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特集欧州大規模デモの根底にあるもの~チャオ!イタリア通信 10月、ヨーロッパでは各国で大規模デモが行われている。スペインでは、高騰する家賃に抗議するデモ、フランスでは教育環境の改善を求める高校生たちのデモ、イタリアでも物価高騰に抗議するデモが行われている。10月17日には、ミラノ、トリノ、ボローニャでデモに参加していたグループが暴動を起こす騒ぎがあった。特に、ミラノでは街の中心となる大聖堂広場の近くで、店が破壊されるという騒動があった。(サトウノリコ=イタリア在住)(2026/11/02) メローニ内閣ブルカ・ニブカ着用禁止政令の裏側~チャオ!イタリア通信 例年通り8月は日本に里帰りをしておりました。9月にイタリアに帰ってきたら、電車とバスの料金が値上がっており、さらにガソリンの料金も1リットル2ユーロ以上。日本円で言えば、1リットル360円以上です。ショックです。1カ月日本で色々なものが安いなと思って過ごしていたら、こんなことになっていました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2026/09/28) 選挙法改革案の否決と支持率が低迷する中道右派たち~チャオ!イタリア通信 7月14日、下院で与党が提案した選挙法改革案が賛成187反対188で否決された。秘密投票で行われた採決では、与党内部から法案反対者がでたということだ。(サトウノリコ=イタリア在住)(2026/07/22) 極右政党「国家の未来」はイタリアをどこへ導こうとしているのか~ チャオ!イタリア通信 今年2月に元陸軍将軍ロベルト・ヴァンナッチ氏が「国家の未来」という新党を作り、「同盟」を上回る支持率を上げている。「コリエッレ・デッラ・セーラ」紙の調査によると、「国家の未来」の支持率は6%で、「同盟」の支持率は5.6%にとどまっているとのこと。ヴァンナッチ氏は、元「同盟」のメンバーであったが、「国家の未来」は党設立から初めて「同盟」の支持率を上回った。(サトウノリコ=イタリア在住)(2026/07/04) モデナの事件で思ったこと~チャオ!イタリア通信 5月16日、モデナ市(エミリア・ロマーニャ州)の中心街で一台の車が歩行者たちに突っ込むという事件が起こった。7名の負傷者、その内2名は重傷という事件だった。車を運転していた男は、歩行者たちに突っ込んだ後、車を乗り捨てて歩いて逃げたが、その場にいた4,5名の人たちに追いかけられ、捕まった。(サトウノリコ=イタリア在住)(2026/06/03) 今年の4月25日 イタリア解放記念日に思うこと~チャオ!イタリア通信 81年前の4月25日、イタリアはファシズム、ナチズムからの解放された。この日は、イタリアにとって、特別な祝日である。毎年、ローマでは「祖国の祭壇」と呼ばれる巨大なモニュメントで式典が行われる。(サトウノリコ=イタリア在住)(2026/05/04) 国民投票の結果とその後、メローニ政権への逆風~チャオ!イタリア通信 22日、23日に渡って行われた、司法改革のための憲法改革の是非を問う国民投票は、賛成が46.26%、反対が53.74%でメローニ政権が提案した改革案は否定された。20の州のうち17の州で反対票が賛成票を上回った。カンパーニャ州では65.22%の反対票だった。(サトウノリコ=イタリア在住)(2026/04/02) 右派政権の選挙法改革案~ チャオ!イタリア通信 2月26日、現政権のメローニ首相が党首を務める「イタリアの同胞」「同盟」などを中心とした、中道右派グループが署名した選挙法改革案を国会に提出した。今後、国会で議論が行われる予定だ。この選挙法案には、野党からも知識人たちからも懸念が出ている。(サトウノリコ=イタリア在住)(2026/03/04) 冬季オリンピック2026年 聖火ランナー選出の裏で・・・~チャオ!イタリア通信 冬季オリンピック開催日があと2週間を切った。2月6日から22日、ミラノとコルディーナ・ダンペッツォで開催される。イタリアで行われるのは、トリノ冬季オリンピック以来、20年ぶりだ。日本人にとっても、トリノ冬季オリンピックは忘れられないオリンピックではないだろうか。スケートで日本人初の金メダルを取った、記念すべきオリンピックだった。(サトウノリコ=イタリア在住)(2026/01/29) 2026年の予算案・・・未来が見えないとストライキ~ チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 今、イタリアでは来年の国予算案が議論されています。予算案の信任投票は12月30日に行われるため、連日各党の動きが報道されています。先日12日には、この予算案に対する全国ストライキが行われました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2025/12/23) 伝説の湖トラジメーノと中世の街ペルージャ~チャオ!イタリア通信(サトウノリコ)
イタリア中部に位置する湖トラジメーノには、伝説がある。旅の途中、湖で泳いでいた王子トラジメーノを見た妖精のアッジラが、王子の美しさに驚き、彼を誘惑しようと歌い誘う。湖の真ん中に泳いでやって来た王子は、その歌声に眩暈を起こし、溺れ死んでしまった。そこから、この湖はトラジメーノと呼ばれるようになったというのだ。(サトウノリコ=イタリア在住)(2025/12/03)
サッカー大国イタリアで野球~チャオ!イタリア通信
イタリアはサッカー大国ですが、実はイタリアでも野球をしている人たちがいます。
(2025/11/03)
中学校始まる!~ チャオ!イタリア通信 9月から、我が家の双子が中学校に通い始めました。小学校5年間、長かったような短かったような、、。中学校は3年間なので、あっと言う間に過ぎるよ、と上に兄弟がいる同級生のお母さんから言われました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2025/10/01) 日本とイタリアの教育事情~ チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 筆者は、ただいま恒例の夏休み里帰りで日本にいます。日本に帰ってくると、必ず会う友達が二人いるんです。付き合う中で、皆結婚、出産を経験し、今一人は高校受験、もう一人は中学受験の真っ只中。去年辺りから会うと、二人は受験の話なのですが、私はポカンと聞いてるだけ。イタリアには、日本のような受験がないので、イタリアにいる日本の友達も私と同じ状況です。(サトウノリコ=イタリア在住)(2025/08/30) サトゥルニア温泉にて思うこと~チャオ!イタリア通信(サトウノリコ)
先日、家族とサトゥルニア温泉に行ってきた。温泉の名前の由来は、サトゥルヌス。ローマ神話に出てくる農耕の神で、スペイン画家、ゴヤの「我が子を食らうサトゥルヌス」という絵画でも有名である。(サトウノリコ=イタリア在住)(2025/07/24)
チャオ!イタリア通信~小学校の卒業式
イタリアの卒業式は、賑やかで自由!!
(2025/06/24)
イタリア現代史ミステリー第2弾「ウスティカの悲劇」(その4最終回)~ チャオ!イタリア通信 <隠された真実> (2025/06/20) 教皇フランチェスコが与えた影響~チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 4月21日、イタリアでは「パスクエッタ」と呼ばれる「パスクワ(復活祭)」の次の日に、教皇フランチェスコが亡くなった。その一週間ぐらい前から体調が悪く入院していた教皇フランチェスコ。入院してから、毎日のようにその体調を報じるニュースがトップニュースだった。その様子を見て、私は昭和天皇を思い出してしまった。(サトウノリコ=イタリア在住)(2025/05/09) ナポリ散策〜フィレンツェとは違う文化に触れる〜チャオ!イタリア通信(サトウノリコ)
先日、家族でナポリに行ってきました。というのも、イタリアに来た時からポンペイに行きたくて、「死ぬ前に行きたい」と夫に言ったら、苦笑いされてしまいました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2025/05/02)
イタリア現代史ミステリー第2弾「ウスティカの悲劇」(その3)~チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) <当時の国際情勢> (2025/04/14) イタリア現代史ミステリー第2弾「ウスティカの悲劇」(その2)~チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 事件当時、ローマの検察官だったジョルジョ・サンタクローチェが事件の捜査を担当する。サンタクローチェは、1980年11月にワシントンに赴く。アメリカ海軍の元戦闘機操縦士で航空レーダー分析の専門家であるジョン・マッキンドルにレーダー分析をしてもらうためだ。(サトウノリコ=イタリア在住)(2025/03/14) イタリア現代史ミステリー第2弾「ウスティカの悲劇」(その1)〜チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 人は自分がどんな世界に生きているかなど、普段意識したことはないだろう。朝起きて、仕事に行き、そして仕事が終われば家に帰る。その繰り返しの中で、日常生活に埋没してしまうのが普通だ。しかし、時に自分を取り巻く世界がどんな世界なのか、それを嫌でも思い知らされることがある。「ウスティカの悲劇」はそんな事件である。(サトウノリコ=イタリア在住)(2025/02/28) 港町・リヴォルノ散策~チャオ!イタリア通信(サトウノリコ)
我が家の子どもたちも12月20日に小学校の授業が終わり、17日間の冬休みに突入しました。イタリアでは、12月25日クリスマス、26日聖ステファノの日、1月1日はお正月、1月6日はエピファニアと言われる祝日です。なので、1月6日までずっと冬休みになります。親たちは、だいたいカレンダー通りの休みなので、1月2日から働くのが通常です。(2024/12/30)
メローニ政権の「アルバニア・モデル」はどこへ行くのか~チャオ!イタリア通信 (サトウノリコ) 11月初め、テレビを見ていたら、ニュース番組でイタリアの軍艦が数名の人を乗せて港に入ってくる映像を見て思わず笑ってしまった。一緒に見ていた夫も、「笑っちゃうね」と苦笑いをしていた。何のニュースかと言えば、イタリア政府がアルバニアの都市シェンジンとグジデルに移民センターを建設し、そこにイタリアから移民たちが移送されてくるというシーンだったのだ。大きな軍艦にたった8名の移民を乗せている場面は、何だか映画のワンシーンかと思わせる、大袈裟なシーン。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/12/09) 代理母出産は本当に違法なのだろうか ~ チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 10月25日、ブエノスアイレスの空港で二人のイタリア人とアルゼンチンの女性が出国を止められた。二人のイタリア人は、10月10日生まれた生後15日の女児を連れてイタリアに帰るところだった。出国を止められた主な理由は、アルゼンチン人の女性にあった。彼女は、イタリア人カップルのために、代理母として女児を出産したからだ。(2024/11/02) 学校給食が危ない!?~チャオ!イタリア通信(サトウノリコ)
長い長い小学校の夏休みが終わりました。やっと始まった学校ですが、娘のクラスでは、保護者たちのグループチャットである問題が炎上。というのも、一人のお母さんが「息子が給食を食べないけど、皆の子どもたちはどう?」というメッセージを書いた途端、その日のうちに100通ものメッセージが・・・。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/10/01)
世界一美しい帆船に乗る~ チャオ!イタリア通信(サトウノリコ)
筆者は、恒例の夏休み里帰りをしています。そんな中、夫がイタリアの帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」が東京国際クルーズターミナルに停泊するというニュースを見て、さっそく家族で船を見に行きました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/09/03)
夏休みに起こる悲劇〜チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 7月18日、ヴェネツィア市で1歳半の女の子がお父さんの車の中で死亡するという事故がありました。お父さんは仕事に行く途中で、女の子を保育園か親戚に預けるのを忘れてしまったのが原因です。日本でも時々起こる事故ですが、どうして親が子どものことを忘れるんだろうと信じられない話ですよね。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/07/23) G7終わる。そして、インド人移民の死 チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 6月13日から15日までの期間で、プーリア州で行われたG7。ウクライナのゼレンスキー大統領やローマ教皇などが参加したりと、それなりの話題はあったが、G7前に行われた欧州議会選挙で極右政党に負けたフランスの話題が、今でも続いている。極右政党は28歳の若い大統領候補者を掲げて、マクロン大統領率いる与党打倒に必死なようだ。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/06/26) グローバル戦闘航空プログラムの行方は?〜チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 2022年12月にイタリアは日本、イギリスとのグローバル戦闘航空プログラム(以下、GCAPと書く)の共同宣言に署名する。メローニ内閣が成立して2カ月後のことであるGCAPは、日本、イタリア、イギリスによる第6世代ジェット戦闘機の開発プログラムであり、イタリアとイギリスで運用されているジェット機ユーロタイフーンと日本の航空自衛隊のF2を置き換えることを目的としている。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/06/03) 日本で亡くなったイタリア人 ジャンルカ氏を悼む〜チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 2年前の11月にイタリア人、ジャンルカ・スタフィッシ氏が出入国在留管理庁の収容所で亡くなるという事件が起こりました。私はこのニュースをたまたま見ていたYOU TUBEのニュース番組(日本のニュース番組)で知りました。今回、ネットを調べてみると、このニュースは2年前ジャンルカ氏が亡くなった当時にネットで報道されていましたが、イタリアのテレビのニュース番組などでは取り上げられた記憶はありません。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/05/02) 教育大臣、イタリア語文法を間違える!〜チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 今年の3月30日、イタリアはパスクワと呼ばれる復活祭の日です。イタリアの学校は、このパスクワの前後1週間が短いバカンスとなります。パスクワは、クリスマスに次いでキリスト教では大切な日になります。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/04/02) サンレモ音楽祭レポート 今年は若いアーティストが活躍〜チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) イタリアでは毎年2月上旬にサンレモ音楽祭が行われます。今年は2月6日から10日に行われました。リグーリア州のサンレモ市、アリストン劇場で午後9時から午前2時までです。夜遅くまでやっているので、午後11時ぐらいまでしか見れませんが、開催されている5日間はニュース番組もその話題で盛り上がります。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/03/01) 17年住んでも、納得いかないこと〜チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 2007年に結婚してイタリアに住み始め、早17年にもなりますが、どうしても納得のいかないことがあります。それは、医療制度。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/02/01) イタリア年金こぼれ話〜チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 日本でも少子化問題が深刻だと思いますが、ここイタリアでも少子化問題は深刻です。少子化ということは、長年言われていますが、年金問題にも関わってくるわけです。今回は、イタリアの年金についてです。(サトウノリコ=イタリア在住)(2024/01/01) 一人の女の子の死から考える―「女性に対する暴力撤廃の国際デー」〜チャオ!イタリア通信(サトウノリコ) 11月25日は、「女性に対する暴力撤廃の国際デー」でした。イタリアでも毎年この活動が行われていますが、今年は特に多くの若い女性が集会に参加し、スーパーの前でも「国際デー」をアピールするチラシが配られるなど、今までにない活動が見られました。 (2023/12/03) AFPSコミュニケ 「ガザの偉大な女性に対してフランスの内務大臣が出したひどい退去命令」 フランス・パレスチナ連帯協会(AFPS)は、フランスの内務大臣がマリアム・アブダカ氏に出した退去命令に対して、これ以上なく強い抗議をしています。マリアム・アブダカ氏は偉大なパレスチナ人の女性で、その取り組みは広く知られ、尊敬されています。 (2023/10/21) パリのトコジラミとモスクワの『南京虫』(マヤコフスキー作)
トコジラミがフランスで大流行し、国会でその対処をめぐって議論が起きています。トコジラミは別名、南京虫。この名前は、私の世代には〜かつて文学青年だったような人々には〜たぶん、懐かしい響きがあるように思います。ロシアの詩人、マヤコフスキーが書いたSF喜劇『南京虫』は、1980年代までは大きな書店では書棚に置かれていた一冊だったと記憶しています。(2023/10/04)
トコジラミがフランスで問題に 来年のパリ五輪への試練1
トコジラミという成虫で5ミリから8ミリ程度の小型吸血昆虫がフランスで大きな問題になっています。家庭、病院、学校、老人施設、刑務所、映画館、電車などに増えていると言うのです。これがかゆみや不快感で睡眠障害などの健康障害を引き起こすと、野党「服従しないフランス」(LFI)の下院リーダーであるマチルド・パノ―議員が議会やラジオなどで訴えています。しかも、殺虫剤でも薬剤耐性を獲得するという悪循環があると言うから面倒です。(2023/10/03)
ビッグサイズな野菜たち〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ イタリアも朝晩はだいぶ涼しくなり、秋らしい空気を感じるようになりました。この時期に出回るのは、果物ではブドウですね。ブドウの種類としては、シャインマスカットのような薄緑色のブドウと巨峰のような濃い紫色をしたブドウの二種類があります。日本では、最近シャインマスカットという大粒のブドウが出回ってますが、イタリアのブドウは、その小粒版という感じです。(サトウノリコ=イタリア在住)(2023/10/02) 旧ソ連=ウクライナの腐敗の深度 将来の欧州連合入りの障壁 ウクライナの国防大臣が国防省の汚職・腐敗の責任を取らされて更迭されたが、ウクライナ政府内の腐敗は深刻なレベルで、欧州連合入りするには大きな壁になっているらしい。アメリカの公共放送PBSではそのことが報道されている。(2023/09/05) イタリアから里帰りで思うこと〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 今回、筆者は里帰りで日本に来ています。毎年一度の里帰り生活は、今年で16年目になりました。いつも一カ月ほどの滞在ですが、最初の1週間から2週間は、少し浦島太郎状態で、日本の生活に慣れる期間です。その後は、だんだん慣れてきて、ずっと日本に住んでいるような気分になってきます。そんな快調な気分の時に、イタリアに帰ることになるので、毎回後ろ髪を引かれる思いで帰ることになります。(サトウノリコ=イタリア在住)(2023/09/02) 観光省大臣サンタンチェ氏 もう一つの裏の顔〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 前回の記事に引き続き、7月5日に上院でサンタンチェ氏の演説が行われた。主に報道番組「レポート」で告発された内容に対する回答とも言える。(サトウノリコ=イタリア在住)(2023/07/31) 革命を怖れるマクロン大統領 革命記念日に警官13万人を動員して「国民を守る」 7月14日はフランスでは革命記念日ということで、毎年、与党がどこであれ盛大に祭りを繰り広げてきた。しかし、今年は例年になく、ものものしい事態になっているらしい。というのも、今年になってから年金制度改革への大規模ストライキがあり、さらに警察官が17歳の少年を射殺した事件への怒りの暴動もあったばかりだからだ。「服従しないフランス」(LFI)の国会議員グループのリーダーのマチルド・パノ下院議員はツイッターで、マクロン大統領とボルヌ首相が革命記念日の前夜と当日に最大13万人の警官と憲兵を動員して「フランス国民を守る」としていることに疑問を呈している。(2023/07/13) 観光省大臣、窮地に! チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 観光省大臣であるダニエラ・サンタンチェ氏が自身の会社経営に関して、コンソブ(COMSOB 全国企業と証券取引所委員会)とミラノ検察庁から捜査を受けている。虚偽の会計、従業員への未払い、パンデミック中に企業に支払われた資金の不正使用などである(サトウノリコ=イタリア在住)(2023/07/01) 2023年4月15日ー原発にアデュー!ドイツの脱原発がやっと完了 グローガー理恵:ドイツ在住 2023年4月15日、ドイツで稼働中だった最後の3基の原子炉 ー バイエルン州のイザール原発の原子炉II、バーデン=ヴュルテンベルク州のネッカーヴェストハイム原発の原子炉II、ニーダーザクセン州のエムスラント原発 ー が永久停止され、送電網から外された。これによって、ドイツでは63年ぶりに原子力発電の時代に終わりを告げる。この歴史的な脱原発完了の裏には、過去50年間、雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けず、反核運動のために、ねばり強く、忍耐強く、頑強に闘ってきた、ドイツ市民団体の尊い姿があることを私たちは忘れてはならない。(2023/06/17) 新作映画「誘拐」で描かれたローマ教皇が絡む事件〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 今年のカンヌ映画祭でコンペティション部門に出品されたイタリア映画「誘拐」は、1857年に実際に起きた事件をもとに作られている。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2023/06/06) ロロブリージダ氏と風刺画〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 農業省大臣フランチェスコ・ロロブリージダ氏の発言が物議を呼んでいる。 (2023/05/05) メローニ政権の本性暴かれる〜チャオ!イタリア通信 サトウ・ノリコ 2月25日の未明から26日の朝にかけて、カラブリア州クロトーネ県クトロ町の沿岸で難民を乗せた船が難破し、67名が死亡するという事故がおこった。その中には、1名の乳児と12名の子どもたちが含まれる。死亡者は、3月21日の報道で91名、そのうち未成年者は35名となっている。この船は難破した日から4日前にトルコを出発した。難民は、アフガニスタン、イラン、パキスタン、シリアなどから来ている。(サトウノリコ=イタリア在住)(2023/04/03) フランスの民衆の闘争がサント=ソリーヌの巨大貯水場計画への反対へ 〜背後には気象変動・夏の渇水による農民の危機と大手穀物企業〜 年金制度改正問題で大揺れに揺れたフランスで、新たな民衆の闘争として注目されたのがフランス西部のサント=ソリーヌの巨大な貯水場建設計画の問題だった。実は、私はデモ隊と警察隊が緑のぬかるみ的な田園地帯で対峙し、ここでも再び乱戦模様になっている様子の動画や写真をSNSなどで見た。しかし、最初は何が起きているかわからないままだった。(2023/04/02) フランスのボルヌ首相が年金制度改正案でも49条3項という非民主的手段を採択すると告知 〜安倍政権化するフランス政府〜 ついにボルヌ首相がこれまでも連続して続けてきた憲法49条3項を使い、下院の議決をすっ飛ばして年金制度改正法案をごり押しする手段に打って出た。年金受給年齢を2年引き上げると言うだけでなく、男女差別の問題など様々な問題があるため、1月以来、100万人規模の大規模反対デモやストライキが繰り返されてきた。これはボルヌ首相に49条3項を今度も使ったら、ただじゃ済まさない、という示威運動だったのだが、マクロン大統領とボルヌ首相は強気で来た。野党陣営は国会で、ラ・マルセイエーズを歌い、抗戦の意志を示しており、24時間以内に内閣に対する不信任動議が出されて、採決される。不信任案が勝てば内閣解散になり、法案も流れる。しかし、不信任案が否決されれば法案が通ってしまうのだ。(2023/03/17) 政権批判の替え歌グループもひっぱりだこ Les Goguettes 昨日、マクロン大統領たちによる年金制度改革に反対しているAttacのLes Rosiesたちによる替え歌闘争をご紹介しましたが、今日はプロフェッショナル的に今ひっぱりだこになっているフランスの政治的な替え歌のパフォーマンス集団をご紹介します。ゴゲットという4人組の男女です。以下は、「マクロンは何一つ手放さい!」という風刺ソングです。資本家とマクロン大統領や仲間たちの思いを歌っています。(2023/03/16) フランスの年金制度改革反対の最前線にAttacの女性たち〜替え歌とダンスで盛り上げ市民100万人単位の動員の起爆剤となる フランスでは年明け早々、エリザベット・ボルヌ首相が年金制度改革案を発表して以来、反対のデモやストライキが再び盛り上がりを見せました。1月には控えめな内務省発表の数字でも全仏で100万を超える動員を繰り返し見せました。そして、3月7日に至っては主催者発表で300万人超の動員を見せており、CGTやATTACなどの主催団体は廃案に追い込む本気度を見せてきました。(2023/03/15) 3月7日のデモに備える女性たち 年金制度改革反対デモ フランスでは政府の年金制度改革法案が発表された1月以来、100万人単位の大規模デモが何度か行われてきました。明日、3月7日にも予定されており、これで政府案を廃案に追い込むという勢いです。この政府の改革案で最も不利になるのが女性です。というのは、女性は非正規労働者の割合が圧倒的に高く、出産と子育てでも就労期間に穴があくことが多く、年金の掛け金を払える時期が男性より短いため、政府案で満期まで働こうとすると(この改革でフランス政府は満期を64歳に変更しようしていますが)、非正規ゆえに満期まで掛け金を払うには67歳、あるいはそれ以上まで働かなくてはならないとされます。(2023/03/06) 「スーパーボーナス」の是非〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 最近の当地では、こんな名前の制度が問題になっている。これは、2020年第二次コンテ政権の際に成立した政令であり、コロナ禍により経済成長が見られない建設部門を援助するのが目的だった。環境エネルギー安全保障省が管轄しており、スーパーボーナスを利用できるのは個人、法人である。(サトウノリコ=イタリア在住)(2023/03/02) 30年間指名手配のマフィアのボスが逮捕される!〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 1月16日に、マフィアのボスであるマッテオ・メッシーナ・デナーロが国家警察の特別作戦班により逮捕される。30年間指名手配されていたマフィアのボスである。(サトウノリコ=イタリア在住)(2023/02/02) フランス人が大規模な年金改革法案反対デモに託した思い フランスで昨日、歴史的な規模の市民のデモが行われました。パリ現地時間の31日の朝からツイッターでも続々と各地での参加者の模様と参加人数が報じられていきました。どこどこで3000人、どこどこで何万人という具合です。ともかく、昨日のデモは動員の数が大きな目標になっていたことは間違いありません。社会党第一書記のオリヴィエ・フォールは「これなら成功と言えるだろう」と日中、ツイートしました。実際、主催者の1つでもある労組CGTは全国で参加者は280万人と発表しました。フランス内務省は128万人と約半分の数字を掲げ、日本のメディアは主催者ではなく、取り締まる側の内務省の数字をそのまま記載していました。(2023/02/01) パリだけで50万人が31日の年金改革法案抗議デモに参加 全土で280万人が参加 年金改革法案に反対する民衆の意志を示すために1月31日にフランス各地で反対集会やストライキが行われた。パリでも広場や通りを市民が埋め、野党発表の数字ではパリだけで50万人が参加した。(2023/02/01) マクロン大統領が近い将来の下院解散を示唆 選挙での敗北で国会運営に支障 ボルヌ首相は49−3という非常手段の連続 本日、年金改革案に反対する労働組合と市民による大規模デモが行われるフランス。2022年の下院議員選挙で議員数を減らして過半数を割ったマクロン大統領の「前進」は、ボルヌ首相によって49−3という下院での議論と評決をすっ飛ばして予算案や法案を作成する非常手段を続けてきた。この年金改革案でも野党の反対が強く、法案を通すなら、またまた49−3という下院での議決を飛ばすしかないだろう。しかし、これほどの重要法案を国民の代表である下院の議決をすっとばして通してしまえば、もはや政府は国民の信頼を永久に失ってしまうだろう。そもそも、世論調査でも圧倒的多数の国民が反対しているのだ。(2023/01/31) 1月31日にフランス政府の年金改革法案(年金受給年齢62歳→64歳)に各地で反対の大規模ストライキ 前回100万人超の参加者となったマクロン大統領のもとで進行中の年金改革案に反対の労働者・市民が、明日1月31日、再び大規模ストライキを計画中です。パリだけでなく、各地で行われて、民衆の力を見せる模様。(2023/01/30) 航空会社の対照的な対応〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 読者の方は、筆者の家族が夏休みに日本に帰国中にコロナに感染したことを覚えているでしょうか?日本からイタリアに戻ってきて、4か月近くが経ちました。夏休みの里帰りはコロナもあり、旅行保険に入ったのですが、今だに保険会社との交渉が続いています。(サトウノリコ=イタリア在住)(2023/01/02) 手強いイタリアの医療体制〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ
皆さんは、4年前に自分が何をしたか覚えてますか?
