2013年03月13日15時45分掲載  無料記事
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沖縄/日米安保

《twitterから》沖縄屈辱の日がなぜ「主権回復の日」なのか  伊波 洋一 

1952年4月28日を安倍政権が「主権回復の日」と祝うことに沖縄で大きな反発がある。沖縄は米軍統治に切り離され本格的米軍基地建設が始まったからだ。在日米軍基地は未だ主権が回復されず、米軍機が航空法に縛られず全国各地で勝手に低空飛行訓練を繰り返す半占領状態を祝えるか。 
 
昨日衆院予算委で赤嶺政賢衆院議員が「なぜ沖縄県民が屈辱の日を主権回復の日として受け入れなければならないのか」と厳しく追及。安倍首相は「まず(本土が)主権を回復しないと占領が続いていた」と説明。沖縄県民には虚しい説明。「天皇メッセージ」など積極的に沖縄を切り離した。復帰は民衆の力。 
 
「主権回復の日」の開催には占領下で行われた日本国憲法の制定や様々な戦後の改革などの戦後民主主義を否定しようとする意図がある。昨年4月の自民党憲法改正草案と符合。維新石原慎太郎代表、石破自民党幹事長も占領下の日本国憲法制定を否定する。 


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