2013年09月17日06時19分掲載  無料記事
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コラム

化学兵器撤廃条約より、全兵器撤廃条約を

  シリアが化学兵器全廃に向けて動き出すことになった。化学兵器とか、核兵器とか、地雷とか、クラスター爆弾とか、ある種の兵器に限って撤廃したり、拡散を防止したりする条約が結ばれる。カラシニコフ銃などの通常兵器は公認され、こうした兵器は残虐だということで規制される傾向にある。 
 
  しかし、多くの人は心の奥でこう思っているのではないだろうか。化学兵器が条約で撤廃できるなら、クラスター爆弾が条約で撤廃できるなら、地雷が条約で撤廃できるなら、兵器まるごと条約で撤廃できるのではなかろうか、と。 
 
  戦争では素手で戦う、という風に国連で決めてはどうなのだろうか。それができないのは、軍需産業に金が入らないから、という以外の理由が思い浮かばないのだが。格闘技の方が人間の真の力が試される。もともとオリンピック種目の砲丸投げもやり投げもレスリングもマラソンも戦争のためのものだった。その時代に比べると、現代の戦争は金のある国が圧倒的に有利になっている。戦闘の死者の数を比較してみれば明らかである。金の力に基づいた兵器の格差が戦いの価値を貶めていると言われている。 


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