアを訪問し、セラル・アルジェリア首相と会談する。事件のあった天然ガス・プラントは英国BP社が主導権を握っており、4人の英国人が殺された。
��2013年1月30日午後3時から外務省の講堂で、TICAD �后β�5回アフリカ開発会議推進官民連携協議会第三回会合が開かれる。（外務省発）
アルジェリア天然ガス・プラント・テロ事件を利用して、アメリカ、イギリス、フランスの三大国は、いち早くアフリカ軍事介入の道筋を作りました。ところが、10名の犠牲者を出した日本は、109億円の支援金を出すことなったのです。この金が米英仏の軍事資金に回るのでは？？ 内訳を知りたいものです。
写真：AUアフリカ連合首脳会議、右から二人目で国連事務総長の隣がRASD西サハラ・アラブ民主共和国大統領
SJJA（サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション）
代表：平田伊都子
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所
所長：川名敏之
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