(2022/12/07)
「服従しないフランス」(LFI)が大富豪のメディア支配を終焉させるための新法案を提出 先日、フランスのTVチャンネルC8(Canal+グループ)の番組「TPMP(僕のポストに手を付けるな)」の生放送中、左派政党LFI(服従しないフランス)の議員がチャンネルのオーナーである大富豪を批判したところ、司会者のシリル・アヌーナと大喧嘩になって大きなスキャンダルになったことを紹介しました。この大富豪はヴァンサン・ボロレという名の大企業グループのトップで、大富豪です。以下はLFIのウェブサイトニュース(L'insoumission=「不服従」)ですが、フランスのメディアは9人の大富豪に90%が支配されているとして、こうした状況を変えるための新法案を書いたことを伝えています。(2022/11/18) 滞在許可証と大学での暴力行為〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 先日、10年ぶりに滞在許可証の更新で警察署に行きました。10年前にすでに永住権を取得したのですが、そこに記載されているパスポートの有効期限が切れたためです。(サトウノリコ=イタリア在住)(2022/11/01) 少女殺人事件に、フランス極右が各地で追悼・反移民集会 フランスでローラという名の12歳の少女がレイプされ、10月15日に惨殺されて発見されました。容疑者がアルジェリア人であったことから、極右勢力が各地で反移民集会を行い、盛り上がりを見せています。以下の動画はパリのダンフェール・ロシェローという広場での極右論客のエリック・ゼムールのもとに集まった集会です。(2022/10/29) フランス市民の物価高、生活苦、気候変動への怒りのデモ 10月16日 フランスでも日本と同様に食材やエネルギー価格が上がって、庶民の生活を直撃しています。左派野党共闘NUPES(ニューぺス)の政治家たちから労組、知識人、労働者、市民まで、10月16日(日)にパリでデモを行いました。NUPESによると、14万人が参加したとされます。「高い生活費と気候変動に対する政府の無策への怒り」を表現したのです。今年の夏は非常に扱ったのですが、気候変動も生活に直結していますし、死者が例年よりも多かった(フランスでは11000人以上例年よりもこの夏の死者が多かった模様)とされるのです。(2022/10/21) フランス議会:来年の予算案審議で首相が反民主的な49−3を適用 フランスのメディアが今華々しく報じているのは予算案をめぐる下院での議論で、エリザベット・ボルヌ首相が49−3(憲法49条3項)を適用して、議論と多数決という国家のプロセスを一方的に打ち切り、法案(今回は予算案)を力づくで通してしまったことである。これはフランス憲法に規定のある方法だが、極めて反民主的な方法であり、非常手段ということで野党からは非難が飛んでいる。(2022/10/20) イタリアのコロナ状況と総選挙〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 前回、前々回と3年ぶりの日本帰国について書きました。行く前も行ってからもコロナに振り回された日本帰国となりましたが、無事に9月6日にイタリアに戻りました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2022/10/01) 筆者が日本に行く前にコロナにかかる!Part 2 〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 日本への出発まであと12日となった時に、娘のコロナ陽性が発覚し、本当に日本に行けるのか。。。と、物凄いプレッシャーが襲いかかってきました 。私がコロナにかかった時に、日本にいる友人がコロナは自宅などで検査する簡易検査キットで陰性になっても、PCR 検査などの精密機器で検査すると、1ヶ月ぐらい陽性が出てしまう場合もあると連絡してくれました。日本政府は水際対策として、出国前72時間以内の陰性証明書を提出する義務を課しているので、私は暗澹たる思いでいました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2022/08/30) 「パンデミックで悪化した階級間の壁 〜フランスにおける新型コロナ感染症対策の自宅閉じこもり違反者の報道から〜 その2」 ソフィー・ビュニク
その反動から、メディアや論説記者たちは急進左翼を活気づけ、またポピュリスト的政党をも持ち上げつつ、ブルジョア階級や経営者たちの利己主義を強く批判した。ブルジョア階級と経営者たちは、大衆が労働に拘束されている中、コロナ対策の自宅閉じこもりからも抜け出すことができた。たとえば、最初の自宅引きこもり命令が出される数日前のことだ。最も富裕な家族は〜たいていパリやリヨン、ボルドーなどで賃料が最も高い中心街区に居住しているのだが〜この時ばかりは田舎か、海浜にある別荘へと繰り出したのだった。また田園地域の別荘を借りうけた者すらいた。出発前に自家用車のトランクにインターネットで購入した生活必需品を詰め込んで。(2022/08/06)
「パンデミックで悪化した階級間の壁 〜フランスにおける新型コロナ感染症対策の自宅閉じこもり違反者の報道から〜 その1」 ソフィー・ビュニク
ソフィー・ビュニクさんはソルボンヌ大学で地理学や社会学を研究した女性の研究者です。その後、来日して立命館大学で研究を続け、東京の日仏会館(フランス国立日本研究所)でも研究員として過ごしました。専門は高齢化で都市機能が縮小していく縮退都市(shrinking city)の問題です。高齢化が世界一進む日本にとってはまさに今、注目の研究者です。今回のビュニクさんのご寄稿はフランスにおけるコロナ禍に関する内容になっています。昨年、いただいた原稿を村上個人のブログで紹介させていただきましたが、ビュニクさんの許可を得て日刊ベリタでも紹介させていただきます。(2022/08/06)
筆者が日本に行く前にコロナにかかる! ――コロナ感染体験記〜チャオ! イタリア通信 サトウノリコ 7月19日から8月20日まで、日本に一時帰国しています。3年ぶりの日本で、空港に無事着いた時は、何だか夢を見ているような気分でした。実は、日本に帰ってくる前に、私と娘がコロナに感染してしまい、無事に日本に行けるのか、出発する前まで気持ちが落ち着かなく、日本へ行く飛行機に乗った時は本当にほっとしました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2022/07/30) ローマ、魅惑の大都市〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ
現在、ローマにビザを取りに来ています。今年の夏は3年ぶりに日本に帰るため、家族はビザを取らないと日本に入れません。コロナ禍での日本政府の対策ですが、早く以前のようにビザなしで入れるようにならないかと思ってます。(サトウノリコ=イタリア在住)(2022/07/02)
最近の出来事・・・そう、私は外国人〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 「住めば都」と言いますが、イタリア、トスカーナ州の小さな町に住んで15年近く。人間とは不思議な生き物で、環境に慣れてくるものらしい。普段暮らしている時に、「自分は外国人だ」と意識することはほとんどなく、仕事に行って、スーパーで買い物して・・・しかも、ラインやスカイプで日本の家族と友だちと連絡もすぐに取れるということも、日本にいる時とそうそう変わらない、と思って過ごしているが、ここに来て、やっぱり「自分は外国人」「自分は日本から遠くに住んでいる」と思わされる出来事が・・・!(サトウノリコ=イタリア在住)(2022/06/03) 「21世紀の資本」の著者トマ・ピケティが左派の野党共闘を歓迎 ルモンドの報道 「21世紀の資本」でフランスの経済学者、トマ・ピケティは、今日、投資や不動産による収入を得ている人々は賃金労働者よりもはるかに富を増していく理由を明確に示した。2013年にフランスで刊行された「21世紀の資本」は世界的に大ヒットを記録し、折しも2011年から始まっていた「ウォール街を占拠せよ!」などの格差是正の運動にも大きな知的刺激を与えることになった。このピケティが、先日、フランスで成立した左派の野党共闘にエールを送っており、ルモンドでも紹介されている。(2022/05/08) フランスでついに左派の歴史的共闘が実現 社会党が服従しないフランスと選挙協力へ
フランスでついに社会党(PS)がジャン=リュク・メランションが率いる服従しないフランス(LFI)と6月の国民議会選挙で野党共闘を行う決定をした。ルモンドによると、はオリビエ・フォール党首ら、社会党の執行部がLFIと妥協して作り上げた共闘方針に関して、社会党が党大会を開いて62%の賛成で批准したという。これにより、すでに共闘を決定しているフランス共産党(PC)や環境政党(EELV)なども加わり、左派が久々に大きな勢力としてまとまった。(2022/05/06)
フランスの野党共闘 社会党(PS)と服従しないフランス(LFI)の交渉が続く LFIと環境政党(EELV)と共産党(PC)の合意は成立 フランスでは6月の国民議会選挙(フランスの国会下院に相当)に向けて、左派野党で共闘の話し合いが続いていた。大統領選では左派政党がバラバラに出馬したため、誰一人決戦にこぎつけることができなかったが、2位と僅差までこぎつけた服従しないフランス(LFI)のメランション党首が今回、盟主となって左派野党の集結を目指して交渉を加速させている。そして、ルモンドの最新記事によると、すでに共産党(PC)と環境政党(LLEV)は選挙協力で提携が成立した。残りは社会党である。(2022/05/04) フランスの野党共闘 PS(社会党)とLFI(服従しないフランス) オランド元大統領ら社会党の重鎮らがメランションとは絶対組めないと現社会党党首に圧力 フランスのルモンドでは6月の大統領選に向けた記事が日々掲載されているが、1つの柱が左派で野党共闘が実現するかどうかだ。このテーマは20世紀においては社会党と共産党の路線の違い、という形でたびたび起き、さらにまた何度か左派政党が手を結んだ結果、勝利してもきた。ところが、今の左派の野党共闘の軸となるはずのPS(社会党)と服従しないフランス(LFI)とでなかなか、手が組めなくなっている。(2022/04/30) フランスの左派野党共闘の足並みに乱れ 6月の国民議会選挙を前に社会党と服従しないフランスとの確執 日本での野党共闘は、市民団体の幹部たちが手を合わせて作った組織「市民連合」が軸となって、左派・中道の各野党と相談しながら選挙協力のための統一政策を作り、市民団体がそのペーパーを携えて各野党を回って、党首たちによる調印という形を踏んでいました。これは選挙ごとに一定の効果を発揮し、結果的には大きな結果をもたらしたものでした。一方、大統領選挙を終えたフランスでは、6月の国民議会選挙(下院)に向けて左派政党間で選挙協力のための話し合いが進められています。(2022/04/29) NATO諸国のウクライナへの兵器供給 防御兵器から転じて戦車や曲射砲などの攻撃用重兵器へ フランスのルモンドはNATO側の国々はこれまでロシアに対する交戦国(ウクライナと同盟した)と認定されるのを避けるため、ウクライナに供給したものは対空砲や対戦車砲などの防御用兵器が中心だったが、今、攻撃兵器へと軸が転じた、と報じている。たとえば供給が開始された戦車について言えば、チェコ、ポーランド、ドイツなどが供給を開始した。こうした兵器は軍需産業にとっては大きな収益源になり、国民経済的には一種の公共事業になる。(2022/04/29) ロシアとウクライナの戦争から見える現実〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ ロシアがブルガリアとポーランドへのガス供給をストップするというニュースが報道されましたが、ロシアとウクライナの戦争からロシアとヨーロッパの戦争に変わっていく可能性もあるのか、と不安な気持ちになりました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2022/04/29) メルケル首相以後、増大してきたドイツの兵器輸出額 2012年のサウジアラビア向けの兵器輸出の突出は何に使われたのか? ナチスドイツの歴史に対する反省から兵器輸出に慎重であったはずのドイツは、メルケル首相時代から積極的な武器商人への道を歩み出した。これはドイツ経済が軍産複合体と深くつながってしまったことを意味している。ドイツの公共放送DWが近年のドイツのサウジアラビアへの兵器輸出額をグラフに示している。(2022/04/28) ドイツの公共放送DWが検証したナチズムの始まりの1ページ 「恥の子どもたち」第一次大戦後にラインラントに進駐させられたアジア・アフリカから動員された植民地兵士たちの子どもたちの末路 1年前にドイツで公開された公共放送DWによる優れた検証ドキュメンタリー番組を紹介します。番組は英語です。「恥の子どもたち」がテーマになっており、それはナチズムの始まりに強い関連を持っていた、という結論でした。「恥の子どもたち」とは、第一次大戦後に戦勝国のフランス国家から占領地となった独仏国境地域のラインラントに駐留させられた有色人種の兵士たちが現地のドイツ人女性との間に作った子どもたちを意味します。この有色人種とはフランスの植民地だった国々の兵士たちでアフリカやベトナムなどから動員された兵士たちです。動員はラインラントで戦後処理に対してドイツ人たちが反発した運動を起こした時に2020年に鎮圧のために駐留させられたのです。(2022/04/28) アムネスティがマクロン大統領に人権の保護を優先するよう呼びかける 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、極右のライバルであるマリーヌ・ル・ペンを日曜日に破って再選されたフランスのエマニュエル・マクロン大統領に対し、2期目の任期で人権の保護を優先するよう呼び掛けた。Middleeastmonitorが4月26日に伝えた。(大野和興)(2022/04/26) 主権国家を爆撃し、政権交代を力づくで起こした仏軍のリビア侵攻 マリーヌ・ルペンの2011年の反戦演説 今年、フランス大統領選で2度目の決戦に至った国民連合のマリーヌ・ルペン党首について、最初に党首として印象に残ったのは2011年のリビアに対するサルコジ大統領の軍事侵攻に反対の姿勢を示していたということである。2010年末にチュニジアで始まったアラブの春はリビアにも飛び火して、カダフィ政権に対する市民の抵抗運動が盛り上がりを見せていた。その時、国連安保理でこの問題を論じたのだが、フランスは国連で認められた一線を越えて、カダフィ大統領一族とその勢力だけを一方的に空爆する、という手段を取った。これに対して、当時の国民戦線のジャン=マリ・ルペンも娘で党首に1月になって早々のマリーヌ・ルペンもリビアへの軍事介入に反対の姿勢を示し、反戦ポスターすら作っていたことはインパクトがあった。(2022/04/22) 4月20日のTV討論で再び完勝したマクロン フランスの大統領選挙では第一回目の投票前に候補者の討論会が行われ、過半数の票を獲得できた候補者がいなかった場合、決選投票の前に討論会が再度、二人の候補者の間で行われる。4月20日はマクロン大統領(現職)とマリーヌ・ルペン候補の討論だった。フランスのルモンド紙はマクロン氏の完勝ぶりを伝え、今回も前回同様であったことをまず記して、1つ1つその象徴的なマクロン候補のルペン候補に対する攻撃ポイントを伝えていた。確かにルモンドが書く通り、マクロン候補の論戦はかなり手ごわいものだった。この討論は3時間弱の長さで、内政から外交まで多岐にわたる政策を論じる。(2022/04/22) フランス大統領選 次の日曜日に決選投票 マクロンVSルペン 肉薄する極右勢力
ふたを開けてみると、今年のフランス大統領選もマクロン候補(現職)対マリーヌ・ルペン候補(国民連合)の決選投票となって、2017年の再来です。しかし、世論調査を見ると、2017年の大統領選決選投票で66%対33%のダブルスコアで勝利できたマクロン氏にルペン候補が差を縮めてきています。マクロン51%対ルペン49%と僅差になっていると報じた記事も見ました。私が初めてフランスを訪れた20年前のシラク対父ルペンの決戦でシラクが約82%取り、ルペン候補が約18%だったことを考えれば、極右勢力がいかにこの20年間、コツコツコツコツ勢力を増やしてきたかが如実にわかります。(2022/04/21)
ウクライナ侵攻に関する英国の地理学者デヴィッド・ハーヴェイの論説 フェイスブックで、ロシアのウクライナ侵攻に関するとても優れた論説に行き当たりました。英国の地理学者デヴィッド・ハーヴェイの2月25日付の論説で、Seiya Morita氏が緊急翻訳され、3月1日フェイスブックにアップロード、同氏の許可を得て転載します。長文ですが、まさに"must-read"です。転載者は地理学も勉強したことはありませんし、この地理学者も知りませんでした。読んでみて、また経歴などを見ると、まさに碩学です。(2022/03/03) ロシアによるウクライナ侵攻の影響〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 今年に入ってからコロナ関連のニュースと共にトップニュースになっていたのが、ガス料金が値上がりするというニュースでした。イタリアはロシアからガスを買っているので、ロシア軍のウクライナ侵攻はガス料金に影響を与えるということが、具体的に私たちの生活にも表れています。先日我が家に届いたガス料金は昨年と比べて2倍になっていました。この問題が深刻なのはイタリアとドイツ。フランスは原子力発電所を持っているので、自国でエネルギー開発が出来るためです。かといって、イタリアが原子力発電所を造るという政策に転換するとは思えませんが。イタリアの問題は、ガスや電気など公共エネルギーを政府がコントロールしていないところともいえます。(サトウ・ノリコ=イタリア在住) (2022/02/28) ウクライナ問題、世界はどう分析しているか 経済学者でJCA-NETの代表を務める小倉利丸さんが自身のブログでウクライナ問題に対する海外の声明や分析を紹介している。内容は、サイバー攻撃と人権、ロシアの政治状況とプーチン、ナショナリズムとウクライナのネオナチの動向、ロシア内での市民の反戦運動など、多岐にわたる。記事中のURLで全文は小倉さんのブログ「no_more_capitalism」で読むことができる。いま起こっている事態を複眼的に見ることの大切さがよくわかる。(大野和興)(2022/02/27) 【たんぽぽ舎発】ロシア軍によりチェルノブイリ原発が制圧される 重大な原子力災害に至る危険性が高い 山崎久隆 キエフからのロイター通信によると、2月24日、チェルノブイリ原発はロシア軍によって制圧されたと、ウクライナ大統領府の顧問、ミハイロ・ポドリャクが明らかにした。歴史上、原子力施設への攻撃は何度も繰り返されてきたが、今回は大事故を起こし大量の放射性物質を内蔵するチェルノブイリ原発への武力行使であり、重大な原子力災害に至る危険性が極めて高い。(2022/02/26) 盛り上がりに欠けた大統領選挙〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 前回の記事(昨年12月)で、来年は大統領選挙があると書きましたが、さっそく1月24日に国会内での投票が始まり、土曜日8回目の投票で大統領が決まりました。結果は、前大統領セルジョ・マッタレッラ氏が圧倒的な得票数で再選しました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2022/01/31) 事実上の独裁政権に立ち向かうハンガリーの野党共闘 今春の総選挙はオルバン政権を打倒する最大のチャンス ハンガリーのオルバン首相は与党連合のフィデス・キリスト教民主国民党(FIDESZ−KDNP)を率いて、欧州連合の民主的な枠組みを1つ、また1つと破壊し続けてきた挑発的な政治家である。ハンガリーの極右政権に習うかのようにチェコやポーランドでも右傾化が進んでいるとよく報道されている。しかし、それでも総選挙はあり(なければ欧州連合に留まることはできないだろう)、今春4月か、5月あたりとされている。(2022/01/09) フランスで新型コロナの大波 24時間で新規感染者数が23万人を突破 主流はオミクロン 新型コロナウイルス感染で、欧州では知人の哲学者が3回目のワクチン接種をしたと先日言っていましたが、今、感染の新たな大波が押し寄せています。リベラシオン紙によると、この年末、12月23日から29日までで世界全体では毎日、新たな感染者数が平均104万人と大台を突破し、フランスでも24時間で23万人が感染したと言います。(2022/01/01) 写真家サビーヌ・ヴァイス(Sabine Weiss)氏、亡くなる(97) ロベール・ドアノーやブラッサイなどと並んでユマニスト写真家と称されてきた写真家のサビーヌ・ヴァイスさんが亡くなった。享年97。活躍したのはフランスだが、生まれはスイスで後にフランスで帰化している。以下は、ワイスさんのホームページのリンクである。(2021/12/31) 本物のロック精神を持つ詩人ヴァスコ・ロッシ〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ イタリアの国民的ロック歌手、ヴァスコ・ロッシの歌がとても好きなのですが、それはまず歌詞とメロディーが簡潔であり、私のような外国人でも聞きやすく覚えやすいのと、簡潔な歌詞でありながら奥深く、まずは一人の詩人として素晴らしいと思っているからです。(サトウノリコ=イタリア在住)(2021/12/30) 「”スーパー”グリーンパス」の導入と新しい変異株オミクロン〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ 11月に入り、ヨーロッパ諸国ではコロナウィルスの感染者が増え続けており、オーストリアでは再びロックダウン(ワクチン未接種者のみ)が行われ、スイスではグリーンパス(ワクチンパスポート)の導入を巡る国民投票が行われるなど、各国でコロナウィルス対策が盛んに実施されています。(サトウノリコ=イタリア在住)(2021/12/02) ワクチンパスポート導入の影響と地方選挙、地中海版台風の出現〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ イタリアは政府が10月15日から仕事場にワクチンパスポートを導入し、その政策に反対する集会が毎週のように各地で行われています。10月10日に、ローマのポポロ広場で1万人規模の反対集会が開かれましたが、その中にはネオファシストのグループもいて、その一部と思われる者たちがイタリア労働総同盟(労働組合の一つ)の本部に乱入しました。(サトウノリコ=イタリア在住)(2021/11/03) YouTubeチャンネル「フランスを読む」 #Me Too 以後に創刊された日仏のフェミニズム雑誌
