2013年02月25日12時40分掲載  無料記事
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アジア

【人びとのタイ】(15)人が行き交う峠道 スリーパコダ峠の子どもたち  岡本和之

 2011年末の段階で、タイ人以外の外国人はスリーパゴダ峠の国境チェックポイントを通過してビルマに入国することは許されなかった。また、ビルマから国境を超えてタイにやってくる人々も滞在が許されるのは国境市場や工場のあるあたりまで。国境市場の樹の下でポツポツとやってくる観光客相手に線香を売っていた子どもたち、タイ語の話せる付き添いのおばさんによると、この女の子と男の子の父親はダム湖で漁をしていて亡くなってしまったという。 
 
 2012年になって、北部メーソートの国境チェックポイントが再開されたというニュースが入った。そのときに立った噂は、国境が開いたのはタイが2011年の大洪水の後始末のためにビルマからの移民労働者を大量に必要としているからだ、というもの。 
 
 現在はスリーパゴダ峠も同様の処置が取られ、移民労働者たちの出入国ポイントになっているかもしれない。 


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