2013年02月06日02時10分掲載  無料記事
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アフリカ

ユネスコのイリナ・ボコバ事務局長、オランド仏大統領とトンブクトゥに入る

  フランスの侵攻でイスラム原理主義者が撤退したマリのトンブクトゥにユネスコのイリナ・ボコバ事務局長が入った。フランスのオランド大統領とともにである。ボコバ氏は初期からトンブクトゥの遺跡がイスラム原理主義勢力の手で破壊されることに危惧を表明してきた。遺跡保護は単にぜいたく品の保護ではない。相手の文化を破壊することは和解を困難にし、戦争の長期化につながると警告を発していたのである。ボコバ氏は破壊されたものの状況を把握し、その修復にあたると見られる。ニューヨークタイムズによれば古い経典を護ろうとモスクの人々は経典を別の場所に移して隠す、などの工夫もしていたという。 
 
■「砲火にさらされる文化」 イリナ・ボコバ氏(ユネスコ事務局長)のNYTへの寄稿 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201204100113052 
■UNESCO Director-General Irina Bokova in Mali to spearhead UNESCO’s commitment to safeguard and rebuild Mali’s extraordinary cultural heritage 
http://www.unesco.org/new/en/unesco/resources/unesco-director-general-in-timbuktu/ 
 
村上良太 


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