今年の3月から始めましたYouTubeチャンネル「フランスを読む」の第十五回目は日仏で最近創刊されたフェミニズム雑誌について、翻訳家の相川千尋さんに話していただきました。「フランスを読む」は基本的には1回、10分ほどで1冊を紹介する本の紹介チャンネルですが、今回は特別編になります。相川さんは翻訳だけでなく、活字メディアの仕事もしていて、新しい動きに敏感でもあります。ぜひのぞいてみて頂けましたら幸いです。(2021/11/02)
義務化となるコロナワクチン接種〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ
イタリアでは、10月15日から仕事場でワクチンパスポート所持の義務が政令により施行されます。日本では緊急事態宣言が解除されているようですが、イタリアでは今年いっぱいは緊急事態が続きます。この政令により、緊急事態の間は職場でワクチンパスポートを所持し、求めに応じて提示しなければ、ワクチンパスポートを所持するまでは給与が停止されることになります。この政令が決まるまでは、ワクチンパスポートを持ってない者への扱い方について政党と労働組合での話し合いが重ねられました。(イタリア在住:サトウノリコ)(2021/10/02)
アフガニスタンで今でも活動する「エマージェンシー」〜チャオ!イタリア通信 アフガニスタンの政権がタリバン勢力に奪還され、イタリアも他の国と同様にイタリア人を退避させました。8月27日には、外務大臣デ・マイオ氏がアフガニスタンから帰国希望すべてのイタリア人と4900人のアフガニスタン人をイタリアに避難させたと記者会見で発表しました。(イタリア在住:サトウノリコ)(2021/08/30) 「グリーンパス」(ワクチンパスポート)導入で、コロナウィルス終焉へ期待する〜チャオ!イタリア通信 7月22日に行われたドラギ首相の記者会見により、イタリアでは8月6日から「ワクチンパスポート」(ヨーロッパでは「グリーンパス」と呼ばれている)が導入されることになりました。(イタリア在住:サトウノリコ)(2021/07/30) ゲイプライドパレード、「ザン法案」に思うこと〜チャオ!イタリア通信
6月26日は世界各地で「ゲイ・プライドパレード」が開催され、ここイタリアでもミラノとローマで多くの若者たちが集まり、盛大に行われた。現在、イタリアではLGTB(性的少数者)に対する差別や差別に基づいた暴力を罰する法律案「ザン法案」が議論を呼んでいる。ザン法案は、昨年11月に下院で可決されたが、その後上院では議論の対象にもなりつつも、そのまま放置されている状態だ。しかも、「同盟」と「フォルツァ・イタリア」の2党が、法案への訂正案を出しており、そのままの形で可決されるのかも議論の的だ。(イタリア在住:サトウノリコ)(2021/07/01)
一人のラッパーが気づかせてくれた「労働の日」の意味〜チャオ!イタリア通信 5月1日は世界的に「労働の日」で、イタリアでは祝日となっています。また、3つの大きな労働組合(イタリア労働総同盟、イタリア労働組合連合、イタリア労働組合)が開催するコンサートがあり、その模様は国営テレビ局のライ3が放送しています。このコンサートは、1990年から行われています。毎年ではないのですが、午後3時か4時に始まり夜中まで続くこともあり、「コンチェルトーネ」(大きなコンサート)と呼ばれています。(イタリア在住:サトウノリコ)(2021/05/29) 続くコロナウィルスーーワクチン接種の状況ーーチャオ!イタリア通信
イタリアでは、昨年12月27日からコロナウィルスのワクチン接種が始まった。4月26日時点で約1800万のワクチンが接種され、約5万2千人が2回の接種を終了している。私の義理の両親も先日1回目の接種をして、2回目は6月にすることになっている。義理の父は、英国製のアストラゼネカのワクチンで、義理の母は持病があるためファイザーのワクチンを受けた。二人とも、特に副作用もなく元気に過ごしており、一安心。無事に2回目のワクチンも終了してほしいと思う。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2021/05/03)
イタリア音楽界の新星―マネスキン〜チャオ!イタリア通信 今年はコロナ禍で家にいるせいか、夫が珍しくサンレモ音楽祭を見ていました。3月2日から6日まで開催されました。日本で言ったら、年末の歌謡大賞のようなものでしょうか。賞レースになっており、26の歌手及びグループが出場して優勝者、2位、3位を決めるようになっています。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2021/03/31) コンテからドラギへ〜チャオ!イタリア通信
2月13日、新しい首相マリオ・ドラギ氏が就任した。テレビでその就任式を見たが、実はイタリアに住んで14年目になるが首相就任式の中継を見るのは初めてだった。場所は、いわゆる日本の首相官邸のようなローマ市にあるキージ宮殿。首相や閣僚が仕事をする場所だ。そこで、前首相のジュゼッペ・コンテ氏からドラギ氏に小さな鐘が渡され、コンテ氏は宮殿から去っていった。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2021/02/23)
フランスの教育委員会、エルドアン大統領の支持者に罵られた教師を見離す Ryoka(在仏ブロガー) フランスはリヨン5区にある中学校で、たった一人の保護者にイスラモフォビアの烙印を押された教師が自主退職を申し出るという、残念な結末を迎えた事件が起こった。この事件は一月上旬に同僚が報道機関に明らかにしたもので、1月13日付のシャルリー・エブドにルポルタージュが掲載された。ルポルタージュによると、事の発端は、2020年11月9日、まだSamuel Paty殺害(※)のショックが冷めやらない中、一人の男子生徒がその教師に、ある動画の話をしたこと。(2021/02/05) 自由を手に入れるために、島を造った男〜チャオ!イタリア通信
コロナウィルスのために映画館が閉鎖され、我が家はもっぱらネットフリックスやAmazonプライム・ビデオで映画を見ています。イタリアはほぼ1年間映画館が閉鎖されっぱなしなので、新作映画はこういった動画配信サービスを利用して公開されています。
(2021/02/01)
Sciences Poを指導してきたフランスの大物政治学者が義理の子供への性的虐待で糾弾される 30年前の犯罪を子供が暴露した本「La familia grande」で刑事事件に フランスのシアンスポ(Sciences Po ,政治学院)と言えば、エリートを輩出する名門校として世界的に知られていますが、その政治学院の運営母体である国立政治学財団(FNSP)の政治学者が義理の子供への性的虐待で告発されています。渦中にいるのはオリビエ・デュアメル氏で、義理の子供に本の中で糾弾され、政治学院の関連財団の職を辞したばかり。放送局Europe1のコメンテイターも辞職したとされます。(2021/01/06) 核兵器禁止条約とイタリア〜チャオ!イタリア通信
今年1月22日に核兵器禁止条約が発効しますが、日本もイタリアもまだ条約に署名していません。イタリアで核兵器禁止について、政治上何も動きがないわけではないのですが、イタリアはNATO加盟国であり、NATOの中でも「ニュークリアシェアリング」(核兵器を共有すること。NATO内における核抑止力の政策上の概念)の参加国であるということに制約を受けています。ロンバルディア州のゲーティ基地とフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のアヴィアーノ基地には、アメリカの核爆弾B61-4が50個保管されていると言われています。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2021/01/03)
リベルテ、エガリテ、プレカリテ 最近のフランスの三色 リベルテ、エガリテ、フラテルニテ。日本語で自由、平等、友愛がモットーだった革命後のフランスだが、最近、フラテルニテ=友愛の替わりに、生活の不安定さを意味する「プレカリテ」が急浮上している。今年の2回の自宅ごもりを経て、フランスの庶民たちの暮らしはかなり追い詰められているのかもしれない。もちろん、それは日本とて同じなのだろう。けれども、なんか最近、私のフランスの知人たちが今までなかった類の悲鳴を上げているのだ。(2020/12/18) コロナウィルス第2波で、どうなるのかクリスマス 〜チャオ!イタリア通信
10月に入り、イタリアにもコロナウィルスの第2波がやってきました。9月14日に学校が始まった時点では、新規感染者数はまだ1,008名でしたが、その一か月後には7,332名、首相令が出た11月3日には28,244名と一気に増えました。11月上旬、新規感染者は40,902名となり、11月3日の首相令で、イタリアは3つのゾーンに区分されることになりました。感染者が多く危険度が高い順から、レッド、オレンジ、イエローの三つのゾーンで、主に州で区分けされています。 (サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/12/01)
パリの共和国広場で難民たちのキャンプが強制撤去される 先日来、自宅に巣ごもりを求められているフランスで、デモが起きています。先日お伝えしましたように、1つは機動隊や警察、憲兵隊がデモ隊などを鎮圧しているところを警察官の個人が識別できる形でSNSなどにあげてはいけない、という法案が国会で審議されてきたからです。もう1つ大きな話題になっているのがパリの共和国広場に集まっていた難民たちのキャンプが警察によって強制的に撤去されたことです。その映像も含め、難民に対する処置として人間的なのかが今、問われています。(2020/11/25) Loi "sécurité globale" フランスで警察や機動隊を撮影して公開することを禁じる法案にデモが起きる フランスでは12月まで新型コロナウイルス対策で、今年、2回目のconfinement(必要がない限り、自宅で過ごすこと)を求められています。しかし、そんな中、人々を町に駆り出している原因の1つが、与党が法制化しようとしている"securite globale"法案です。特にこの中の24条です。これは機動隊や警察官、憲兵隊が活動している姿を、個人が識別できる形で撮影して公開することを禁止する目的です。そのため、労働組合や野党、人権擁護の活動家、ジャーナリスト、その他の人々から強い反対の声が出ています。(2020/11/23) イタリア現代史ミステリー 第一弾「イラリア・アルピの死」(その9)〜チャオ!イタリア通信 現在でも、イラリアの最後のインタビュー映像を見ることができる。場所は家の中。映像では、右側にボゴール氏、左側にイラリアの後ろ姿が見える。ボゴール氏の背景には、水色の壁とモザイク状になった窓があり、そこから地中海の乾いた太陽の日が差し込んでいる。ボゴール氏は白いシャツを着て、短い髪とあごひげに白髪が混じった60代ぐらいの男性だ。イラリアは水色のシャツを着て、薄いピンク色のシュシュで髪の毛を束ねている。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/11/07) イタリア現代史ミステリー 第一弾「イラリア・アルピの死」(その8)〜チャオ!イタリア通信 違法な有害廃棄物や放射性廃棄物の処理や武器売買に関しては、物的証拠はないものの、かなり真実味のある証言が残っている。マルコ・ザガネッリという獣医が1987年から1990年にソマリア滞在中にイタリア空軍の飛行機がボサソに武器を下ろしているのを見たと証言している。ザガネッリ氏はソマリアの大学に行った関係で、その後ソマリアやアフリカに滞在し、イタリアのソマリアへの経済援助が始まると、農業関係の援助活動に関わっていた。ボサソは港だけでなく、小型飛行機が着陸できる立地でもあったのだ。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/11/05) フランスで始まった2回目の自宅閉じこもり令 書店は開けるべきだとパリ市長のアンヌ・イダルゴ氏 欧州を新型コロナウイルスの第二派が襲い、マクロン大統領は集中治療室を確保するために3月に続いて、二回目の自宅閉じこもりの命令を出しました。期間は10月30日から12月1日までのほぼ1か月。小中学校などは通学が認められるなど、前回よりも多少、規制が緩くなってはいますが、しかし、閉鎖を求められた飲食店などは経営が苦しくなっています。観光産業もダメージです。フランスのニュースを見ていると、前回と今回の違いがいろいろ書かれていて興味深いものがあります。(2020/11/01) ハンガリーのコロナ事情と・・・ 盛田常夫:経済学者・在ハンガリー ヨーロッパ各地でコロナ第二波の勢いが増しています。ハンガリーも連日、2000名近い感染者が報告されており、来週からマスクの装着規制が強化されます。レストランでも実際の飲食時以外は、マスクの装着が義務化されます。ただ、周辺諸国と比べて、医療施設に余裕があることから、飲食店の閉鎖や時間短縮は予定されておらず、通常の営業が保障されています。現在、人工呼吸器の装着が必要な患者は250名前後で、病室の占有率はほぼ50%のようです。ハンガリーは中国から、人工呼吸装置を1000台購入しており(当初は28000台発注)、四分の三が倉庫に保管されたままになっていいます。ここからチェコに150台寄贈するなど、周辺国に余分の機器を分けています。(2020/10/31) イタリア現代史ミステリー 第一弾「イラリア・アルピの死」(その7)〜チャオ!イタリア通信 ボサソに何があるのか。イラリアが残したメモには、「ボサソとガロエを結ぶ道路」と書かれていた。ボサソとガロエという都市を結ぶ道路は、イタリアの経済援助の一環で建設されたが、その道路建設については、ある噂があった。それは、道路建設中に有害廃棄物や放射性廃棄物を埋められたいうものである。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/10/10) ドイツ通信第161号 新型コロナ感染の中でドイツはどう変わるのか(9) T・K生:ドイツ在住 9月10日以降のドイツのコロナ感染者数は連日1,700〜1,900 人前後で推移し、他の諸国と比べてはるかに少ない数値を示しています。そのドイツで、なぜ〈反コロナ規制〉運動が起きるのか? これまでにもドイツのコロナ対策は成果を上げてきているではないか? とEU諸国の理解できないところです。そんな話が聞かれるなか、9月30日夜7時のTV定時ニュースで、イタリアでも同じような運動が起きているのが報じられていました。それ以上の詳しい状況は、これまでまだつかめていません。それに続いて9月5日(土)にオーストリアでも同様な集会とデモが行われ、参加者の1人が持っていた寛容と許容、そして同性権を象徴する「虹の旗」がもぎ取られ、引き裂かれ、集会参加者から拍手喝采されたと伝えられています。(注)(2020/10/04) ドイツ通信第160号 新型コロナ感染のなかでドイツはどう変わるのか(8) T・K生:ドイツ在住 8月29日は、ベルリンで〈反コロナ規制〉グループの中央集会になり、警察発表で3万8千人の結集といわれ、それに対して参加者側からは、数十万、あるいは100万人との過大な発言と触れ込みの声が聞かれます。しかし、この勢力を過小評価できない背景は、もう一度8月1日のドイツ全土での集会、デモの全体像を振り返ってみれば理解できるところです。この日はベルリンで2万人、そしてマンハイム、シュトゥットガルト、ハンブルク、ドルトムント、フランクフルト、ダルムシュタットでそれぞれ数百人から数千人規模の集会・デモが同時に取り組まれていました。(2020/09/21) イタリア現代史ミステリー 第一弾「イラリア・アルピの死」(その3)〜チャオ!イタリア通信 まず、3月20日事件当日のインタビューでは、現場に駆け付けたマロッキーノ氏、イタリア人ジャーナリストガブリエッラ・シモーニ氏、当時の多国籍軍のイタリア軍長カルミネ・フィオーレ氏はイラリアとミランは狙われて殺害されたと証言している。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/09/03) イタリア現代史ミステリー 第一弾「イラリア・アルピの死」(その2)〜チャオ!イタリア通信 ここまで事件の経過を振り返ってみて、どうだろうか。普通の殺人事件でも、現場を検証することは重要なことである。ましてや、遺体の検証はどうやって殺されたのかを理解するためには欠かせないものである。いくら混乱状態だったとしても、現場近くには警察機構やイタリア大使館があり、まだ大使が滞在していたのにもかかわらず、誰も来なかったというのはあまりにも不手際すぎないだろうか。しかも、ミランの遺体は事件三日後には早々と埋葬までされている。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/09/02) マクロン大統領の地中海バカンスのジェットスキーが批判を呼ぶ 地中海でバカンスとはなんとも楽しそうである。マクロン大統領と妻のブリジットさんだ。マクロン大統領が海上でジェットスキーをしている姿がグラビア誌の"Nouveau Voici"で紹介されたことで、野党やエコロジストたちの批判を浴びている。左派政党「服従しないフランス」の欧州議会議員のマノン・オブリ氏は「今、歴史的な猛暑の中にみんないる中、地中海の環境に最も悪いものの1つジェットスキーにいそしんでいる」との批判をツイートした。(2020/08/14) チュニジア出身のフランスで活動した弁護士、ジゼル・アリミさんが亡くなる obituary: Gisèle Halimi 先月、チュニジア出身でフランスで活動した女性弁護士のジゼル・アリミさんが亡くなった。93歳だった。アリミさんは様々な人権を守る活動に携わった著名人だが、中でも生まれた国であるチュニジアおよびアルジェリア独立のために闘っていた人々への支援活動(※)は特筆に値する。またベトナム戦争での戦争犯罪の追及や女性の人権向上などにも取りくんだ。今、ここですべてを記すことは不可能だが、彼女の素晴らしい活動は多くの人に光を与えた。冥福を祈ります。(2020/08/08) コロナと過ごす夏〜チャオ!イタリア通信
こちらイタリアでは、7月27日現在で新規感染者は170名、死亡者は5名となっています。7月からは本格的に夏休みシーズンが始まりました。すべての学校が終了して、休みが取れる人たちは1週間、2週間とバカンスを過ごします。私たち家族は残念ながら、今年は日本への帰国を諦めました。私の知り合いの日本人も、たいていこの時期に家族で日本に帰りますが、今年は帰国する人はほとんどいません。まず、こちらから日本に入るには14日間の自主隔離をしなくてはなりません。また、日本からイタリアに帰ってきても、同じように14日間の自主隔離をする必要があります。トータルで1か月近く家にいなくてはならなくなります。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/07/30)
フランスの革命記念日 マクロン大統領がインタビューを披露 7月14日と言えばフランスでは革命記念日ですが、マクロン大統領が1時間15分程度のインタビューをTV(TF1,France2およびYouTube)で行い、放送しています。就任3年を終えた今年7月、フィリップ首相その他の閣僚を入れ替えたばかりのマクロン大統領は、レア・サラメとジル・ブーローの2人のジャーナリストによるインタビューを披露しました。TV局だけでなく、YouTubeにも披露することはフランス一国だけでなく、世界に公開することです。筆者はマクロン大統領の政策には当初から疑問ではありますが、少なくとも逃げ回り、原稿をプロンプターに映してカンニングしかんできない日本の首相と比べると、はるかにマシであると思います。(2020/07/15) コロナウィルスに振り回された子どもたち〜チャオ!イタリア通信
イタリアのコロナウィルス感染状況も、5月後半からだいぶ落ち着いてきました。今も200人単位での新規感染者は出ていますが、半分以上はロンバルディア州です。州の間で論争はありましたが、6月4日からはイタリア全土で州をまたいで移動ができるようにもなりました。以前と変わったのは、マスクを着けるようになったことと、お店やバール、レストランなどあらゆるところで消毒液が置かれるようになったことです。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/06/30)
イタリアで、なぜコロナウィルスの感染爆発が起こってしまったのか〜チャオ!イタリア通信
5月18日、イタリアのロックダウンがかなり解除され、現在6月に再開されるとされていたレストランやバールも営業できるようになりました。ソーシャルディスタンスを守るという規定はありますが、それでも大きな前進で、私の住む町も以前とほぼ変わらない様子になってきました。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/05/30)
コロナウィルスによる生活の変化〜チャオ!イタリア通信
3月11日から始まった移動制限措置により、イタリア国民の生活が一変しました。この時点で、すでに学校関係は閉鎖されていましたので、日常生活における大きな移動は仕事に関わることのみとなっていましたが、3月20日には、食料品や薬品関係など生活必需品以外の生産活動も停止となり、ほとんどの人が家にいなくてはいけないことになりました。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/04/15)
さらに広がるコロナウィルス:イタリアの現状〜チャオ!イタリア通信
前回の記事を2月23日に書いたのですが、約一ヶ月間にウィルスの感染者数がとうとう37860名、死亡者数は4032名(3月20日付)と急激に増え、1日あたりの死亡者数は今まで最高の627名となりました。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/03/24)
Willemの風刺画 コロナウイルス騒動を笑う フランスのリベラシオン紙にウイレムあり、と言われる風刺漫画の天才、ウイレムの新作はイタリアだけじゃなく、フランスなど欧州にも飛び火したコロナウイルス騒動を描いていました。ここで絵を掲載することはできませんが、「ウイルス」と題された作品では妻と夫と幼い子供の3人家族が全裸で立っています。彼らの後ろにはひっくり返った車やTシャツや家具やぬいぐるみなどが廃棄されています。茫然として、家族の前に立っている着衣の男に、全裸一家の男がこう言っています。(2020/03/11) イタリアで、コロナウィルスが猛威を振るう!〜チャオ!イタリア通信
昨年末から世界中で話題になっているコロナウィルスですが、ここイタリアではこの記事を執筆中(2月23日現在)に、感染者が3名からいっきに132名と増大しました。わずか、3日間でこれだけの感染者を出したということ、これが新型コロナウイルスの脅威だと実感しました。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/03/09)
