2013年08月22日12時32分掲載  無料記事
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アジア

世界のベタ記事から  尖閣諸島周辺

   8月18日日曜早朝、日本のナショナリストの活動家と漁業者合わせておよそ20人が5隻の小船に乗り込んで中国と領土問題になっている小さな島々(尖閣諸島)に向かった。彼らの行動は日本の海上保安庁によって厳しく監視された。この日、中国側のパトロールがなく、トラブルは起こらなかった。 
 
  彼らは島には上陸せず、船上で釣りを行った。もし彼らが島に上陸したら自国の領土と考える日本の法律にも違反することになるが、一方、島を自国の領土であると主張している中国側も国境侵犯と見ただろう。ニューヨークタイムズ国際版より。 
 
  見出しを入れて25行のベタ記事だが、写真が添えてあるのがいつもと違う。そこには島に向けて船出している日本のナショナリスト活動家の写真(AP)が添えてある。写真のキャプションには’About 20 people sailed from Japan on Sunday'とある。これは日本から見ると’from Japan’というところが目に留まる。つまり、米国の国際紙ニューヨークタイムズは尖閣諸島問題を報じるにあたって中立に立っている、ということである。それが「フロム ジャパン」という説明に象徴されている。尖閣諸島が日本領と言う認識に立つなら、尖閣諸島も日本の一部だから「from 」という単語を当てなかったはずである。だからと言って、中国領としているわけでもない。「from」という言葉は現在日中間でその帰属をめぐって係争中、という認識に立った表現だろう。米国は安倍政権の発足以来繰り返し、中国・韓国を挑発しないように警告を発している。 
 
  この日、中国側のパトロールがなかったのは挑発に乗らないためだったのか、単にそういう状況がないのが普通なのか、そのあたりの事情は不明である。だが、このところ中国側が日本を挑発しないように配慮しているという新聞記事を読んだことがある。 


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