2014年04月30日12時43分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

219回 ウクライナで戦争が始まるヨ!!

1989年、ベルリンの壁がなくなり、 
冷戦構造が、そしてソ連があっけなく崩壊 
資本主義のアメリカと、共産主義のソ連の両盟主が 
にらみあい核をもって対立している時代に終止符がうたれた 
 
その対立はキューバで噴出 
キューバ危機は米ソの全面核戦争に発展しかねなかったのである 
なんとか人類が生き延びたのは奇跡的なことであった 
だが今、その悪夢がよみがえっているかのようである 
 
混乱するウクライナをめぐるロシアと米欧の対立 
超大国の夢よ、もう1度とばかりプーチンのロシア 
もう一方のアメリカの、世界の警察官役はもうごめんという 
オバマの「弱腰」が幸いして、武力衝突はさけられているとはいえ 
戦争というのはひょんなことで始まり、 
あれよ、あれよという間に 
本格的な争いに発展しかねない 
 
まさか核戦争なんてことにならないだろうというのは 
甘すぎると言うもの、人類は戦争という愚行をくりかえしてきた 
愚かとはいえ核を作り出した人間の知能 
戦争に勝つためには核の使用だって躊躇しないのが 
人間の戦争文明の中の国家というもの 
核にいだかれ続けているかぎり 
人類は自らを滅ぼしかねないのである。 


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