2013年03月21日22時48分掲載  無料記事
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労働問題

【AIニュース】虐待、搾取、差別に遭う、世界の働く女性たち

 女性であるがための差別や人権侵害は、働く場所でも例外ではありません。男性よりも低い賃金、雇用主の家の中で家事をする労働者への性的虐待など、働く女性たちを取り巻く理不尽な出来事は、現在も多くの国で起きています。(アムネスティ国際ニュース) 
 
これは日本においても同じで、男女間の賃金格差はOECD(経済協 
力開発機構)加盟国の中でも最低です。 
 
 この労働組合アクションでは、アジア、中東各国で起きているこうした女性への虐待、搾取、差別の状況を紹介しながら、サウジアラ 
ビアの移住家事労働者のケースにフォーカスをあてています。 
 
■死刑執行の危機にある、シティ・ザイナブ 
 
 インドネシア人で2人の子どもの母親であるシティ・ザイナブさんは1999年からサウジアラビアのメディナ刑務所に収監されています。 
 
 彼女はサウジアラビアで働く移住家事労働者で1999年9月に雇用主 
を殺害したという容疑で逮捕されました。当時、彼女は精神を患っ 
ていたといわれ、また警察の尋問で殺人を「自白」したともいわれ 
ています。 
 
 サウジアラビアの裁判手続きは、公正な裁判の国際基準からはほど遠いといわれており、脅迫したり、だましたりして得た自白だけで有罪にされてしまうケースが多くあります。 
 
 シティ・ザイナブさんの減刑と適切な法的支援を求め、サウジアラビアの国王あてにハガキを書いてください。 
 
※この労働組合アクションは、アムネスティ日本が、年に一度、労 
働者の権利を守るために、日本労働組合総連合会(連合)と共同で 
行っているハガキアクションです。 
 
▽ 詳細はこちら「世界の働く女性たちは…虐待、搾取、差別」 
http://www.amnesty.or.jp/get-involved/postcard/workers_rights.html?mm=1 


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