2013年04月06日11時53分掲載  無料記事
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松本道弘著「giveとget〜発想から学ぶ英語〜」

  最近の書店で見かけなくなったいい本はたくさんある。松本道弘著「giveと get〜発想で学ぶ英語〜」もそんな一冊だ。英語をもう一度、やり直したい、という人が多いようだが、この本は刺激になるのではないか。というのも、松本氏はgiveと getの2つの動詞で相当多くのことが表現できるばかりでなく、この2語に英語の思考法が集約されていると説いているからだ。この2語をじっくり理解すれば英語の思考が理解できるという。 
 
  例文が豊富に挙げてあり、読むうちに英語の考え方がわかってくる。筆者も初めて英語がわかった、という気がした。英語に対する感じ方がそれまでと一変した。筆者は英語のプロではまったくないが、「giveと get」に触発されたおかげで、英語の学習にはずみがつき、その後英字紙もすらすら読めるようになった。 
 
  著者の松本氏は当時は日商岩井に勤務する商社マンで、毎日仕事柄英語の新聞雑誌を読んでいた。新書で「TIMEを読む」という本も書いている。しかしながら、一冊を選ぶなら「giveとget」だろう。 


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