イタリアの一大行事:クリスマスシーズンの変化〜チャオ!イタリア通信(11)
カトリックの国であるイタリアにとってクリスマスは、大人、子どもにとって一大行事なのですが、ここ数年で変化が見られます。12月25日のクリスマスはご存じの通り、イエス・キリストが生まれた日。それを祝うための準備は、カレンダー上では12月8日から始まります。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2020/02/01)
イタリア男性の考察とイタリア女性の立場〜チャオ!イタリア通信(10) 日本でイタリア男性というと、今でもジローラモ氏が有名なのでしょうか。NHKのイタリア語講座に出演している時に、私も見ていました。おしゃれでおしゃべり上手で、女性の扱いも手慣れているようなイタリア男性のイメージを作り上げています。 (2019/12/29) Election 2019: Story of the night - BBC News 英国の総選挙ニュース(BBC) 英国の総選挙ニュース(BBC)(2019/12/14) 解決できないジレンマを抱えた町、タラント〜 チャオ!!イタリア通信(9)
タラントはイタリアの南部プーリア州にある都市です。プーリア州は、山もなく平地でアルベロベッロのトゥルッリなどの観光地もあり、イタリア南部では比較的豊かな州と言われています。私も一度プーリア州のレッチェに行ったことがあります。ギリシャと海を挟んで隣の州であり、ギリシャの影響を大きく受けており、建物が白く、いかにも南イタリアの日差しにぴったりというイメージでした。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2019/11/30)
イタリア民主主義の在り方・・・大統領は審判のようなもの〜 チャオ!!イタリア通信(8)
8月、夏休みで日本に帰っている間、イタリア政局に大きな変化があり、夫は山手線の電車の中でそのニュースを見て、興奮しておりました。
(2019/11/01)
カタロニア独立派を支持して黄色いベストが国境をブロック 反マクロン運動だった黄色いベスト運動は、今も続いているが、最近ではカタロニアの独立運動の闘士たちとも連携して互いにエールを送っているそうだ。(2019/10/20) 現代のカタロニア讃歌 カタロニアの独立国民投票を行い7年以上の禁固刑となった独立派へのエール 以下の映像はバスク地方の人々がカタロニアの人々にエールを送っているものです。スペインのカタロニア選出議員らが、カタロニア独立のための国民投票を地域で行ったことで7年以上の刑を言い渡されたと言います。それに対して、バスク地方の人々が〜ここにも独立運動はありますが〜Estacaと題するレジスタンスの歌を歌っているところだそうです。(2019/10/20) イタリアの新学年は混乱?!〜 チャオ!!イタリア通信(8)
やっと長い夏休みが終わり、9月16日から幼稚園、学校が始まりました。こちらでは9月からが新学年の始まりです。我が家の双子も幼稚園最後の年となりました。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2019/10/01)
削除されたクロード・ランズマンの言葉 パトリス・マニグリエ Patrice Maniglier
評論誌「現代」について僕ら編集委員が全員の署名入りで書いた文章が今日、ベラシオン紙に掲載された。編集長だったクロード・ランズマンが亡くなって1周忌なのだ。ところで、僕には理解できない理由で、仲間の編集委員たちが、僕とジュリエット・シモンが書いた第一稿の中に出てくるクロード(ランズマン)が語った言葉を削って欲しいと要求してきた。それでやむなく、僕らはその言葉を削ったんだ、というのも僕らは人がいいからだ。(2019/07/20)
移民問題に関する内務大臣サルヴィーニの発言 〜 チャオ!!イタリア通信(7)
42人の難民を乗せた非政府組織の船「sea watch 3」が、イタリアのランペドゥーザ島に上陸するのをイタリア政府から禁止され、6月12日から約2週間、地中海で足踏み状態となった。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2019/07/16)
長いながーいイタリアの夏休みの過ごし方 〜 チャオ!!イタリア通信(6)
イタリアは6月に入ると、もうバカンス気分になります。というのも、小学校以上は大体6月10日頃に終了し、9月の第2週目まで約3カ月間、長いながーい夏休みになるからです。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2019/06/27)
欧州議会議員選挙が終わって グローガー理恵:ドイツ在住 ●欧州議会選挙 5月23日から26日にかけて、EU加盟28か国で欧州議会議員選挙が行われた。EU加盟国には4億人以上の有権者が存在する。1979年の最初の欧州議会選挙以来、投票率はだんだんと低下してきており、近年の2004年から 2014年までの投票率は40%台までに下がっていた。しかし、今回の投票率は上昇して50%を超える50.97%となった。これは、この20年間において、もっとも高い投票率である。(2019/06/17) 初選出の29歳の欧州議会議員マノン・オブリ氏 ブリュッセルの欧州議会での会話を披露
欧州議会議員の選挙で今回、選出されたマノン・オブリ(Manon Aubry)氏は29歳。ジャン=リュク・メランション党首が率いるFrance Insoumise (服従しないフランス)の候補者リスト1位がこのうら若い女性マノン・オブリ氏だ。3位は前回書いたレイラ・シェイビ氏。レイラ・シェイビ氏は36歳と、いずれの女性も若く今年初めて議員に選出された。(2019/05/29)
レイラの4度目の挑戦〜欧州議会議員に当選〜 村上良太
先週末に欧州では欧州議会議員の選挙が加盟国で行われました。フランスでも74議席の割り当てをめぐって行われました。マリーヌ・ルペン党首が率いる国民連合とマクロン大統領が率いる共和国前進のグループがほぼ同率で並び、そのうしろに緑の党などの環境政党グループ、右翼政党の共和党のグループ、左翼政党の服従しないフランス、社会党のグループという結果となりました。これを見ても2017年まで与党だった社会党の凋落ぶりは著しいです。マクロン新党に票を奪われていることが如実に見えます。一方、緑の党と環境政党のグループが3位に浮上しています。前回から議席を7つ増やしているのです。これは以下のウィキペディアの英語版(5月28日現在)を参照したもの。(2019/05/28)
現代イタリア映画の監督たち 〜 チャオ!!イタリア通信(5)
2013年にイタリア映画「グレートビューティー」がアカデミー賞外国語映画賞を受賞して、イタリア映画が注目されました。イタリア映画も日本と同じように戦後世界的に知られるようになり、多くの映画人に影響を与えました。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2019/05/17)
イタリアでの生活で重要なこと 〜 チャオ!!イタリア通信(4)
イタリアでは、ガスの請求書が2ヶ月に一回届きます。冬の時期の請求額は、夏と比べると2倍ほどになるのですが、私の同僚から、その6倍近い額の請求書が届いたという話を聞きました。同僚は「びっくりして夜も眠れない日が続いた」と嘆いていました。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2019/04/29)
フィレンツェのバス事情 〜 チャオ!!イタリア通信(3)
私は結婚して1年間だけフィレンツェ市内に住みましたが、その後、夫の実家近くに引っ越しました。夫の実家がある町は「ポッジョ・ア・カイアーノ」といって、プラート市(フィレンツェ市の隣)にあります。私は、そこからフィレンツェまでバスに乗って仕事に通っているのですが、このバス会社のフィレンツェにおける終着と始発のバス停留所が最近移動しました。それに伴い、バスが大きく迂回しなくてはならないのと、フィレンツェ市内の渋滞が重なり、夜7時以降のバスに乗ることもあるのですが、バスは毎回30分ほど遅れてやってくるようになりました。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2019/04/09)
フランスの眼科医35人がマクロン大統領にフラッシュボールの使用一時停止を求める請願書を送る france bleuの報道によると、フランスの眼科医35人がマクロン大統領に、「黄色いベスト」を鎮圧するためこれまで使用してきたゴム弾(「フラッシュボール」と呼ばれることが多い)の使用の一時停止を手紙で請願した。(2019/03/13) 市民権の制限に乗り出したマクロン大統領 先月可決したフランスの「反暴動法」 マクロン大統領が率いる行政府と、国会で多数派を率いるこれまたマクロン大統領の率いる新党「共和国前進」の与党が、11月から続くマクロン政権に対する抗議運動「黄色いベスト」を封じるべく先月、「反暴動法」を制定した。法案の骨子は、現地の報道によると、自治体の首長か治安当局者が、ある運動参加者を公共の安全に対して危険な人物だと認めれば、その人物を強制的に運動から排除できるとする法律のようである。これに対してフランス国内からも外国メディアからも市民権の不当な制限ではないか、とする批判的な報道が出ている。(2019/03/11) 「黄色いベスト」による革命の可能性 パトリス・マニグリエ(哲学者) Le potentiel révolutionnaire des gilets jaunes Patrice Maniglier
●「黄色いベスト」による革命の可能性 以下に述べることはすでに十分に明らかだろう。「黄色いベスト」という運動はフランスにおいて〜1968年の五月革命以来、いやさらにアルジェリア独立戦争以来と言ってもいいのだが〜本物の革命の可能性を明確に示した、ということである。この革命という言葉については共通理解が必要である。革命とは権力に変化が起こることである(それが政治権力の中枢にいる人々が他の利益のために追い出される場合であれ、権力構造自体が変革される場合であれ)。そしてその権力の変化が統治される「マッス」(masse:大衆、塊、集団)による不服従によってもたらされる場合である。(2019/03/08)
矛盾を抱える現イタリア政権――アブルッツォ州選挙の結果を踏まえた今後のイタリア政権の行方 〜 チャオ!!イタリア通信(2)
イタリア中部アドリア海沿岸にある「アブルッツォ州」は、イタリアを代表する詩人・作家のダヌンツィオが生まれたところです。このアブルッツォ州で、2月10日に州議会選挙が行われました。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2019/02/23)
黄色いベストの背中にこめたメッセージ その2 村上良太
フランスで昨年11月に始まったマクロン大統領とその政権に対する反対運動「黄色いベスト」(gilets jaunes) は今も週末ごとに続いています。これは韓国で朴槿恵大統領を糾弾した時と同じような長い運動になりつつあります。参加者たちが着用する黄色いベストには、その背に様々な思いが書き込まれています。それを集めたウェブサイトも生まれました。創設したのは参加者の一人、ルイーズ・ムーラン(Loise Moulin)さんです。(2019/01/28)
独ソ不可侵条約への経緯を描く独仏の放送局ARTEのドキュメンタリー「ヒトラーとスターリンの条約」(1月13日から3月8日まで無料視聴可能) 独仏共同出資の放送局ARTE(アルテ)が1939年8月23日に結ばれた独ソ不可侵条約の経緯を描いたドキュメンタリー「ヒトラーとスターリンの条約」をインターネットで無料公開中だ。1月13日から3月8日まで視聴可能である。ただし、この番組の制作はフランスのようである。独ソ不可侵条約こそ第二次大戦の引き金となったナチとソ連との軍事不可侵条約であり、その結果、両国が東欧諸国を分割する結果となった。ドイツは1週間後の9月1日にポーランドに侵攻している。その背景には欧州の2大国だった英仏両国がヒトラーのドイツのチェコのズデーデン地方割譲を認めた1938年9月のミュンヘン協定があった。このいわゆる宥和政策を見て英仏両国の姿勢に疑問を持ち、スターリンは英仏と同盟を結ぶ道を捨て、ドイツとの接近を図ることになった。その過程にはこの番組の中でも描かれているソ連の外交を率いていた外務大臣のマクシム・リトヴィノフが1939年5月に解任され、モロトフに交代したことが挙げられる。(2019/01/22) 黄色いベストの背中にこめたメッセージ
フランスで昨年11月17日に始まり、今も週末ごとに続いているマクロン政権への抵抗運動、いわゆる「黄色いベスト」は単なる乱暴狼藉の無頼漢の集合体というわけではありません。彼らの黄色いベストの背中には様々な思いが書き記されているのです。そこから何が読み解けるのでしょうか。パリで2016年3月31日に始まった運動の「立ち上がる夜」に参加したのち、「黄色いベスト」にも参加しているデザイナーのルイーズ・ムーランさんによる写真です。(2019/01/21)
立ち上がる夜と黄色いベスト運動 髭 郁彦(ひげ いくひこ):記号学 政治学者でも社会学者でも経済学者でもジャーナリストでもない私が、立ち上がる夜や黄色いベスト運動について、政治的、経済的、歴史的視点から的確にコメントすることは不可能である。しかしながら、現代フランスで起きた(黄色いベスト運動は今も継続しているが)この二つの重要な社会運動の関係性について日本で言及しているテクストは今のところ皆無に等しい。それゆえ、ここではこの二つの運動に対する考察を行い、現代フランス社会が抱える多くの問題点について論述していこうと思う。そのために、ここでは最初に立ち上がる夜についての検討を行い、続いて黄色ベスト運動についての検討を行い、それを比較していく。さらに、この二つの運動を記号学的視点から分析し、またフランスの社会運動と日本の社会運動との差異について分析し、その考察をこの拙論の結論にしようと思う。(2019/01/20) ある高校の抗議デモから、イタリアを考える 〜 チャオ!!イタリア通信(1)
イタリアでは、イエスの誕生日であるクリスマスから始まり、年末年始を経てエピファニアと東方三博士がイエスを来訪する日である1月6日までが冬のバカンスとなります。(サトウ・ノリコ)(2019/01/15)
ユーゴスラヴィア社会主義崩壊の外因 岩田昌征(いわたまさゆき):千葉大学名誉教授 一. 1978年8月社会学第9回世界大会 労働者自主管理経済と武装非同盟政策を根底に据えたユーゴスラヴィア社会主義は、その内部的諸困難だけが原因で崩壊したわけではない。内部的諸要因を利用し増幅させる外的諸工作を無視しては、ユーゴスラヴィア社会主義の崩壊を理解することができない。ここでは、外因のみについて考える。私の手元に興味深い二冊の本がある。第一書は、ライフ・ディズダレヴッチ著『チトーの死からユーゴスラヴィアの死まで 証言』である。ボスニア・ヘルツェゴヴィナ国をセルビア人共和国とともに構成するムスリム(ボシニャク)人・クロアチア人連邦の首都サライェヴォで1999年に出版された。(2019/01/05) 「黄色いベスト」が要求した国民投票 そしてその未来
フランスで起きている「黄色いベスト」による運動について、「立ち上がる夜」の参加者、ルイーズ・ムーラン氏は彼らが市民主導の国民投票を要求したと言っていました。この国民投票というのは”Le référendum d’initiative citoyenne ”と言われているものです。頭文字をとってRICと書かれていることもよくあります。(2018/12/19)
マクロン大統領と金融界 マクロン大統領の政権の本質を理解するには本山美彦著「金融権力」が不可欠 燃料税の値上げへの反対運動から始まり、さらにマクロン大統領の辞任を求めているフランスの「黄色いベスト」ですが、シャンゼリゼの騒乱などばかりが映像として取り上げられる一方で、何が起きているのかその本質はあまり触れられていないのではないでしょうか。つまり、マクロン大統領の政治の本質は何か、ということだと思うのです。拙著「立ち上がる夜 <フランス左翼>探検記」(社会評論社)でも触れたのですが、マクロン大統領が生まれた背景はオランド大統領の社会党政権時代に遡ります。フランソワ・オランド大統領は2012年に左派の人々の熱狂的な支持を得て選出されました。前の大統領が新自由主義を進めたサルコジ大統領でしたから、オランド大統領は富裕層に優しく、貧困層に厳しい政治を改革してくれると庶民は思ったのです。しかし、その期待は裏切られました。その最大のカギとなったのは金融界への政策です。(2018/12/15) 「黄色いベスト」運動を私はこう見る ルイーズ・ムーラン氏 「立ち上がる夜」の参加者・デザイナー Louise Moulin ,participant of "Nuit debout " (designer & activist )
フランスで今、黄色いベストを着用した人々の政府への反対運動「黄色いベスト」がメディアの注目を集めています。振り返ると2年前の2016年3月から8月ころまでフランスでは政府への異議申し立て運動が行われ、「立ち上がる夜」と呼ばれました。しかし、「立ち上がる夜」は日本ではほとんど報道されませんでした。一方、今回の「黄色いベスト」は日本でも報じられています。2016年の「立ち上がる夜」と今回の「黄色いベスト」はどういう違いがあるのか、どういう共通項があるのか。「立ち上がる夜」に参加したパリ在住のルイーズ・ムーランさん(デザイナー、活動家)に聞きました。 Q 「立ち上がる夜」と「黄色いベスト」の違いは何ですか?(2018/12/12)
「黄色いベスト」運動を私はこう見る パリ在住の精神分析医・作家 サラ・シーシュ Interview : Sarah Chiche / Writer and psychoanalyst in Paris
フランスで先月来、黄色いベストを羽織った人々が政府に対して反旗を翻しています。マクロン大統領とその政権が進めようとしていたディーゼル車の燃料への税金の値上げが引き金になったとされますが、パリだけにとどまらず各地に広がり、大きな広がりを見せています。これについて、パリ在住の精神分析医で作家のサラ・シーシュ(Sarah Chiche) さんに話を聞きました。 Q「黄色いベスト」の運動をどう見ますか?(2018/12/12)
まだまだ続く、巨大デモ「Gilets jaunes(黄色いベスト)」 Ryoka ( 在仏)
事情があって日刊ベリタに記事が投稿できなかった間に、フランスではマクロン政権に対するデモが暴徒化し、治まる気配がない。2018年11月17日から開始したデモは、SNSなどを通して10月初旬ごろから入念に準備され、初日の17日だけで2000カ所、28万人が参加した。シンボルは、すべての車に備え付け、道路上でのやむを得ない乗降の際に着ることが義務付けられている蛍光がかった「黄色いベスト」。それにちなんで参加者やデモそのものを「Gilets jaunes(ジレ・ジョーヌ=黄色いベスト)」と呼ぶ。(2018/12/05)
フランスの環境大臣の辞任が投げかけた波紋 新自由主義は環境保護と両立可能か フランスの環境大臣だった二コラ・ユロ氏が突然辞任したことがフランスで波紋を呼んでいる。このことはプロ・ビジネス(ビジネス界寄り)のエマニュエル・マクロン大統領やエドゥワール・フィリップ首相と、抜本的な環境保護政策が両立するか、という原理的な問いかけを投げかけた、と受け取られているからだ。投機的な金融の規制など金融の規制強化を求めてきたAttacフランスは「ユロ氏の辞任は明快なメッセージを持つ。エコロジーはマクロニズム(マクロン主義)と両立しない、ということだ」と声明を出した。「エコロジーへの転換は小さな歩みに自足していては決して成し遂げられない」とも述べている。(2018/08/28) フランスの環境大臣二コラ・ユロ氏がラジオインタビューで突然、辞任すると発言 フランスの環境大臣の二コラ・ユロ氏がFrance Intelのラジオインタビューの中で辞任すると打ち明けた。ユロ氏はテレビ番組で環境問題を古くから扱ってきた製作者で、大衆に人気を持つ。それゆえ、エマニュエル・マクロン大統領とエドゥワール・フィリップ首相にとっても晴天の霹靂となった。というのも、ユロ氏はラジオ番組で話す前には大統領にも首相にも辞任の話はしておらず、自分自身で決めたと言っているからだ。「もう自分に嘘をつくことはできない。」環境保護活動家で知られる彼が大臣であることで環境問題に前向きであるというイメージを醸すのはやめたいとうことのようだ。(2018/08/28) フランスのセクハラ論争 ”importuner”する自由 アメリカの大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが自分の製作する映画に出演した多数のハリウッド女優らにセクハラを行っていたことが大々的に報じられて以来、セクハラの告発が欧州にも引火し、各地で過去の出来事が告発されている。そんな中、フランスの女優、カトリーヌ・ドヌーブが"la liberte d'importuner" (男にはimportuner”する自由がある )と発言したことが新たな話題を呼んでいる。importunerというフランス語の単語には「迷惑をかける、うるさがらせる」という意味があり、異性を相手にする場合は特にしつこく言い寄ってうっとおしくさせる、という意味合いが含まれている。(2018/01/12) 哲学者、エチエンヌ・タッサン(Etienne Tassin)氏が亡くなる ハンナ・アレントの研究家、難民・移民の問題も考察 日本で言及されることは少ないが、哲学者のエチエンヌ・タッサン(Etienne Tassin)氏が事故がもとで亡くなった。62歳だった。事故が何かは具体的に伝えられていない。以下は哲学雑誌に掲載された訃報。今月の6日のことだった。タッサン氏は政治哲学者のハンナ・アレントの研究で知られるフランスの哲学者だった。パリ第七大学に拠点を置いていた。以下はタッサン氏のインタビューの映像だ。(2018/01/10) カタルーニャ問題のキーワードは「独立」ではなく「主権」 カタルーニャの独立をめぐる住民投票の本質が、海老原弘子さん(スペイン語・カタルーニャ語翻訳者)の論考で理解できた。海老原さんによると、カタルーニャ問題を解くキーワードは「独立」ではなく「主権」なのだという。スペインにおいては「主権」とは「個人の主権」であると同時に「共同体の主権」つまり「自治の獲得」を意味するという。(大野和興)(2017/12/20) バルセロナ物語 カタルーニャ独立に賛成?反対? 平田伊都子
2017年10月5日、スペイン憲法裁判所は10月9日に予定されているカタルーニャ自治州議会に対して、差し止め命令を出しました。 なぜなら、この日の州議会で、10月1日のカタルーニャ州独立住民投票賛成結果を受けて、独立宣言をすると言われてるからです。
(2017/10/07)
「結婚しました」 イタリアからのメッセージ
