2015年01月07日22時03分掲載  無料記事
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欧州

フランスの風刺週刊誌 Charlie Hebdo の事務所がテロリストに襲撃される 死者12名以上か

  パリの風刺雑誌として知られる週刊チャーリー(Charlie Hebdo)が覆面の二人組に襲われ、銃撃を受けた。警官2名を含む12人が殺された模様。編集長も死亡したようだ。また著名な漫画家カビュ(Cabu)氏も死亡。犯人は逃走した。 
 
  フランスの新聞によると、「預言者のために復讐した!(nous avons venge le prophete! )」と叫んだとされ、未確認だが、犯人がイスラム教徒の可能性もある。 
 
  週刊チャーリーはしばしばイスラム教原理主義を風刺したことでも知られる。とはいえ、彼らが風刺の対象としたのはイスラム教原理主義に限らないのだが。 
 
  フランスはオランド大統領のもと、アフリカ・サヘル地域でのイスラム教原理主義武装組織の制圧(セルバル作戦)や、イスラム国を対象としたイラクでの空爆などを行ってきた。そのため、イスラム教原理主義武装組織はフランスに報復攻撃を仕掛けると宣言しており、テロ対策が重要なテーマとなっていた。今回の事件に関しては目下、背後関係を調査中だ。オランド大統領が襲撃事件にすぐに反応したらしく、フランスの今後の政治社会状況に大きな波紋を与えることは間違いない。 
 
http://www.lesechos.fr/politique-societe/societe/0204060137070-en-direct-fusillade-au-siege-de-charlie-hebdo-1081010.php# 
 
 
■フランス、イラクで初の空爆 対イスラム国の有志連合 
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0HE13H20140919 


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