2013年12月30日14時14分掲載  無料記事
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【人びとのタイ】(32) 国境の市場の子どもたち 岡本和之

 カンボジアとの国境の街アランヤプラテート。国境ポイント脇にあるローンクルア市場で働いているのはほとんどが毎朝国境を越えてやって来るカンボジアの人たち。児童労働に対する法規制で以前よりは少なくなったが、今でもカエルの皮むきや魚のすり身作りなどの仕事で子どもたちが働いているのを目にする。 
 
 タイでは2013年1月1日からこれまで地域によってバラバラだった最低賃金が全国一律1日300バーツに引き上げられるが、ところによっては2倍近いアップとなり、零細雇用主たちは反発している。 
 
 また、「正規」労働者が賃金上昇の恩恵を被る反面、「非正規」の移住・越境労働者や請負労働者との格差問題が激化する可能性は否定できない。 


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