2013年04月07日00時02分掲載  無料記事
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【人びとのタイ】(20)クラブリーの波止場裏で   岡本和之

アンダマン海から溺れ谷状のクラ川が奥深く入り込んだ、クラ地峡西端に位置するラノーン県クラブリー。そのクラブリーの波止場裏で見かけた舟作り。こういう手作りの場がまだ残っているとホッとする。 
 
クラ地峡最狭部の幅はわずか44キロメートルしかなく、タイの歴史学者の中には先人たちがアンダマン海とタイ湾の間の峠を舟を担いで越えていたという説を唱える人がいる。にわかには信じられないが、夢のある話だ。 


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