イタリア北西部、ジェノバに近いスポトルノに住むカップルのエリ・マルチニ(Ely Martini)さんとアンドレア・ベルキアラ(Andrea Berchialla)さんはこれまで一緒に暮らしてきましたが、結婚はしていませんでした。シビルユニオンという結婚ではない形でのつながりに過ぎませんでした。ところが、先日、二人は結婚式を挙げたのです。(2017/10/06)
“北朝鮮にミサイルを撃たなくてよいのか?” 総選挙のテレビ討論が白熱 10月10日公示、22日の投票の総選挙が事実上、始まった。争点の一つは、核兵器と弾道ミサイルの開発を続ける北朝鮮への対応をどうするか。あなたは選挙に勝利して政権についた時、差し迫った脅威に直面した時、北朝鮮への攻撃ボタンを押すのか、どうなのか――。 そんなテレビ討論が先日行われた。(西条節夫)(2017/10/06) スイス:食料安全保障を憲法に明記へ 国民投票で可決 9月24日に実施されたスイスの国民投票の結果、憲法に食料安全保障を盛り込むことが79%の圧倒的な賛成で可決された。スイス26州全てで賛成が反対を上回った。憲法に食料安全保障が明記されるのは“主要国”では初だという。新たに憲法に盛り込まれる項目は、モノカルチャーや多国籍企業による自由主義的な食料支配とは一線を画したもので、食料廃棄について消費者の責任を明記した点も画期的だ。(有機農業ニュースクリップ)(2017/09/25) 【フランス反ラシスト運動の現場から(1)】「反植民支配アジア人団体」の会議に顔を出しました 青山栄次郎 石川さん、長い間手紙に返事出来なくて申し訳ありません。日本は台風が激しいと聞いています。都会の方では被害は少ないと思いますが、田舎の親戚は御無事でしょうか。先日の土曜日、仕事先でハーフの方と出逢ってそれを報告したかったのです。(2017/09/21) イタリアのレストラン ハッピーアワー
北イタリアのジェノバ近郊スポトルノに住むエリ・マルチニさんとアンドレア・ベルキアラさんのカップルです。ちなみに、エリさんは詩人、ベルキアラさんは病院勤務の看護師です。夕食前に簡単な食事時の1枚です。(2017/09/04)
フランス国会議員選挙 「服従しないフランス」 レイラ・シャイビさんはマクロン新党の候補者に敗れる
社会党から離脱して左翼党を立ち上げ、左派の再編を目指すジャン=リュク・メランション議員のグループは「服従しないフランス」(France Insoumise)と呼ばれ、大統領選の1回目の投票では19%の支持を得た。今回の国会議員選挙ではグループから27議席を輩出したが、当初期待されたほどには伸びなかった。前回、日刊ベリタで報じたパリの第10選挙区で「服従しないフランス」から立候補したレイラ・シャイビ(Leila Chaibi)さんは第一回の投票では2位で、決戦投票に進んだが、惜しくも敗れた。(2017/06/20)
フランス国会議員選挙 フランソワ・リュファン候補が当選 映画「メルシー・パトロン!」で市民運動に火をつけたジャーナリスト
今回のフランスの国会議員選挙で最も注目された選挙区がパリの北にあるアミアンだった。なぜなら、この選挙区はマクロン大統領の故郷であり、空洞化が進むフランス工業都市の象徴でもあったからだ。そして、この選挙区でマクロン大統領の新党グループや極右の国民戦線の候補者らの間で激しい選挙戦が繰り広げられたが、左派グループの「服従しないフランス」の支持を得たフランソワ・リュファン氏が決選投票で逆転勝利を飾り当選した。(2017/06/19)
フランス国会議員選挙 マクロン大統領の新党が過半数を握る しかし400議席には届かず 国民戦線・「服従しないフランス」が議席を伸ばす フランスの国会議員選挙の決選投票が18日に行われた。マクロン大統領の新党のグループが予想通り全577議席の過半数を占める見込みだが、当初予想された400〜450議席には届かなかった。(2017/06/19) フランスでも政変に伴うキャスターの解任? 人気ベテランキャスターや辛辣コラムニストらが契約を打ち切られる フランスでは今が放送局の契約更新の時期だ。今年はベテランのTVキャスター、ダビド・プジャーダス(DAVID PUJADAS)氏や権力に辛辣な言葉を浴びせることで著名なコメンテーターのナターシャ・ポロニー(Natacha Polony)さんらが続けて解雇されることになった。(2017/06/18) フランス国会議員選挙(第一回目投票)で高い棄権率 有権者の約50%が投票せず 第五共和制が始まって以来の低迷 今回のフランス国会議員選挙(第一回目投票)ではマクロン大統領の新しい政治組織 "Republiue En Marche "の躍進ぶりが大々的に語られがちだが、有権者の半数、約50%が棄権していたことが複数の世論調査会社の調べで浮き上がっている。この数字は2012年の国会議員選挙第一回目の投票のときの棄権率約42%に比べても一段と高まっている。前回も棄権する人の多さが報じられたが、今回はさらに棄権率が高い数字となっており政治不信の深まりが見て取れる。ラジオフランスアンテルナショナルによると、1958年の第五共和制発足以来の最低の投票率=最高の棄権率となったそうだ。マクロン氏のグループの大躍進は棄権率の高さと関係がある。(2017/06/14) フランス国会議員選挙(第一回目の投票) 第一位は棄権 行政権力と立法権力の不分離が民主主義の危機を生む フランスは議院内閣制の日本と異なり、大統領選挙と国家議員選挙(下院)が別々に行われる。期間は5年に一度だ。もともと大統領の任期は7年だったが、国会議員と同じ5年となり、今は同じ年に選挙が行われているため、大統領選で勢いのあった政党が国会議員選挙でも多数派を形成することが多い。これはフランス人がそういう風に大統領の権力を維持することをデザインした結果である。そして今、マクロン大統領は一気に577議席のうち400議席以上を得て行政府と立法府を自分の政治グループでがっちり占めようとしている。(2017/06/13) フランス エドゥアール・フィリップ首相が「非常事態」を永続化するための法案を作成 「非常事態」解除後も令状なき家宅捜索・召喚・パソコンや携帯の押収などが可能に マクロン新大統領が抜擢した元共和党のエドゥアール・フィリップ首相が「非常事態」を永続化できる法案を作成したことが市民の恐怖を呼んでいる。「非常事態」は先日の英国のテロ事件を受けて延長されたばかりだが、今、提出される法案は「非常事態」を解除した後も常時、テロとの戦いのために「非常事態」と同様のことを可能にするものだという。ルモンドが最初に報じ、それが様々なメディアに波及している。(2017/06/13) 「フランス大統領選挙 第一回目の投票 棄権か、メランションへの投票か?」 マージョリー・マラマク "1er TOUR: ABSTENTION ou MELENCHON? " par Marjorie Marramaque
今年のフランスは大統領選挙に国会議員選挙と5年に1度の政治の変化の年です。報道でマクロン大統領の陣営の躍進ぶりが伝えられていますが、そういった報道とは違った角度から今回の選挙を見つめてみたいと思います。昨年、パリの共和国広場で「立ち上がる夜」(ニュイドゥブ)という市民が集まって討論する運動が起こりました。これは労働法の規制緩和に対する反対がきっかけでしたが、やがてそれにとどまらず社会党と共和党と言う左右の既存政党に対する批判につながっていきました。その時、広場に集まった人々はラディカルに新しい政治の在り方を論じ、模索していました。(2017/06/12)
フランス:「テロ対策」の名で歯止めのない弾圧 フランスでは新しい大統領になっても国家非常事態の延長を重ねていると本紙では6月5日に報じた。国際人権団体アムネスティはテロと闘うためにあるはずの権限が、平和的な抗議行動の鎮圧に頻繁に使われており、法の支配にもとづく民主主義が危険にさらされている、と懸念を示している。アムネスティの調べでは、移動の自由と平和的な集会の権利を規制する数百もの不当な措置が、テロ対策という口実で発令されてきた。(大野和興)(2017/06/08) ロンドンでのテロを受け、テリーザ・メイ英首相がインターネット監視の国際協力を提唱 その驚くべき内容とは・・・・ オーウェルが「1984」で描いた恐るべき全体主義社会へとまた一歩近づいたと思われるのが、ロンドンでのテロ事件の後にテリーザ・メイ英首相が提唱したネット監視の国際協力である。メイ首相はその記者会見の場でインターネットの世界が過激思想の揺籃となっていることをあげ、監視を強化し国境を越えてテロ対策で協力することが大切だと述べた。こう言われると、一見もっともらしく、否定しがたい。しかし、英国の新聞インデペンデント紙が報じている内容によれば、英国では去年メイ首相が提唱した”the Investigatory Powers Act 2016 ”という法律があるそうだ。(2017/06/07) マクロン大統領の行政立法案 フランスの労働法の解体へさらなる弾みか 鍵は11日と18日の国会議員選挙
フランスでマクロン大統領が就任していよいよその政策が始まろうとしている。まず、フランスの新聞で今、大々的に報じられているのが労働法改正案だ。労働法改正は昨年、国会で紛糾し、労働組合や多くの市民の抗議運動を巻き起こしながらバルス首相らが強硬手段で制定したのだったが、1年後の今、さらなる規制緩和が行われようとしている。(2017/06/06)
相次ぐ国家非常事態の延長で、フランスの民主主義が揺らいでいる フランスでは議会が国家非常事態の延長を重ね、法の支配にもとづく民主主義が危険にさらされている。2015年11月にパリで発生したテロ事件から数時間後、オランド大統領は非常事非常事態法を発令した。この法律は、内務大臣と自治体の役人に、裁判所の許可なしに家屋や敷地内を捜査し、被疑者の移動を制限する強力な権限を付与する。新大統領のついたマクロン氏も、 英マンチェスターで発生した自爆攻撃事件を受け、非常事態宣言を11月1日まで延長すると発表した。同宣言は今年7月半ばに失効する予定だった。(大野和興)(2017/06/05) マニュエル・バルス前首相の造反 社会党からマクロン新大統領のEn Marche! へ ところがマクロン新大統領が拒否
「左でもなく、右でもなく」をキャンペーンPRで打ち出して見事大統領の座を射止めた新党”En Marche!”(始動!)のエマニュエル・マクロン氏。フランス政界へのインパクトは大きい。筆者には日本の1990年代半ばにおける社会党から民主党への左派議員の移行を思い出させる。日本では中道政党・民主党が生まれ、旧・社会党議員が多数そこに移動した結果、かつて野党第一党だった社会党は今では非常に小さな政党になってしまった。その結果、日本の政界は大きく右に移行し、憲法改正を阻止してきた「3分の1以上を野党が占める」という体制がついに崩壊することになった。(2017/05/11)
フランスの政治を変えたい ジャーナリスト・映画監督のフランソワ・リュファン氏が国会議員選挙に初立候補 マクロン大統領の故郷アミアンで始まる熾烈な選挙戦
新大統領も決まってほっと一息、と言う間もなく、フランスでは6月の国会議員選挙に向けた準備が始まっている。まずテレビのニュース番組ではマクロン氏が立ち上げた新しい政治グループ「En Marche !」(始動!)が国会議員候補をどう擁立するか、そしてまた大統領と同じ行政府の首相や閣僚には誰を選ぶか、こういった話題が報じられている。報道によると来月の国会議員選挙に「En Marche !」(始動!)から立候補するのは無名の新人が少なからずいるようだ。(2017/05/10)
民衆を導く自由の女神 マクロンとマカロン(Macaron d’Amian) 平田伊都子
5月8日の早朝、新フランス大統領マクロンの誕生が、世界に伝えられました。 喜んだのは、マクロン大統領選挙キャンペーンを操った現フランス大統領フランソワ・オランドで、もっと喜んだのは、ガキの頃から天塩をかけてマクロン氏(39)を育て上げたマクロン夫人(64)でしょうね、、 マクロン夫人の実家はアミアンでマカロン・ダミアン(アミアンのマカロン)とジャン・トロニュー・チョコレートという銘菓をつくる有名なお菓子屋さんです。マカロンがとりもった甘い恋は、とうとうフランス大統領職を射止めました。 お二人による男子高校生と女教師の恋物語は、1968年にあった別のカップルの悲劇を思い起こさせます。 50年経った今、フランス社会は寛大になったんでしょうか? ドラクロアの「民衆を導く自由の女神」を鑑賞しながら、しばし、フランス人気質に想いを馳せてみませんか?(2017/05/09)
マクロン勝利宣言の裏で 2 パリ市内4か所で13人に出口調査をしたら全員マクロン支持だった 村上良太
パリの大統領選挙決選投票。結果はマクロン候補が約66%、ルペン候補が約34%という結果でマクロン氏の圧勝となった。予測されていた通りの結果となった。フランスの大統領選挙の投票所は地域の小学校や市庁舎などが使われ、三々五々人々が投票にやって来る。市内4か所で筆者は今回の大統領選に対する投票者たちの考えを聞いてみた。驚いたことは13人、全員がマクロン候補に投票したと答えたことだ。(2017/05/08)
仏大統領選挙、マクロンが当選 棄権票も1969年以来最高を記録 (パリ=飛田正夫)2017年の仏大統領選挙の最終戦は仏前経済 エマニュエル・マクロンとマリーヌ・ルペンフランス極右派系国民戦線との間で7日投票が行われマクロンが第五共和制第8代目の大統領に当選した。65,1%がマクロンを支持した。しかしマリーヌ・ルペンの極右翼党国民戦線(FN)支持も1100万人と史上最高を記録している。同時に、 棄権者は1969年以来の最高を示し25%となっている。特に9%が白紙提出など抗議の投票をしている。ルペンの得票率は34,5%で前回よりも15%伸びている。(2017/05/08) マクロン勝利宣言の裏で 反ラシスム(反人種差別主義)集会が開かれる 年々勢いを増す人種差別主義にどう立ち向かうか
パリ北駅から徒歩2分のラファイエット通りにあるバー「植民地」(la Colonie)。ここに5月7日、大統領選挙の夜、人だかりができていた。集まっていたのは北アフリカのマグレブ地方の移民やその二世、三世が多い印象だが、中東から来た人たちもいたかもしれない。集会は「反ラシスム(反人種主義)」の討論会だった。(2017/05/08)
大統領選挙前日に当選確実? エクスプレス誌の速さ
大統領選挙、決選投票を明日の日曜に控えるパリの街角、キオスクの壁には早くもマクロン勝利を思わせるポスターが。さすがはエクスプレス(急行列車)という名前だけのことはあります。とはいえ、選挙はまだまだ何があるかはわからない。(2017/05/07)
迫るフランス大統領選 国民戦線が初大統領を生むか、それとも? テレビ討論会が始まる フランスの大統領選が1か月後に迫ってきた。フランス大使館によると4月23日に第一回投票。2週間後の5月7日に上位2名で決選投票が行われる。選挙運動期間はおよそ1か月間。これはアメリカの大統領選に比べると圧倒的に短い。しかし、任期は5年間とアメリカより1年長い。最終的に候補が確定するのは第1回投票に先立つ遅くとも3週間前の金曜日だという。「選挙運動は第1回投票に先立つ2週前の月曜日に開始し、投票日前日午前0時に終了します。」(フランス大使館のサイトより)現在の主な候補者。ブノワ・アモン (社会党連合)フランソワ・フィヨン(共和党連合)エマニュエル・マクロン(前進) マリーヌ・ルペン(国民戦線)ジャン=リュク・メランション(左翼戦線=左翼党・共産党)(2017/03/28) オランダ下院選挙は極右派系ポピュリズムの台頭に反対投票で勝利 グリーン・レフトが’大幅躍進 (パリ=飛田正夫)15日のオランダ下院議会選挙では2012年よりも12議席多い全150議席が比例代表制直接選挙で選ばれる。マーク・ルート(Mark Rutte)首相の自由民主党(VVD)がトップで31議席を獲得したが過半数の76議席には遥かに及ばなかった。心配されたイスラム嫌いで反ヨーロッパ主義者で知られるゲールト・ヴィルダー氏のトップ当選は避けられて極右派系は19議席と予想に反して伸びなかった。エコロジーのグリーン・レフト(GroenLinks)は2012年の4議席を16議席まで伸ばして注目されている。(2017/03/17) スロバキア:ロマの子どもたちを苦しめる分離教育 アムネスティ・インターナショナルと欧州ロマ権利センターの合同調査で、スロバキアでは、ロマの子どもたちに対して差別的な教育が行われていることが明かになった。ロマは他の子どもとは別の学校や教室で、質の低い教育を受けさせられている。その結果、将来も貧しい生活から抜け出せず、社会から追いやられてしまう、と同調査は警告している。以下、アムネスティ国際ニュースが伝えるその実態。(大野和興)(2017/03/11) 政治家の腐敗に反対するパリの市民集会 金融企業のロビイ活動に便宜を図っていた政治家 利益相反の問題へ ソフィー・ティシエ 放送ジャーナリスト (Sophie Tissier , Journalist )
フランスで政治腐敗を追求する動きが急速に活発化しています。韓国と同じく、フランス各地でも政治に絶望していた市民が、政治家たちの腐敗を許すまじ、と集結して政治文化の刷新を求めています。その運動に参加している放送ジャーナリストのソフィー・ティシエさんにお聞きしました。「これは政治の腐敗に反対する市民の運動です。今、次の集会に向けて動いているんですよ。これは大きな1ページとなりました。というのもこの間の日曜日の反政治腐敗の集会はフランス全国40か所で行われたのです。パリでは3000人が共和国広場に集まりました。次の終末、日曜日も続ける予定です。」(2017/02/23)
政治家の腐敗に反対するパリの市民集会 新しい政治文化への道 ”Rassemblement contre la corruption des élus”
2月19日にパリの共和国広場で行われた政治腐敗に対する集会集会は多くの市民が集まり、立錐の余地もないほどだったようです。この共和国広場は四方に大きな道路が通っていて交通の要所です。そのため、市内のデモ行進のあとに、ここに集まって集会を開くことがあります。公共の広場は市民の言論の自由や集会の自由にとって大きな意味を持った場所です。この日、シンガーソングライターのオリビエ・エベール(Olivier Hebert )さんも参加しました。オリビエ・エベール「僕が思うに、この集会は始まりということだ。人々が政治を倫理的なものに改めるために、政治家の行動や規則を確立しようとしているんだ」(2017/02/22)
政治家の腐敗に反対するパリの市民集会「腐敗政治家を黙認する有権者は共犯だ」”Rassemblement contre la corruption des élus”
昨日19日、パリの共和国広場で政治家の腐敗に反対する市民集会が開かれました。参加したシンガーソングライターのオリビエ・エベールさんの写真です。政治家は市民が腐敗を黙認する限り、支持されていると勘違いするのではないでしょうか。エベールさんが広場で撮影した写真の中に、ファシズムを風刺した英国の作家ジョージ・オーウェルの言葉が書かれたものがありました。(2017/02/20)
政治家の腐敗に反対する市民集会 法令順守を求めるパリ市民 ”Rassemblement contre la corruption des élus” 2月19日(日)、今日、パリの共和国広場では市民集会が開かれます。”Rassemblement contre la corruption des elus”(選挙で選ばれた人々の腐敗に反対する市民集会)です。午後3時から7時までの予定です。これについて教えてくださった歌手のオリビエ・エベールさんに尋ねました。(2017/02/19) 「欧州議会がカナダとの自由貿易協定 CETAを締結 〜問題の1つが内分泌攪乱化学物質の規制緩和〜」CETA will deregulate endocrine disrupting chemicals in EU ニーナ・ホラント Nina Holland ( CEO)
欧州連合本部の政策決定機関にどのように産業界のロビイストが浸透して密かに大きな影響力を行使しているかをウォッチしているNGO「Corporate Europe Observatory」についてこれまで3回に渡って紹介してきました。今回は農業関連ビジネスと食品関連産業のロビイ活動をウォッチしているニーナ・ホラントさん(Nina Holland)さんにカナダとの自由貿易協定CETAが批准され発効した場合のリスクなどについてお聞きしました。(2017/02/17)
欧州議会がカナダとの自由貿易協定 CETAを承認 しかしこれから欧州連合加盟国・地域の承認が必要 CETA was approved in EU parliament トランプ大統領が就任早々、離脱を表明したのが環太平洋12か国の自由貿易協定(TPP)だったが、一方、欧州議会は15日、カナダとの自由貿易協定CETAの採決を行い408−254で協定を承認することになった。しかし、この協定には国が企業に訴えられる可能性など、様々な難点が指摘されており、これらを加盟国が批准するにはまだ何年かかかるという。BBCなどを参照した。投票はフランスのストラスブールで行われたが、外には反対の市民が多数集まったようだ。(2017/02/15) 欧州連合でのモンサントのロビイ活動についてCEOのニーナ・ホラント氏にインタビュー interview : Nina Holland "Activities of lobbyists for Monsanto in EU"
すでに2回に渡ってCorporate Europe Observatory(CEO = EUの政策の民主化を求め、企業ロビーを監視するのブリュッセルの研究・キャンペーンNGO) の金融担当者に欧州連合本部での金融ロビイ活動の実態についてインタビューを行いました。CEOは金融産業に限らず、欧州連合の政策に多大な影響を与えている幅広い分野の産業ロビイ活動をウォッチしています。今回はアグリビジネスに関してウォッチをしているニーナ・ホラント(Nina Holland)さんにお聞きします。近年、欧州連合での遺伝子組み換え作物の承認・非承認を巡るニュースが頻繁に伝えられています。その背後にも産業界のロビイ活動があるのでしょうか、ホラントさんにお聞きしました。(2017/02/15)
英Brexit国民投票の裏に英政府=シティ金融勢力の欧州連合「改革」の野望があった Corporate Europe Observatory Kenneth Haar (ケネス・ハー) #2
将来、欧州連合は崩壊するのか。危機のはずみとなったのが昨年英国で行われたBrexit(英国の欧州連合離脱)国民投票でした。欧州連合本部に食い込む英国シティの金融ロビイストの活動を8年以上に渡ってウォッチしてきたCorporate Europe ObservatoryのKenneth Haar(ケネス・ハー)氏は驚くべき示唆を私たちに与えてくれました。キャメロン前首相が言い出した国民投票は欧州連合を改革するための交渉材料だったのではないか、という可能性です。キャメロン首相は英国の希望通りに欧州連合を改革しないと、英国は欧州連合から離脱する可能性があると言って、欧州連合から大きな政治的譲歩を引き出していたということなのです。(村上良太)(2017/02/09)
