2014年09月27日16時24分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201409271624436

国際

フランス人の渡航危険40か国 〜リベラシオン誌〜 グローバル時代の第二章

  フランソワ・オランド大統領のもと、フランスはマリやイラクなどに軍事介入を行ってきた。その結果〜リベラシオン誌によると〜海外渡航中のフランス国民がイスラム国とイスラム聖戦主義者グループから報復を受ける危険が高まっているとして、渡航危険国家40か国がこの度、フランス外務省によって指定された。モーリタニアからパキスタンにかけて、ところどころ、赤くないところもあるが、かなり赤くなっている。しかも、中東・アフリカに限らない。インドネシアやフィリピンまで赤くなったのだ。 
 
http://www.liberation.fr/monde/2014/09/27/pour-les-voyageurs-francais-la-planete-retrecit-un-peu_1109224?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter 
  リベラシオンはこの記事を「フランスの旅行者にとって世界は少し小さくなった」と見出しをつけた。フランス人だけではなく、米国人や英国人、そして恐らく日本人にとっても今後、海外渡航の危険が増していくだろう。リスクが高まれば保険料も高まり、今後その地域でのビジネスも経費が高騰するものと予想される。グローバリズムの第二章がページを開いたかのようである。 
 
  このことは「外国」に関する事柄だけでなく、フランスの「内政」をも変えていくだろう。フランスで今、この問題で勢力を増しているのは右翼政党のフロント・ナショナル(FN=国民戦線)である。 
 
 
■「フランスの第一の政党」 国民戦線党首マリーヌ・ルペンが勝利宣言 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201405290824314 
 
■今日のフランス地方選2 〜フランス第二の都市マルセイユの場合〜 7000人収容のフランス最大のモスク建設計画が進行中 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201403231152080 
 
■今日のフランス地方選1 〜右派政党が躍進か? 〜社会党(PS)vs 国民運動連合(UMP)vs 国民戦線(FN) 三つ巴の戦い 2017年大統領選の前哨戦 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201403231114400 
 
■「国境なき記者団」創設者のロベール・メナールが‘極右’政党FNの支援で立候補 〜2014年のフランス市町村議員選挙〜FN「価値観を共有」 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201312130024405 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。