2013年06月25日21時22分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201306252122402

核・原子力

ニューヨークタイムズが報じた日本の原発政策

  安倍政権の原子力政策についてニューヨークタイムズは6月20日付けの新聞(国際版)で新たな原発の規制案が出来たこと、7つの電力会社が合計13の原子炉再稼働の申請をするつもりだということ、そして野田民主党政権時代に掲げられていた原発廃止の目標が取り外されたことを報じた。 
http://www.nytimes.com/2013/06/20/world/asia/japan-nuclear-safety-guidelines.html?_r=0 
  この中で前の野田民主党政権は再稼働の方向に進んでいたものの2040年までに原発廃止を目標にしていた。一方、安倍政権が出したエネルギー白書には原発廃止目標は入っていないことを伝えた。 
 
  記事では新たな規制の導入で、早ければ来年初旬には再稼働が可能となる見通しだとしている。 
 
 
■民主党ウェブサイトより 
 
  2012年発表の政策。「野田内閣は9月14日に開いたエネルギー・環境会議で2030年代に原発稼働ゼロ」とすることを目指した「革新的エネルギー・環境戦略」を決定。今後のエネルギー・環境政策については同戦略を踏まえて遂行することを19日に閣議決定した。」http://www.dpj.or.jp/article/101490/2030%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E3%81%AB%E5%8E%9F%E7%99%BA%E7%A8%BC%E5%83%8D%E3%82%BC%E3%83%AD%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%81%B8%E3%81%82%E3%82%89%E3%82%86%E3%82%8B%E6%94%BF%E7%AD%96%E8%B3%87%E6%BA%90%E6%8A%95%E5%85%A5 
  同ウェブサイトによれば昨年暮れの衆院選で菅直人氏はこう演説したとされる。 
 
  「わが民主党は2030年代に原発稼動ゼロを可能とするよう、ありとあらゆる政策を実行すると言ったとき、自民党は原発ゼロを目指すのは無責任だと主張した」と菅最高顧問は指摘。そのうえで「今度の総選挙は原発ゼロを目指す民主党を再び政権を担わせるのか、それとも原発ゼロを目指すのは無責任だと主張する自民党なのかを皆さんによって選択していただくのが最大の争点」 
 
 報道によれば民主党はこの夏の参院選でも昨年の衆院選で掲げた2030年代に原発をゼロにする目標を盛り込んでいる。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130625-00000041-asahi-pol 


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