ナショナリズムの台頭の真の原因は欧州連合本部にある ロビイ活動を監視するCorporate Europe Observatoryの ケネス・ハー氏 Kenneth Haar
欧州でナショナリストが勢力を伸ばし、難民排斥の声が叫ばれている昨今、欧州の真の問題はそこにはないと説く人がいます。Corporate Europe ObservatoryというNGOのKenneth Haar(ケネス・ハー)氏です。ハー氏が所属するこの組織の拠点はブリュッセルにあります。Corporate Europe Observatoryというのは聞きなれない名前ですが、市民の利益のために活動しているNGOです。欧州連合本部が企業のロビイ活動に侵食されて、市民の利益よりも大企業の利益のためにルール作りがなされている、というのです。(村上良太)(2017/02/07)
アンナと7匹の猫 〜プラハの猫たち〜 クラリネット奏者、アンナ・パウロヴァ―( Anna Paulová )
チェコの首都プラハ在住の新進クラリネット奏者、アンナ・パウロヴァ―さんの家にはいつも猫がいっぱいいます。いったい何匹いるのでしょうか?猫の存在が才能豊かな音楽家にどのような影響や色彩を与えているのだろう・・・そんな疑問から、今回は猫との生活についてお聞きしました。(2016/12/31)
独仏と仏独と国境を二度通過 ミラノで射殺されたベルリン12人トラック突撃殺害犯人 (パリ=飛田正夫)21日夜のドイツの首都ベルリンでのクリスマス市場に集まる群衆に大型トラックを突っ込んで12人を轢き殺し40人程を負傷させた犯人のアニス・アミリは、23日早朝にイタリアのミラノで一般のパトロール中の警察の不審尋問で撃ち合いになって射殺されて死亡したが、ミラノまでドイツからどのような経路で行ったのかが謎になっていた。(2016/12/28) イタリアの国民投票と風刺画 イタリア人の知人がこんな風刺画を紹介してくれました。飛行機の客室にいるのはイタリアのレンツィ首相。小窓のすぐ外にはプラカードを掲げて空を浮遊している二人の男が・・・。二人のプラカードにはそれぞれ次の言葉が書かれています。 男1「こんにちは。僕はあなた(レンツィ首相)のパイロットです。改憲に関しては反対の投票です」 男2「僕も同じです・・・。僕は副操縦士です。」(2016/12/06) フランス共和党フランソワ・フィヨン氏のインパクト 2 フィヨン対ルペンの場合、勝つのはどちらか? (そして左派は・・・?) 前回、フランス共和党の大統領選の予備選で右派のフランソワ・フィヨン氏が選出されたことを受けて、その経済政策などについて紹介しました。国際メディアでもそうですが、フィヨン氏の当選に関して最大の関心事項は国民戦線のマリーヌ・ルペン候補と一騎打ちになった場合、勝てるかどうか、という点です。(2016/12/04) フランス共和党フランソワ・フィヨン氏のインパクト フィヨン大統領の場合の経済政策とは? 危機が続く欧州経済と緊縮策 フランスの共和党の大統領候補になったフランソワ・フィヨン氏に対する反応は様々です。歓迎する人もいれば、危惧を感じる人も少なくないようです。フィヨン氏のカトリック信仰の強さがイスラム教徒との新たな確執を生むのではないか、と思う人もいるようです。一方でユマニテ紙は左派の立場から、共和党右派のフィヨン政権が誕生した場合に生活が脅かされるであろう5つのポイントを発表しています。(2016/11/29) 本場イタリアの家庭のピザ Pizza italiana
最近、日本の出版社が特集した豊富な写真入りの日本のピザの特集を読みました。モッツァレラチーズやハム、トマト、エビ、アンチョビなど様々な食材を贅沢にトッピングした色とりどりのピザが紹介されていてとても美味しそうです。30年以上前に日本で初めてピザと称するものを食べたときは、ピザと言うよりパイに近い感覚がありました。そこでイタリアに住んでいる知人に普段、家庭ではピザをどのように食べているのか、聞いてみました。北イタリアのジェノバ近郊スポトルノに住むエリさんとアンドレアさんのカップルです。(2016/11/28)
フランス大統領選挙・共和党予備選 フランソワ・フィヨン氏がジュペ候補を破って勝利 昨日、決選投票が行われたフランス大統領選挙・共和党予備選でフランソワ・フィヨン候補が60%以上の票を獲得し、アラン・ジュペ候補に圧勝した。前週の投票で3位になり決選に出場できなかったサルコジ大統領の陣営がフィヨン候補に票を振り向けたのではないか、と見られている。というのはフィヨン候補はサルコジ大統領(2007−2012)の首相だったからだ。(2016/11/28) ヨーロッパ圏で広がるイスラム教徒への偏見 9.11(米国同時多発テロ事件)以降、当初は米国とウサマビンラディンとの戦いが、米国主導の有志連合20か国とアフガニスタン・タリバンとの戦い、イラク戦争、IS(イスラム国)の誕生、そしてヨーロッパ圏やアジア圏でのイスラム過激派によるテロへと負の連鎖が続いている。(イタリア・ロンバルディア州=アシフ・ムハンマド)(2016/11/27) サルトルの葬儀 ノーベル賞を拒否した男 Funeral of Jean-Paul Sartre フランスの哲学者、ジャン=ポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)が亡くなったのは1980年4月15日。サルトルの哲学は実存主義と呼ばれ、戦後の1つの時代を主導し、日本でも多くの人がサルトルを語っていた時代がありました。人間存在の核心には虚無があり、だからこそ人間は自由なのだ、その自由に自己を賭けていくことで人間は自己を実現し、歴史を進歩させることができる、というのがサルトルの考え方でした。しかし、構造主義という哲学がフランスで始まると、サルトルの哲学は批判され、死後にはほとんど言及されることもなくなりました。その分水嶺が1980年のサルトルの死でしょう。(2016/10/27) シャンゼリゼ大通りで警官500人が深夜デモ 警官襲撃事件に抗議、一時交通麻痺も 17日深夜から18日午前2時にかけての約2時間、パリのシャンゼリゼ大通りで500人ほどの警察が主にエッソンヌ県から集まって抗議デモを行った。ジャン・マルク・ファルコン警視総監は、警察の職務にあるまじき行為で許されないと談話をだした。一般の警察には特別な場合を除きデモの権限がないので罰せられることは覚悟で集まったと見られる。(パリ=飛田正夫)(2016/10/19) 「フランス国民は全て移民・難民なのだ」 「同化と順応を押し付ける」とサルコジを批判 (パリ=飛田正夫)9月19日にサルコジ大統領が話した「フランス人になったその時から、あなたがらたはガリア人が先祖になる」という言葉が論議になっている。サルコジの考えは同化と順応を押し付けるもので、外国人はフランス人になってガリア人が先祖になるという同化や順応の視点に執着しているというのである。フランスは植民地を多く持っていたのでフランス国民の中には民族的にもローマ人であったりゲルマンであったりアラブ人など多種多様な民族がいるし人種がいる。それを何故フランス人になった時からガリア人が先祖にならなければならないのか?(2016/09/27) EU離脱後のイギリスで、ポーランド人への人種差別的犯罪が増加 (パリ=飛田正夫)ロンドン北部50キロの位置にあるニュータウンのハーロウ(Harlow)で先週も3人のポーランド人が襲撃されて負傷した。その内の一人が死亡している。警察は外国人嫌いからの犯行だろうと見ている。6月23日の国民投票で欧州離脱が決まった英国ではこの種の外国人を蔑視した人種差別的な怨念からの犯罪が増えていると警察では見ている。ハーロウ市では9月3日から4日にかけても、2人の30代のポーランド人が5,6人のグループに頭部や鼻に危害を加えられている。(2016/09/13) パリでアジア人への人種的差別犯罪に 中国人などが抗議デモ パリで中国人を中心にアジア系仏滞在者のフランスでの人種差別行為に反対する抗議デモが9月4日、バスチーユ広場から共和国広場にかけてあり組織者側発表で5万人ほどが行進した。中国人やアジア系移民は暴力や恐喝にあっても言葉があまりうまくなく、また訴えることをしないと見られていて人種的に犯罪の対象とされがち、標的にされやすいことで抗議運動が起きた。(パリ=飛田正夫)(2016/09/06) ドイツ首相メルケルの難民ユマニテ政策が 地方選挙で保守に敗北 9月4日の行われた地方選挙で、ドイツ低地と呼ばれる極北部のメクレンブルク=フォアポンメルン州では、メルケル独首相のキリスト教民主・社会同盟(CDU)は19%で、この旧東ドイツの地方を支持母体とするドイツのための選択肢(AfD)21%の台頭の前に大敗した。連立内閣を構成する社会民主党(SPD)は30、5%であった。(パリ=飛田正夫)(2016/09/06) テロを恐れ 仏の各種文化行事や施設が軒並み自主規制 元労働相でリール市長のマルチーヌ・オーブリさんは5日朝に記者会見し、リール市が毎年開催している世界最大のブラドリー(掘り出し物市)は、今年は9月始めに予定されていたが開催しないことにしたと宣言した。市は200万人を集めるこのブラドリーでの安全性は保障できないとして、この決定は非常に残念なことだとして身を切る思いだと話した。また海水浴シーズンでフランス人は山よりも海にヴァカンスには多く出かけるがブルターニュの有名海水浴場ブールの8月15日の花火大会が中止されている。(飛田正夫)(2016/08/14) カンヌ市長が海水浴場での’ burkini=ブルキニ’ 着用を禁止 8月末まで 南仏カンヌの市長が7月28日に市内の海水浴場や遊泳上での「ブルキニ」(burkini) 着用を禁じる政令を出しました。 ブルキニとはイスラム教徒の女性が着用する全身を覆う衣装のブルカに似た、公衆の場で女性が肌の露出を避ける水着のことです。ベールと違って、全身がすっぽり入るブルカの様式なので、女性が普通の水着を着用している中で、目立ってしまいます。ブルキニにも、デザインは国や地域で様々あり、黒いいかにも厳格な信者を想像させるブルキニもあれば、色もカラフルなものもあるようです。(2016/08/13) ペットへの虐待は絶対に許せない 社会学者ミシェル・フィズ(Michel Fize)
人権という言葉があっても、犬や猫の権利という言葉は生まれていない。ペットの愛好家がいる反面で、ペットを捨てたり、虐待したり、殺したりするケースも多数告発されており、それは国境を越えてフランスでも同様のようである。「ペットへの虐待は絶対に許せない」そう憤慨したコラムをハフィントンポストのフランス語版に寄稿したのはパリ在住の社会学者ミシェル・フィズ氏(Michel Fize)だ。(2016/07/02)
Brexit 最初の作業は大陸とのトンネル封鎖 英国内務大臣が発表 英国の欧州連合からの離脱をBrexitと(Britain とexitとからなる造語か)と呼んでいますが、国民投票で離脱を決めて間髪入れず、フランスとの間にかかるトンネルを封鎖する作業に入る、と内務大臣のテレーザ・メイ(Theresa May)が発表した。このトンネルから多くの違法な移民が英国に流入しており、離脱が決まると駆け込みで入ってくるのを危惧してのことだろうか。(2016/06/25) 英・国民投票 欧州連合離脱派が勝利 キャメロン首相は辞意表明との報道 昨日行われた英国の国民投票で、欧州連合からの離脱を望む票が多数を占め、英国の欧州連合離脱が確定した。デビッド・キャメロン首相は辞意を表明したと報じられている。また、投票では若い世代ほど、欧州連合に留まりたい意向を示していたようだ。(2016/06/24) スコットランド民族党、二コラ・スタージョン党首「もし英国が欧州連合離脱を決め、スコットランドが欧州連合残留を望んだ場合、スコットランドで英国からの独立を求める住民投票を求める声が非常に強まるでしょう」 23日、英国では欧州連合を離脱するかどうか、国民投票が行われた。現在、未だ結果は出ていない。英国の行方を握る大きなファクターがスコットランド民族党である。昨年の総選挙で一気に50人台に議員を乗せ、独立に向けて大きく躍進した。そのカリスマ的リーダーが二コラ・スタージョン党首であり、スコットランド民族党は英国からの分離独立を目指す一方、欧州連合には留まりたいと考えている。そのため、もし英国が欧州連合離脱を決めた場合は、一層両者の違いが顕著となる。(2016/06/24) 英国のEU離脱国民投票 英国経済の明暗は? キャメロン首相の胸の内 6月23日、今日、英国では欧州連合に留まるか、離脱するかの国民投票が行われる。不思議なことだが、首相のデビッド・キャメロン氏は離脱反対を唱えていると報道されている。しかし、そもそも、この国民投票を行うと国民に提示したのはキャメロン首相に他ならない。この国民投票でもし、離脱派が過半数を占めて離脱することに決定した場合、英国経済は苦境に陥る、という報道が複数出ている。その代表的なものが英紙ガーディアンで報じられた投機家のジョージ・ソロス氏の言葉である。ソロス氏はもし離脱派が勝利した場合のポンド・スターリングの下落幅は1992年9月に起きた15%以上になるだろう、と語っている。さらに、当時は金利を大幅に下げる余地があったが、今はすでに0.5%の超低金利であるから、これ以上金利を下げて景気対策をすることもできない、と警告している。(2016/06/23) サッカー欧州大会 「EURO2016」 ニュースの生放送中に「労働法改正はレッドカード(退場)です」
パリでは5月から議会で審議入りしている労働法改正問題で今も紛糾しています。フランス全土で労働組合や学生がデモを行い、パリでも街路は機動隊と市民の間で激しいもみ合いが続いています。そんな最中、折しも欧州サッカー大会「EURO2016]も今月から来月10日にかけてパリで開幕されます。そこでこんなハプニングがありました。あるサッカー関連番組のTV収録中に一人の女性がサッカーファンとしてインタビューを受けていましたが、話の最後に「1つだけ言わせて」と。彼女が取り出したのは「労働法改正はレッドカードです(退場です)」と訴える赤いチラシ。(2016/06/21)
ドイツで難民施設への憎悪犯罪が急増 アムネスティが早急な対策を提起 ドイツで難民施設に対する憎悪犯罪が急増している。国際人権団体アムネスティの調査によると、難民施設に対する犯罪が2013年の63件から昨年は16倍の1,031件になっている。アムネスティは、その背景に不十分な当局の対応があるとして、その改善の必要性を指摘している。以下、「アムネスティ国際ニュース」から。(大野和興)(2016/06/17) デンマーク議会、トランスジェンダーを精神疾患として取り扱わないとする決議を採択 デンマーク議会は5月31日、今後トランスジェンダーを精神疾患として取り扱わないとする決議を採択した。これは、トランスジェンダーの人権の闘いに歴史的な勝利である。世界保健機構(WHO)は、国際疾患分類(ICD)でトランスジェンダーを精神疾患に分類している。デンマークは今回の採択で、トランスジェンダーの人びとの人権改善に向けた先陣を切ったのであり、その結果、WHOに対してICDのこの分類の廃止を求める圧力が増している。(アムネスティ国際ニュース)(2016/06/09) ポーランドの欧州共同体居残りを主張し政府批判の24万人超の大抗議デモ (パリ=飛田正夫2016/05/08 3:06日本標準時)7日、ポーランドで、欧州共同体に対する右派政権の政府の態度に抗議する24万人以上のの抗議第デモ集会が行われた。抗議デモでの要求はヨーロッパでのポーランドの位置の確保である。「我々はヨーロッパに居続けよう」、「我々は民主主義と憲法を擁護しよう」と欧州連合旗と国旗を掲げて親欧州の立場を表明して、政府に抗議している。(2016/05/10) シャパットの風刺漫画 英国首相キャメロンの疲れ パナマ文書が政治家を直撃 英国首相のデビッド・キャメロンが大きなスプーンをくわえて「銀のさじ」を申告するのを忘れていた」とつぶやいている。これはニューヨークタイムズに掲載されたパトリック・シャパットの1コマ漫画。最近、ある会計会社の顧客リストが暴露され、タックスヘイブンに富を移転して課税を逃れていた世界中の人々がそこに記載されていた。英国首相デビッド・キャメロンの父親の名前もそこにあり、キャメロン自身の名前はなかったが、彼の父親の会社に投資して利益を得ていたことが報じられ、英国民から「辞任しろ」という声が上がっている。(2016/04/16) 労働法の破壊に立ち上がるフランス市民の声 レジャーヌ・ボワイエ Réjane Boyer
フランスでは今、騒然とした空気が各地で漂っており、インターネットなどでも民衆が集まって座り込んだり、マイクをもって市民が入れ替わり立ち代わり一人ずつ群衆の前に立って話しかけている姿をたくさん目にします。社会党政権でいったい何が起きているのか。パリ郊外在住の市民、レジャーヌ・ボワイエさんからの現地の緊急レポート第二弾です。(2016/04/14)
モロッコ移民二世のベルギーISテロ細胞 「ブリュッセルは欧州過激派の巣」パリ大学教授の分析 平田伊都子
フランス各紙を賑わせたピエール・ヴァームルン教授のインタヴュー記事(2016年3月22日ベルギーテロ直後)を訳していたら、「パリ(130人死亡)・ベルギー(32人死亡)・テロの容疑者モハメド・アブリニ逮捕」のニュースが飛び込んできました。 やっぱり、アブリニも他のテロ首謀者たちと同じく、ベルギー首都ブリュッセルのモレンべークに生まれ育った、モロッコ移民二世だったんですヨ! 改めて、パリ大学でマグレブ(北西アフリカ)現代史を専門とするピエール・ヴァームルン教授の洞察に脱帽し、勉強しなおしました。
(2016/04/11)
フランスのデモ 苦しい生活・公約を守らない政府・そしてパナマ文書 レジャーヌ・ボワイエ Rejane Boyer
今、パリでは大きなデモが起きています。今度のデモはテロとは関係がありません。市民の生活が関わっているデモです。以下はパリ近郊に住む女性、レジャーヌ・ボワイエさんからの報告です。
(2016/04/11)
トレブリンカ強制収容所 ナチス最後の囚人が93歳で死亡 飛田正夫 (パリ=飛田正夫2016/02/22 17:10日本標準時)ナチスドイツのトレブリンカ強制収容所にいた最後の囚人であったサミュエル・ヴィレンベルグ(Samuel Willenberg)氏93歳が死くなったと20日の国営ラジオ・フランス・アンフォが報道。葬儀は21日だという。(2016/02/23) フランス、テロとの闘いで人権侵害続出 フランスの議会は、非常事態発動要件緩和などを盛り込んだ憲法改正案を協議している。しかし、昨年来の非常事態宣言では行き過ぎた対応で、すでに市民数百人の権利が踏みにじられている。深夜の家宅捜査や移動制限などを受けたために、トラウマを抱えたり、周囲からは白い目で見られたりしている。アムネスティ・インターナショナルの調査で明らかになった。(アムネスティ国際ニュース)(2016/02/18) フランス国会(下院) テロ関連罪で訴追された人物が二重国籍者の場合はフランス国籍を剥奪 テロ対策で憲法を一部改正 議員の4分の3が棄権 昨年末から激しい議論を呼び起こしてきたフランスのテロ対策のための憲法改正案が月曜、フランスの国会下院を通過した。テロの場合の緊急事態に対する措置として、憲法を一部(第一条など)改正することにしたのだ。これに対して、緑の党や左翼党などが人権尊重の見地から反対してきた。とくに議論を呼んだのはテロ関連罪で訴追された人物が二重国籍者の場合、フランス国籍を剥奪するというもの。オランド政権のクリスチャーヌ・トビラ司法大臣までが憲法改正案に反対を表明して辞職することになった。(2016/02/10) クリスチャーヌ・トビラ仏司法大臣辞職の波紋 テロ関連で有罪となった移民の二重国籍者からフランス国籍を剥奪する憲法改正に反対 同性婚の立役者 昨年からイスラム原理主義勢力のテロで揺れるフランスで今月、また激震が起きた。といっても今回はテロ事件ではない。テロ対策を巡ってフランスの司法大臣がオランド大統領や首相に対立して辞職したのだ。1月27日のことだ。辞職したのはクリスチャーヌ・トビラ司法大臣(Christiane Taubira、63)。(2016/01/29) フランス 地方選で思わぬ敗北を喫した国民戦線の軟化? 党内でEUR離脱をめぐる意見の相違も報じられる 昨年、12月のフランス地方選。一回目の投票で一位についた国民戦線だが、2回目の投票で国民戦線を勝たせない作戦に出た社会党などの連携によって、大敗を喫することになった。あれから1ヶ月。国民戦線の変化を告げるかのような記事がL'EXPRESSに出ている。(2016/01/23) ギリシャ、シビルユニオンを同性カップルにも適用する法律を採択 「ギリシャ議会は、シビルユニオンを同性カップルにも適用する画期的な法律を可決した」というニュースが年末に入った。シビルユニオンの同性パートナーを近親者として認め、夫婦の権利の一部を享受することができる。例えば、病院での面会、緊急医療判断、相続権などだ。国際人権団体アムネスティは「これで、同性カップルの権利を求めて活動してきた人びとの要望の一部が実現した。国が法律で、同性関係を認めたことは、大きな意義がある」と評価している。(大野和興)(2016/01/09) エリック・ゼムール氏がイスラム教徒への憎悪をかき立てる発言をしたとして罰金3000ユーロ(約40万円) フランスのジャーナリスト・コメンテイターのエリック・ゼムール氏がフランス在住のイスラム教徒全体に対する憎悪をかき立てる発言をイタリアの新聞Corriere Della Seraに対して昨年10月に行ったことで軽犯罪裁判所で罰金3000ユーロを課されることになった。(2015/12/18) フランス地方選「最大の敗者はサルコジ共和党党首だった」 フランス地方選、1回目で最大得票率を得た極右政党の国民戦線が蓋を開けてみると、2回目では大敗し、1つの地域圏でも勝つことができませんでした。一番勝ったのはサルコジ党首が率いる右派の共和党(旧・国民運動連合)のグループでした。ところが、フランスメディアでは今回の選挙での一番の敗者はマリーヌ・ルペン国民戦線党首ではなく、当のサルコジ共和党党首であるとする報道が出ています。いったいなぜ、最大多数を勝ち得た共和党を率いたサルコジ氏に対して、そのような批判的な記事が出ているのでしょうか?(2015/12/15) フランス地方選 決選投票 国民戦線、大敗か 投票率の増加が勝敗の鍵を握った模様 2002年大統領選の再来 昨日、12月13日(日曜)、フランスで行われた地方議員選挙の2回目の決選投票で1回目の投票では大勝した国民戦線が今度は大敗を喫した模様。1地域圏も取れない可能性もあると、報じられている。全13地域圏のうち、躍進したのは右派の共和党(旧・国民運動連合)で7地域圏を確保、社会党も5地域圏を確保して面目を保った形になりそうだ。(2015/12/14) フランス地域圏議員選挙 一回目の投票で国民戦線が大勝 次の日曜に決選投票 12月6日の日曜に行われたフランス地方選で極右政党の国民戦線が30%の得票率を得て、第一位に浮上しています。昨年の欧州議員選挙に続いて、トップの位置に国民戦線が浮上しており、2010年の選挙で得た得票率11.4%に比べると、わずか5年で約3倍に伸びたことになります。ちなみに社会党は23%、右派中道連合は27%の得票率です。(2015/12/08) フランス治安当局がすでに4つのモスクを閉鎖へ イスラム過激主義が理由とされる 環境活動家も取締り 外国の新聞によると、フランス治安当局がイスラム過激主義の取締のため、すでに3つのモスクを閉鎖し、さらに4つ目も閉鎖する予定であるとされる。根拠は11月13日の同時多発テロの直後に発動された緊急事態法に基づくものとされる。(2015/12/03) パリの同時多発テロあとの最初の選挙 国民戦線への支持が上昇中と報じられる 2017年大統領選への橋頭堡を目指すマリーヌ・ルペン党首 フランスで地方選挙が行われる。11月13日のパリ同時多発テロがフランス人の政治意識にどう影響したのかが最初に明確になるのがこの選挙と言われており、12月6日と決選投票の必要があった場合は13日の2週に渡って行われる。ただし、地方選にも、地域圏(州)・県・市町村レベルの3段階があり、今回は地域圏レベルの選挙である。これまで22の地域圏だったが、この選挙から13地域圏に統合されて行われることになる。もっとも注目されているのが右翼政党の国民戦線がどこまで勝つか。(2015/12/03) イスラム主義国家組織ISの原油利益の一部がアサドの収入に ファビウス仏外相が語る 27日の午後の初めに国営ラジオ・フランス・アンフォから驚くべきニュースが流れた。これを書いているのはルモンド紙であるが、記事の最後の方に収まっている件である。面白い記事なので紹介したい。それは、ダエッシュ=イスラム主義国家組織(IS)が統制支配する領内で原油精製の為にトラック輸送していることはフランスを訪問したジョン・ケリー米国務長官の話しで米国側がこれを爆破したとの話しなどでわかってきていたが、その原油がISの財源になっている。そしてその一部がシリアのアサド(Bachar el-Assad)大統領の利益にもなっているとトルコの外交官が言っていて、ロラン・ファビウス仏外相もアサドを疑っているというのである。(パリ=飛田正夫)(2015/12/02) アフガニスタンの「国境なき医師団」 空爆は米軍の「誤爆」ではなく「襲撃」 国営ラジオ・フランス・アンフォが報道 アフガニスタンでの「国境なき医師団」への米軍の空爆は恐らくは誤爆だと見られて調査が始まったが、この襲撃を米軍が認めたことで、これは自白であるとして戦争犯罪の可能性が指摘されだしていると国営ラジオ・フランス・アンフォが10月3日の午後に報道した。(パリ=飛田正夫)(2015/10/04) 移民受け入れへのドイツ政府の期待 経済絶好調 2005年をピークに失業率が年々低下 欧州でもっとも経済力があり、フランスを凌駕して欧州連合のついにはリーダーになったと多少の揶揄も込めて報じられているのがドイツです。シリアからの難民が目指している国の筆頭もドイツらしく、テレビの報道でも「ドイツ政府が受け入れてくれる」とまずはトルコから欧州連合の入口であるギリシアに入って開口一番夢を語る家族が映し出されていました。ドイツには経済混迷のギリシアからも多数の出稼ぎ労働者が流入しています。(2015/09/14) フランスで難民を排斥するな、というデモが起きる 避難所を提供する運動も
フランスでは今、難民を受け入れるかどうかをめぐって議論が起きています。そして難民を受け入れよ、というデモも行われたばかりです。チュニジア出身でパリ在住の人から送られたその現場の写真です。(2015/09/07)
「サルコジの両親だって受けれるよ」 パリで移民排除政策への抗議集会 3歳のシリアの難民の溺死で 移民排除の政策に反対し パリ共和国広場でも抗議集会5日、パリの共和国広場では、「国境を開けよ」「迫害された総ての人々に亡命権を」「私は受け入れに賛成だ」と叫んで、数千人がシリアなどからの難民を支持して集会した。彼らはトルコの地中海に望むボルドリュム(Bodrum)海岸に溺死して打ち上がった3歳のシリアの難民の子供(Aylan Kurdi)の写ったトゥイッターの写真を見て集まった者も多い。(パリ=飛田正夫 2015/09/06 6:10日本標準時)(2015/09/07) フランスの酪農民がドイツとスペイン国境でトラック封鎖 26日夜から27日朝にかけてドイツやスペインから搬入される牛乳や食肉を運ぶトラックの交通網がフランスの畜産農家のトラクターなどの農業機械で遮断された。スペイン側からのトラックに対しても農産物があれば破壊することを宣言していたが、スペイン側国境ではバリケードは今朝には取り除かれている。(パリ=飛田正夫)(2015/07/28) 二大政党制の元祖英国の選挙 保守党331議席(36.9%) 労働党232議席(30.4%) スコットランド民族党56議席(4.7%) 労働党の敗因分析がどう報じられているか 英国で5月7日に行われた総選挙の結果は英政界に2つの波紋を投じた。1つはエド・ミリバンド党首に率いられた労働党が保守党に完敗したことであり、もう1つはスコットランド民族党がスコットランド地域の59議席のうち56議席を取り、第三の政党として台頭したことである。ここから、英国の二大政党制に揺らぎが出たのではないか、という見方もある。つまり、労働党が凋落する可能性も指摘されており、労働党自身の中からも今回の選挙結果を冷静に分析して敗因を乗り越えなければ党勢の建て直しは厳しいという見方が出ているのだ。(2015/07/22) ギリシアと欧州連合の妥協について ドイツの政治哲学者ハーバーマスはこう見た… ギリシアの債務問題で一度はギリシア国内の国民投票で欧州連合がつきつけたギリシア財政改革案に対する「ノー」の声が勝利したものの、その後の交渉でチプラス首相は欧州連合の案をほとんど受け入れる形となりました。この事態の推移に関して、欧州連合内では様々な声が出ています。中でも目立つのが経済力を背景としたドイツの発言力と支配力が増していることへの危機感です。こうした声はフランスからも出ていますが、当のドイツ国内からも出ています。ドイツの政治哲学者のユルゲン・ハーバーマスはガーディアン紙でこう述べています。(2015/07/17) 罠に落ちなかったギリシャのチプラス 国民の意思に反し緊縮財政受け入れ、欧州離脱回避 債権国側が今度はあたふたしているようです。チプラス首相は債権国側の罠に落ちなかった。ギリシャ市民が国民投票で緊縮財政を「ノン」といっているのにもかかわらず、ギリシャ政府は緊縮財政を主張するEUやIMFの要求を飲みながらも、彼らの望んでいるギリシャの欧州離脱を選ばなかったことです。(パリ=飛田正夫)(2015/07/11) 「21世紀の資本」のトマ・ピケティ氏が欧州メディアで引っ張りだこ <欧州諸国の借金問題を話し合う欧州大会議を開くべきだ> 5日の日曜にギリシアが国民投票で放った欧州連合の緊縮案への「NO」の意志表示が欧州を揺さぶっています。国民投票が行われる前から、欧州では様々な人がこの問題をメディアで論じていますが、あの「21世紀の資本」で貧富の格差が広がるメカニズムを実証したフランスのトマ・ピケティ氏もその一人。ピケティ氏はいくつものラジオ局やテレビ局をはしごしてこの問題を論じていますが、彼の視点は<歴史から学べ>ということです。(2015/07/08) ギリシアの国民投票 緊縮案に「NO」が61% 多数がチプラス首相の方針を支持 なぜ財務大臣が辞任? 国民投票での「NO」を国民に呼びかけてきたチプラス首相らはほっと胸をなでおろしたはずです。欧州の報道によると、ギリシア国内のテレビやラジオでは<もし国民投票でNOが多数となったら欧州連合から追放されることになる・・・追い込まれたチプラスがクーデターを起こす>などといった悪夢のシナリオもばらまかれていた模様。チプラス政権の鍵を握る財務大臣のヤニス・バルファキス(Yanis Varoufakis)氏は、NOが多数を占め、政治的成功をおさめたにもかかわらず、財務大臣を辞職しました。なぜ?と思う人も少なくありません。(2015/07/06) 欧州は青春か黄昏か ギリシア問題に揺れる人々 ギリシアが欧州連合を去ることもやむなし、と見る人々がいる一方で、ギリシアへの連帯を表明する人々も少なくありません。たとえばインターネット新聞のMediapartには第三世界の債務問題に取り組んでいる論客Patrick Saurin氏が登壇して、「ギリシアの人々は自分たちの責任ではない債務を返済する必要なし」(Les Grecs n'ont pas a payer une dette qui n'est pas la leur)と書きました。(2015/07/02) ナチスの文化政策を描く一冊 「スピノザの問題」
第二次大戦中、ファシズムのナチスは独自の文化政策を行っていました。中心に位置するのは本を焼くこと、焚書でした。排外主義の対象となったユダヤ系の作家やユダヤ系知識人のものばかりでなく、トーマス・マンのような国民的作家の本も、まとめて焼かれていました。さらにナチスはユダヤ系の人々の文化遺産を没収の対象とました。本書「スピノザの問題」もその経緯を描いたものです。(2015/06/30)
映画の原型「幻灯機」で作ったバンサンの映画 ビクトリア朝時代の幻灯機で手作りの味わい Vincent and his magic lantern 映像と文章で 映画を生んだ源となったのが幻灯機。それを見せてくれたのはパリの芸術家、バンサン・ベルゴン(Vincent Vergone)氏でした。バンサンは彫刻家ですが、造形物に光を当てる創作も手掛けてきました。彼が使っているパリの北の郊外・オーベルヴィリエにある共同アトリエには古い幻灯機がいくつかあります。以下はその様子を短い映像にまとめたものです。(2015/06/30) フランス左翼党 創設者の一人フランソワ・ドゥラピエール氏が死去 盟友メランション氏が追悼演説 フランスでは現在、社会党が大統領をいただく与党になっていますが、社会党以外にも少数派の左翼政党が複数存在しています。Parti de gauche = 左翼党もその1つで、2008年11月に社会党に所属していたメンバー数人が袂を分かって独立して結党したものです。社会党に対する批判的な視点を持つ彼らはその他の左翼少数派政党と選挙協力をしてきました。(2015/06/26) 女性政治家同士の論戦 ナタリー・コシュースコ=モリゼ(国民運動連合=UMP)vs.セゴレヌ・ロワイヤル(社会党=PS) 今年12月にパリで開催される国連気候変動パリ会議(COP21)。フランスの環境大臣、セゴレヌ・ロワイヤル氏は様々なメッセージを出している所です。代替エネルギーの開発の必要性もその1つ。機を同じくしてローマ教皇が先進国は「脱成長」(デクロワッサンス)を掲げて南の途上国と連携して環境対策に取り組む必要があると声明を出したばかりです。COP21では2025年あるいは2030年までのCO2排出量の目標基準値を定めることになります。そんな中、環境問題を巡って、フランスのテレビの女性政治家同士の一騎打ちの論戦を見ました。(2015/06/22) 国民戦線、元地方幹部が自動車複数台に放火した容疑で逮捕される 街の不安を強調し、党勢拡大を画策か 昨年の地方選で躍進して一躍、2017年の大統領選へと駒を進めてきた右翼政党、国民戦線。ところが、国民戦線の元地方幹部がとんでもない犯罪容疑で逮捕された。場所はパリ近郊のセーヌ=エ=マルヌ県。報道によると、この地域の元国民戦線幹部(No2)が4月8日から9日にかけて数人の仲間とともに、Mitry-Moryなどで、13台の車に火をつけたとされる。(2015/06/12) トルコの総選挙 エルドアン敗北は政治腐敗と汚職が原因 クルドは連立内閣に参加か? 7日のトルコの総選挙で、与党・レジェップ・タイップ・エルドアン率いる公正発展党(AKP)は258議席を獲得したが、過半数の276議席を取ることができなかった。圧倒的な前進で野党1番目に突出したのが79議席を獲得した少数民族系のクルド系左派政党の国民民主主義党(HDP)であった。そのためにエルドガンは連立内閣を余儀なくされることになる。(パリ 飛田正夫)(2015/06/09) 国民戦線党首マリーヌ・ルペンがなぜ今、エジプトへ? 国民戦線党首マリーヌ・ルペンがエジプトを訪問したことがフランスメディアの話題となっている。「ジューヌ・アフリク」(若いアフリカ)誌の記事によると、マリーヌの狙いはスンニ派のアラブ世界で影響力が大きなエジプトの宗教指導者Al-Azhar師 〜 国民戦線(Front National)を反イスラムであると批判している 〜に会って、その見方を修正してもらうことにあったようだ。国民戦線は反イスラムではなく、反テロリズムであるというのがマリーヌの言い分だったらしい。これは2013年にマリーヌが「国民戦線を極右と呼んだら訴える」と声明を出したことと通底する一連の行動であり、間違いなく2017年の大統領選を視野に入れている。(2015/05/30) パリに「麻薬注射室」お目見えか 飛田正夫 パリで初の麻薬の危険防止を目的とした注射室「salle de shoot」がもうじきオープンするが、その場所は10区の北駅近くのラリボワジィエール病院に寄り沿って設置されることになった。25日にパリ健康担当 の助役から発表があった。近隣の住民からの反対があるが、病院内ではないが隣り合わせになっていて管理の面から条件はよいと見られている。(飛田正夫「仏メディアの旅」から)(2015/05/26) ドイツ:教員の宗教的・文化的シンボル着用禁止は憲法違反 主にイスラム教徒が対象 国際人権団体アムネスティは、ドイツの憲法裁判所が教員の宗教的シンボル着用を一律に禁止しているノルトライン=ヴェストファーレン州の法律を無効にする判決を下したことを評価し、「この判決は、宗教や信仰に基づく差別と闘う大切な一歩といえよう」と述べた。この法律はイスラム教徒が対象になっていた。(アムネスティ国際ニュース)(2015/04/03) 拝啓 宮崎駿 様 〜風刺画について〜
拝啓 宮崎駿 様。フランスの多くのメディアや観客が最高傑作と評価した「風立ちぬ」に感動してから、早一年。まさかこのテーマであなたに反論する日が来るとは、夢にも思っていませんでした。2月16日、貴方はあるラジオ番組で風刺画についてこのように述べました。(寄稿: Ryoka)(2015/03/10)
シャルレ・エブドの定期購読者、襲撃後に20倍に イスラム教の預言者、ムハンマドを中傷したとして1月7日にアルジェリア系暴漢たちに襲撃されたパリのシャルレ・エブド紙は襲撃後2度目の号を発行した。2月25日付のワタンが報じた。(「アラブの眼」)(2015/02/28) シャルリ・エブドと世界貿易センタービルとの類似点 パリの雑誌社シャルリ・エブド襲撃事件と9.11事件との幾つかの類似点を、レバノン人のウサーマ・カーミル・アブーシャクラー記者が署名入り記事で指摘した。2月15日付けのアルハヤート(サウジアラビア資本でロンドンを拠点にする有力紙)が報じた。(「アラブの眼」)(2015/02/16) スウェーデン警官が無賃乗車のムスリム少年を暴行 動画がムスリム世界に急拡散 スウェーデンへ亡命(難民申請)し社会福祉施設に入れられたが逃亡し、路面電車に無賃乗車した9歳のモロッコ人ムスリム少年の動画がイスラム世界で急速に拡散している。パリでの新聞社襲撃事件以来、欧州では移民排斥運動がドイツ、フランス、スウェーデン、オランダなどで盛んになっている。同時に起きている排斥反対運動のほうが優勢だが、スウェーデンのサイトが掲載したビデオ映像は衝撃的でイスラム世界は慟哭、憤激している。(「アラブの眼」)(2015/02/12) ロスチャイルドがシャルリ・エブド社を購入か? イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜する風刺画を掲載したとして暴漢らに襲撃された、パリの週刊誌シャルリ・エブドが事件の1ヶ月前に世界的な大富豪、ロスチャイルド家の有力者に購入されていたという。1月26日に米国のニュースサイト「ワタン」がオランダ誌から引いて報じ、アラビア語の各誌が後追いした。(「アラブの眼」)(2015/02/10) フランス:新たなテロ対策導入で懸念される人権の危機 フランスのマニュエル・ヴァルス首相はテロ撲滅のため新たな対策を導入すると発表した。1月に発表された対策は、具体的には「名誉棄損」と「侮辱行為」を刑法犯罪とする、テロ関連で有罪となったり捜査されたことのある人物をデータベース化する、テロを煽ったり擁護していると思われるインターネットサイトは司法判断がなくても遮断できるなどの措置だ。(アムネスティ国際ニュース)(2015/02/05) ギリシア総選挙 左翼政党 Syriza が勝利か? ギリシアで行われた総選挙で左翼政党のSyrizaが勝利した模様。(2015/01/26) 中村哲さんの道 軍事力とは違った処方箋 日本では襲撃されたCharie Hebdoをヘイトスピーチを行う在特会になぞらえ、襲撃されたのには理由があり、表現の自由の制限もやむなし、という人が少なくない。しかし、今度は週刊新聞カナール・アンシェネに脅迫状が送られ、首を斧で切ると予告されたと言う。(2015/01/19) 繰りかえされるムハンマド中傷漫画事件 06年のデンマーク紙事件再録 表現の自由はどこまで許されるのか──。仏新聞社のイスラム教の預言者ムハンマド中傷漫画をめぐる事件は、基本的には2006年2月に起きたデンマーク紙のムハンマド漫画騒動とおなじ問題を提起している。日刊ベリタは当時、このニュースをできるだけ多角的に伝えようとつとめた。「テロから表現の自由を守れ」と叫ぶだけでは解決しない、メディア襲撃事件の深層をあらためて考えるために小紙の記事を再録する。(日刊ベリタ編集部)(2015/01/16) パリ襲撃事件の犯人の逃亡車両をパトカーが逃がす? パリの風刺漫画襲撃事件で、事件の背景を知るために不可欠な犯人を射殺するなど、不可思議な対応が注目されるフランス政府に新たな疑惑が加わった。英国大手通信社のロイターが逃亡劇の新たなビデオを発表したのだ。(「アラブの眼」)(2015/01/15) 週刊新聞カナール・アンシェネに脅迫状 「次の標的」 パリジャン紙によると、週刊新聞のカナール・アンシェネはCharie Hebdo襲撃の翌日、「次の標的」として脅迫状を受け取っていた。カナール・アンシェネはフランス政治家の腐敗を最も先鋭に報じてきた新聞。(2015/01/14) 「西欧の宗教対応は均衡を欠く」 アルジャジーラの読者アンケート フランスの新聞社シャルリエブド襲撃事件で宗教対立が懸念される中、カタールの著名な衛星テレビ局、アルジャジーラ・ネット(アラビア語版)は緊急読者アンケートを実施した。「諸宗教に対する西側の対応はバランスが取れていると思うか?」との問いに対して94.9%の投票者が「ノー」と回答した。残りは「イエス」と回答した。欧州に居住する立場の弱いムスリムたちは、宗教観の対立激化を懸念してか発言を控えている傾向が見られるが、一般のアラブ・ムスリムには西欧のイスラム観に不満が高いことが浮き彫りになったといえよう。(「アラブの眼」)(2015/01/13) 犯人はイスラム国かモサドか? 仏紙襲撃事件で相反する報道 仏風刺漫画週刊紙『シャルリエブド』編集部襲撃事件で、イスラム過激派組織といわれるイスラム国が犯行声明を出したが、西側メディアの中にはイスラム勢力以外の犯行を明示、或いは示唆する報道も見られる。ニューヨークタイムズは9日、「テロ事件を多くの西側諸国は、イスラムに対してイスラムが本質的に過激だから」とする視点を持っているが、そのような見方は表層的、短絡的だ」と疑問を呈した。(「アラブの眼」)(2015/01/10) チャーリー襲撃犯と推定される兄弟は射殺される AFPによると、チャーリー襲撃の犯人と推定される兄弟は射殺。人質は解放された。(2015/01/10) 襲撃犯の兄 イエメンで軍事訓練を受けたとの情報 L'express 誌 チャーリー襲撃事件で襲撃犯の兄弟の兄、サイード・クアシ容疑者は2011年にアルカイダのイエメン支部で、軍事訓練を受け爆弾製造技術も持っているという。L'express 誌による。(2015/01/09) 2017年大統領選への風 国民戦線党首マリーヌ・ルペンの声明 「フランスは1つ」 今回のチャーリー誌襲撃事件。この人が2017年にフランス大統領になる風が吹いている。演説の中でマリーヌは「フランスは1つ」と繰り返したたみかける。(2015/01/08) 容疑者は3人 漫画週刊誌チャーリー襲撃犯の行方 警察発表では容疑者の一人はイエメンで軍事経験 ルモンドによると漫画週刊誌チャーリー襲撃事件の容疑者は3人で、一番若い18歳の男がベルギーとの国境に近いシャルルビル・メジエールで逮捕された。(2015/01/08) フランスを代表する風刺漫画家 Cabu 氏も襲撃で死亡 風刺新聞のカナール・アンシェネで中心的な漫画家として活躍したカビュ(Cabu)氏が7日、パリで起きた風刺週刊誌チャーリー銃撃事件で死亡した。カビュ氏はチャーリーにも漫画を寄稿していた。(2015/01/07) フランスの風刺週刊誌 Charlie Hebdo の事務所がテロリストに襲撃される 死者12名以上か パリの風刺雑誌として知られる週刊チャーリー(Charlie Hebdo)が覆面の二人組に襲われ、銃撃を受けた。警官2名を含む12人が殺された模様。犯人は逃走した。(2015/01/07) 2017年フランス大統領選 サルコジ前大統領の前線復帰を嗤う国民戦線名誉党首 イスラム国との確執に悩まされるフランス。フランス国内からも数百人のイスラム教徒の若者が渡航し、イスラム国の戦士になっているとされる。そんな中、勢力を伸ばしているのが右翼政党の国民戦線(FN)である。国民戦線の二代目党首マリーヌ・ルペン氏は2017年に大統領になるために全仏で党勢拡大をはかっている。フランソワ・オランド大統領の支持率が歴史的低迷の中、次第にその可能性も生まれつつある。(2014/09/29) ウィキリークス創設者アサンジ氏がエクアドル大使館を去る予定 市民に打撃を与える政府の機密情報を暴露するサイト、ウィキリークスの創設者、ジュリアン・アサンジ氏がこれまで2年に渡って身を寄せてきたロンドンのエクアドル大使館を出るという。(2014/08/20) 「20世紀はここで始まった」 サラエボ事件の意味を解き明かす会議を開催した教授に聞く 第1次大戦勃発から100年となった今年6月末、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで「サラエボ事件を俯瞰する −1914年の事件、物語、記憶」と題された国際会議が5日間の日程で開催された。会議終了の翌日、オーストリア・ウイーン出身のラスナー教授に会議の意義や、サラエボ事件、第1次大戦についてのボスニア・ヘルツェゴビナとオーストリアでの受け取り方を聞いてみた。(小林恭子)(2014/07/06) 【仏メディアの旅】サルコジ仏前大統領の「拘置」そして「起訴」 ルモンド紙の解説から 飛田正夫 サルコジ氏は7月2日昼にフランスの大統領では初の拘置が終わって、今度はパリ裁判所に起訴された。もっか16区のフォンテーヌ通りにある自宅に帰って6区の事務所にも顔をだした。夜に民放テレビTF1とラジオヨーロッパ1でサルコジ氏は事件を説明することになっている。サルコジ氏には多くの裁判が今後控えていてそのほんの一部が開始したわけだが、ルモンド紙が特集を組んでいるので解説して紹介したい。(2014/07/05) パリジェンヌの日記 「パリの国鉄闘争」 ヴィルジニー・ブリエン
今パリでは社会的な闘争が起きています。SNCF、つまり国鉄のデモです。その結果、電車が正常に運行していません。それが私の生活にも影響しているんですよ。(2014/06/20)
父ルペンのレイシスト発言を娘マリーヌがたしなめる 国民戦線幹部からは「引退せよ」 〜国民戦線名誉会長の行方は?〜 かつて極右政党と呼ばれ、周辺の小政党でしかなかった国民戦線は二代目党首マリーヌ・ルペンの悪魔的イメージからの脱出を図るソフト化路線が功を奏し、このところ三大政党の一角に浮上することができた。そんな今、マリーヌの父親のジャン=マリー・ルペン(85)が再び反ユダヤ主義の発言を日曜に行い、その映像がフランス全土に流れ、大きな怒りと反響を呼び起こした。(2014/06/09) 日本のメディアが見落としているフランスで右翼政党が台頭する理由2 左翼と右翼のねじれ 前回の記事で、急成長を遂げる右翼政党・国民戦線が伸びる理由を書いたが、書きそびれていることがある。それは左翼政党と右翼政党のねじれが起きていることである。そのねじれは今のフランソワ・オランド社会党政権にも起きているのだが、その前のサルコジ大統領の時代から起きていた。そのねじれが国民戦線に対するフランス国民の見方を変える1つのきっかけになったのではないか、と思われるのだ。(2014/05/31) マルセイユで起きたことから 日本のメディアが見落としているフランスで右翼政党が台頭する理由 今、台頭しつつあるフランスの右翼政党・国民戦線。それは今春行われた地方選と、欧州議会議員選挙でいずれも躍進したことにある。特に5月の欧州議会議員選挙では得票率約25%と政党の首位に躍り出た。しかし、フランスでは昨年秋にすでにメディアでは織り込み済みの事態だった。右翼の台頭をとどめる方策を左翼政党も、国民運動連合(UMP)も持っていなかったのである。このことは既存の大政党がグローバリズムが国民に与えている影響をきちんと受け止めていないか、あるいは受け止めていたとしても単に無能無策であるのか、そのどちらかなのである。そして、そのことを最も真摯に受け止めていると見られているのが右翼政党、あるいは数年前なら極右政党と言われていた国民戦線である。(2014/05/30) 「フランスの第一の政党」 国民戦線党首マリーヌ・ルペンが勝利宣言 勢力を急速に伸ばしているフランスの右翼政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首が勝利宣言を行った。得票率は25%、結党以来初めて・・・などと誇らしげに数字を読み上げていく。(2014/05/29) 欧州議会議員選挙 右翼政党・国民戦線が躍進 フランスの政党トップの座に 5年に1度行われる欧州議会議員選挙、フランスで25日に行われた投票の開票結果が出た。マリーヌ・ルペン党首が率いる右翼政党・国民戦線が改選前の3議席からなんと24議席へと躍進し、結党以来、2大政党を抜いて政党のトップの座に着いた。(2014/05/27) 移民の多い町マルセイユで社会党大敗 右翼政党・国民戦線が社会党の地盤を揺るがす 23日に行われたフランス地方選、ルモンドによると、注目の選挙区、マルセイユ市では開票の結果、社会党の地盤だった北部の第七連合区で右翼政党の国民戦線がトップとなり、社会党の勢力が大きく後退している傾向が明らかになった。人口80数万人のマルセイユ市には行政区分として8つの連合区(secteur)があるが、第七連合区は人口が最も多い地区である。一方、マルセイユ市の南部はサルコジ大統領の属する国民運動連合がおさえている。(2014/03/24) フランス地方選開票速報 右翼政党・国民戦線が歴史的躍進(ルモンド) 第一回投票 いくつもの自治体でトップを確保 23日、地方選の第一回投票が行われたフランスで、右派政党でマリーヌ・ルペンが率いる国民戦線が「歴史的な結果」(ルモンド)と報じられている。(2014/03/24) 今日のフランス地方選2 〜フランス第二の都市マルセイユの場合〜 7000人収容のフランス最大のモスク建設計画が進行中 今日はフランスの地方議員選挙である。フランス全土には様々な自治体がある。フランス語ではコミューンと呼んでいるが日本語では市町村に相当し、コミューンには100人未満の自治体もあれば人口100万人を超える自治体もある。さて、今回の選挙で注目されているのが右派政党・国民戦線であることはパート1で書いた通りだ。そして、注目の選挙区がマルセイユなのである。(2014/03/23) 今日のフランス地方選1 〜右派政党が躍進か? 〜社会党(PS)vs 国民運動連合(UMP)vs 国民戦線(FN) 三つ巴の戦い 2017年大統領選の前哨戦
今日はフランス全土で地方議員選挙が行われる。フランスの地方議会には守備範囲によっていくつかのレベルがあるが、今回の選挙は最も基盤となる末端の市町村=コミューンの選挙である。コミューン(市町村)議員の選挙は6年に一度行われる。地方議会と言えば日本では市議会議員選挙とか、県会議員選挙などとある意味同様だから、衆議院議員や参議院議員を選挙で選ぶ国政選挙よりも地味な印象を持たれるかもしれない。だが、この一見、地味な印象の選挙が注目を集めているのだ。(2014/03/23)
「漫画の国のアンネ・フランク」〜BDドキュメンタリーとは?〜 漫画、音声、映像、インタビューをコラージュして社会を描く フランス人が書いた「漫画の国のアンネ・フランク」という本がある。アラン・ルーコウィッツ(Alain Lewkowicz:監督),バンサン・ブルギョー( Vincent Bourgeau:漫画家), サミュエル・ポット(Samuel Pott) 、マルク・サンソーベ(Marc Sainsauve)らの執筆になる「ウェブ漫画」だ。(2014/02/27) スイスの国民投票で移民制限強化政策が採択される 〜右派政党の提案をスイス国民が支持〜 欧州は不況のまっただ中にある。そんな中、経済問題や社会問題の原因が外国人労働者にあるとして、移民の制限を強化する動きが起きており、スイスでも右派政党・民衆党の提案が国民投票で9日採択された。以下はワシントンポスト紙の見出し=’Swiss voters back limit on immigration’(スイス国民は移民制限を支持)。(2014/02/16) ギリシア極右政党が改名 黄金の夜明け→国の夜明け 議員ら逮捕で壊滅の危機から5月の選挙で再浮上を狙う 欧州通貨危機の震源地ギリシア。移民排斥を唱える極右政党「黄金の夜明け」(Golden Dawn)が名前を改めることになりそうだ。新党名は国の夜明け(National Dawn).(2014/02/05) オランド大統領の女優との不倫を報じた雑誌 〜その号は売り上げ2倍に 〜女優は雑誌をプライバシー侵害で告訴 〜オランド大統領の支持率は30%以下 〜報道の背景は? 今月はフランソワ・オランド大統領にとって女性スキャンダル騒動の月となった。英国のインディペンデント紙によると、不倫を報じたフランスのCloser誌はその号の売り上げが60万部となり、通常の2倍になったと言う。一方、密会をスクープされた女優のジュリー・ガイエ(Julie Gayet)さんは私生活を侵害されたとして、5万4千ユーロの賠償金(および訴訟費用)を雑誌に求めて告訴していると言う。(2014/01/23) ヒトラーの‘Mein Kampf’(我が闘争)がe−bookのベストチャートに浮上 〜排外主義者の研究に活用する人も・・・ 20世紀最大の排外主義者アドルフ・ヒトラーの著書「我が闘争(Mein Kampf)」がアマゾンe−book(電子書籍)の政治プロパガンダ、政治心理部門の売り上げNO.1になっているという。(2014/01/12) 君は手が既に黒いので手を洗う必要はない いまも続くフランスの人種差別 フランスのロワール川の河口右岸にあるサン・ナザール(Saint-Nazaire)造船現場で溶接工としてディプロマを持つ28歳の黒人労働者オワジエ・アブデラ(Oizir Abdallah, réunionnais)氏は、他の労働者との労働・賃金などで同じディプロマを持つ同僚よりもはるかに低い賃金で働かされていた。現場でも人種差別の待遇を数年にわたり受けてきた。君は手が既に黒いので手を洗う必要はない。もう少し笑え! 暗闇では黒人なので見えないなどとからかわれたていた。8日の仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)で報道。(飛田正夫)(2014/01/10) 世界のベタ記事から 冷戦時代のクロアチアの情報機関の元トップが逮捕される 〜ドイツでクロアチア人亡命者の殺人容疑〜 ドイツ当局が引き渡しを要求 Josip Perkovic氏、ユーゴ時代の元クロアチア情報機関の長官が逮捕された。容疑は1983年にドイツでクロアチア人亡命者を殺害したことだとされる。ドイツ当局は引き渡しを要求している。一方、Perkovic氏は身柄の引き渡しを拒んでいる。(2014/01/04) 欧州連合 〜英国と独仏の確執〜2013年のキャメロン首相の国民投票宣言の波紋〜 経済危機にある欧州連合はその存在が揺らいでいる。今年の欧州議員選挙では欧州連合からの離脱を志向する右翼政党が躍進するのでは、との見方も出ている。こんな中、昨年の英国のデビッド・キャメロン首相の発言がさらに波紋を呼んでいる。(2014/01/03) ロシアに対するドイツ外交の確執 〜社会民主党の「東方外交」とメルケル首相(キリスト教民主同盟)の対ロシア外交 かつてインターナショナルヘラルドトリビューンのベルリン駐在記者として健筆をふるっていたジュディ・デンプシー(Judy Dempsey)記者は現在、Strategic Europeという媒体の編集長に就任している。彼女が最近こんな寄稿をしていた。「メルケルのプーチン問題」(Merker's Putin problem)と題する分析記事である。(2014/01/01) 欧州でもファシズムが復活の兆し 〜1930年代と2010年代〜 欧州連合の緊縮政策が後押しか ニューヨークタイムズは12月19日付で’Is fascism returning to Europe?'(ファシズムは欧州で復活しつつあるのか?)と題する政治コラムを掲載した。(2013/12/26) 中央アフリカ派遣仏軍兵士がナチスマークを腕に
中央アフリカの仏軍兵士 ナチスのSSまがいのワッペンを付け フェイスブックに登場中央アフリカで活躍するフランス兵士がナチスのシンボルである「我が名誉は忠誠である」とドイツ語で書かれたワッペンを腕につけていた。これには32という数字が黒字でフランスの三色旗の色の上に刻まれている。(パリ=飛田正夫)(2013/12/25)
「ちょっと働き、もっと読もう」
フランスの地方都市を歩いていたら、書店の窓ガラスにこんな標語が張られていた。’Travailler moins pour lire plus ’(本を読むために、仕事を減らそう)(2013/12/21)
「国境なき記者団」創設者のロベール・メナールが‘極右’政党FNの支援で立候補 〜2014年のフランス市町村議員選挙〜FN「価値観を共有」 報道の自由のための啓蒙活動を行ってきた国境なき記者団のロベール・メナール氏が来年3月のフランス市町村議員選挙で、反イスラムを標榜する、いわゆる極右政党FN(国民戦線)の支援を受けて立候補を表明している。(2013/12/13) ウクライナ・キエフでスターリン像引き倒し 国家主義への反発 ウクライナの首都キエフの中心部にある独立広場で8日午後にソ連支配時代のシンボルであるスターリン像が30人ほどの覆面をした者たちによって首にロープを巻かれて地上に引き落とされる事件がおこった。(飛田正夫)(2013/12/11) NYTの社説 〜フランスの買春取締法について〜 ニューヨークタイムズは12月10日付の社説で、フランスの国会下院で可決した買春処罰法について論じた。フランスで議論が起きていることは確かだ。たとえセックスワークは本人の選択だとか、処罰をすることでかえって地下にもぐり、一層売春する者が危険になるなどなど。しかし、ニューヨークタイムズはフランスにおける売春の状況をこう伝えている。(2013/12/10) 買春の処罰化に向うフランス 下院で可決 フランスの国会で議論の的になっているのが買春の処罰化だ。ついに国会の下院で多数決を行い、賛成268−反対138で買春の処罰化が決まった。残るはセナの可決を待つのみである。罰金は1500ユーロ、常習者の場合は3750ユーロとなる。(2013/12/06) 11月11日は第一次世界大戦の終戦記念日 11月11日は第一次世界大戦が終結した日で、欧州では休日になっている。1918年11月11日、休戦条約が結ばれたのだ。在仏日本大使館も休日である。近くの書店でも「1914−1918」と書かれた当時の白黒写真集が平積みで売られていた。(2013/11/10) 欧州も日本と同じ病に リーマンショック後、金融が収縮へ 〜スティーブ・ハンケ教授の分析から〜 日本で1991年にバブル経済が崩壊した後、銀行はバランスシートを健全化するために、融資を縮小し、自己資本比率を向上させることを求められた。そこで起きたのは貸し渋りや貸し剥がしだった。そのため、小さな企業が次々と倒産し、失業者が増え、賃金は下降し、自殺者が3万人を超え続けた。日本経済は10年を越える失われた時代を作ってしまった。米ジョンズ・ホプキンス大学のスティーブ・ハンケ(Steve Hanke)教授の分析を読むと、リーマンショック以後、欧州でも同様の事態が進行している可能性がある。(村上良太)(2013/11/09) 西ヨーロッパは冬時間に切り替え 10月の最終日曜日 「待ち合わせ時間を15分過ぎたけど、おかしいな・・・・」昨日はフランスやイタリアなどの西ヨーロッパ諸国では夏時間から冬時間に切り替える日。1年に2度、この地域では時計の針を進めたり、送らせたりする。それが10月の最終日曜日と、3月の最終日曜日だ。(2013/10/28) 買春許可国スイスで初の「セックス・ボックス」がオープン 10月26日にスイス初の「セックス・ボックス」がチューリッヒでオープンした。これは「セックス・ドライヴ・イン」のようなもの。チューリッヒの町の売春婦を町の中心街から遠のけようとするのが目的で2012年3月の住民投票で決まっていた。8月15日にはモデル家屋「セックス・ボックス」を提示していた。場所は元産業地区であった同町の西部で、入り口には東欧では知られている売春地帯のシンボルである赤い傘の目印が置かれている。売春婦からは安全に仕事ができるものという意見も報道されたが、人権団体では買春を許可しているスイスが問題だとして批判している。(パリ=飛田正夫)(2013/10/28) ロマの女生徒の強制送還事件 オランド大統領がテレビに出演し、解決の必要性に言及 19日土曜の昼、フランスのオランド大統領がテレビに出演し、目下、問題になっている15歳のロマ(ジプシー)の女生徒の強制送還事件について話した。(2013/10/21) ロマ(ジプシー)の女生徒の強制送還に仏高校生らが抗議 フランスを揺さぶる争点に フランスではサルコジ政権時代から、ロマのキャンプの解体と、出身国への強制送還を継続しており、フランソワ・オランド社会党政権に移行しても、その姿勢はほとんど変わっていない。そんな最中、15歳のロマの女子生徒Leonarda Dibraniさんがスクールバスから警察官によって連行され、家族と共に出身国であるコソボに送還された事件はフランスの若者にショックを与えたようだ。今週木曜日にはパリで学生による抗議デモが起き、新聞等でも大きく報じられている。(2013/10/20) ロマ(ジプシー)は国に統合可能か?〜フランスで議論白熱〜 かつてジプシーと呼ばれ、最近ではロマと呼ばれる流浪の民がフランスで議論を呼んでいる。ルモンド紙でも、2ページに渡る大きな特集が組まれた。そのタイトルは'La France face a l'integration des Roms'(ロマの統合に直面するフランス)。(2013/10/18) フランス農民の知られざる悲劇 2日に1人自殺 金融危機が牛の酪農家にしわ寄せ ルモンド経済欄によると、フランスの農民の自殺率が全職業の平均値より20%近く上回っているというデータが発表された。フランス国立研究機関InVSが農業組織、MSA(Mutualite social agricol)の協力によってまとめた調査によると、2007年から2009年の間に農業部門で485人が自殺していた。(2013/10/12) フランス電力(EDF)従業員の放射能汚染肺癌死亡に 裁判所が有罪判決 フランス電力(EDF)従業員が肺癌で死亡したことでオルレアン社会保障問題裁判所は8月27日に有罪判決を出していた事を9月8日の日曜新聞(JDD)が明かした。53歳で2009年に死亡した死亡したクロワ(Jean-François Croix)氏はボイラー係としてEDFに30年勤続していた。(パリ=飛田正夫)(2013/10/06) ギリシアの極右政党「黄金の夜明け」壊滅の危機 〜国会議員6人逮捕 〜反排外主義のラップミュージシャン暗殺そのほか、女性人身売買などの犯罪容疑 9月18日未明、反・排外主義のラップミュージシャンが暗殺され、反排外主義のデモで各地が騒然としていたギリシア。その後、大きな政変が起きている。9月28日から29日にかけて、ラップミュージシャンが批判していた極右政党「黄金の夜明け」の党首を含め、国会議員6人と党員13人が逮捕されたのだ。さらに「黄金の夜明け」とつながりがあった警察官8人も同時に逮捕された。(2013/10/04) パリの芸術家 奇妙な装置を作る立体芸術家ゲノレ・アゼルチオップ
パリのある芸術家のアトリエを訪ねた。パリ市の北東部に位置する10区。地下鉄を出て、サンマルタン運河の脇を通って地図を片手にラファイエット通りを歩いていくと彼のアトリエのある建物が見えてきた。建物の前から電話すると、出てきたのは白髪で、どこかアインシュタインに似た風貌の男だった。「すぐにわかったかね?」(村上良太)(2013/09/16)
ロシアの声から 〜極右政党仏FNのマリーヌ・ルペンがオランダの右翼政党に共闘を申し入れ〜 差別的な言動で起訴される可能性も 欧州を観察している「ロシアの声」はフランスの極右政党FNがオランダの極右政党と来年5月の欧州議員選挙で共闘を申し入れていることを書いている。’Le Pen wants to campaign with Dutch far-right - report ’とする記事である。(2013/09/15) 2017年の大統領当選を狙う極右政党FN 〜第一歩は地方議会に足場を築く〜 フランスのフロントナショナル(FN)と言えば移民排斥の極右政党として当地ではかなり警戒されてきた。その象徴は2002年5月の大統領選だった。この時、現職のシラク大統領とFNのジャン=マリー・ル・ペンが最終的に一騎打ちになった。その時、フランス人の大半が極右なんてとんでもない、とシラクに票を投じ、蓋を開けてみるとシラクの圧勝だった。あれから11年が立った。ルモンド紙に2017年の大統領選を狙うル・ペンの娘で現在FN党首、マリーヌ・ル・ペンの姿が大きく掲載されている。(村上良太)(2013/09/14) ルモンド紙の風刺漫画 「福島を忘れるため」 フランスの新聞ルモンドには週明け、漫画家プランチュ(PLANTU)のオリンピック開催地に対する風刺漫画が載った。メガネをかけた裸のアジア人が円盤投げのポーズで描かれている。しかし、円盤が原発のマークになっている。(村上良太)(2013/09/10) スペインの漫画から 裸の天国 スペインのエル・パイス紙の常連漫画家、Erlichの新作。 天国の男女が二組、左右に並んでいる。(2013/08/21) パリ郊外でイスラム女性への罵倒と暴力が頻発 背景に「イスラム嫌い」(Islamophobie)の政治的利用も パリ西部郊外のトラップ地区(イブリーンヌ県)で12日17時45分ごろに16歳の若い女性が女友達に電話をしながらバスの停留所に向って歩いていると、クリオの黒色の車がついてきた。二人の頭髪を短く刈った男性が車から出てきて罵倒しながら彼女の顔を覆っていたイスラム女性のフラー(頭部を隠す被り物)をむしり取り腹部や肩などをなぐって暴力をふるい、紙きりナイフで脅したとラジオ・フランス・ブルーで証言している。13日の仏国営ラジオ・フランス・アンフォなどが報道している。(飛田正夫)(2013/08/20) エジプト危機で 仏企業が安全策で「一時帰国」と「在留組」と分裂 仏大手公共事業建設事業体のブイグとヴァンシィでは、エジプトの内乱を鑑み安全策として作業員のフランス一時帰国を他の企業よりもいち早く指示した。他企業は残って事業を継続する決定をしている。仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)の情報ではブイグとヴァンシィはコンソーシアムの中で仕事をしていて、16日朝にはブイグの5人の従業員とその家族がヴァンシィの従業員と共に同じ飛行機でフランスに帰ってきたという。残りの従業員も随時帰国する。ブイグでは総ての作業所は封鎖して今後の状況の成り行きを見るとしている。それに対して移動体通信機器の大手オランジュでは多くの従業員はバカンス中で不在のこともあるが、「家で仕事をして待機するように」「特に家からでないように」通達をだしている。(パリ=飛田正夫)(2013/08/19) 14Juillet 〜パリ祭の日に大統領から悲しい知らせ〜 昨日7月14日は「カトルズ・ジュイエ」=フランス革命の記念日で、恒例のパリ祭だった。しかし、フランソワ・オランド大統領はアキム(アフリカ北部マグレブ地方のアルカイダ組織)に人質に取られていたフィリップ・ベルドン(Philippe Verdon)氏が死亡した可能性があることを告げた。(2013/07/15) 世界のベタ記事から〜ドイツ政府が高齢化したホロコースト生存者に支援金を拠出〜 ドイツ政府はナチ時代に行われたユダヤ人絶滅政策「ホロコースト」の生存者たちに向けて来年から4年間、総額8億ユーロを拠出することに決めた。生存者たちが高齢化しているからだ。対象者は世界中に散らばっており、ケアを受ける人は56000人に及ぶ。さらに、9万人が食糧、薬、そのほかの支給を受けることになるという。(5月31日付、インターナショナルヘラルドトリビューンによる)(2013/06/02) 【仏メディアの旅】オランド仏大統領が6月に初の日本訪問 「トルコへの原発売り込みは象徴的な共同事業」 飛田正夫 オランド仏大統領は6月6日から8日まで経済とエネルギーのパートナーである日本を訪問することをロラン・ファビウス外相がフランス通信(AFP)のインタビューで発言した。そのなかでファビウス外相は日本の三菱とフランスのフランス原子力産業のリーダーであるアレバ社が共同でトルコの原発基地開発の共同契約に先週調印したことは両国が一緒に仕事のできるということの象徴的な出来事であったと語った。(2013/05/13) 【仏メディアの旅】「現金賞与」を返済せよ サルコジ前大統領側近ゲアン氏に内務省労働組合が要求 飛田正夫 サルコジ前大統領の最側近クロード・ゲアン内相(前エリゼ大統領官邸書記総監)は内務省で2002年後にも現金を受けていたことで金を返すように内務省労働者組合(FO-Cantrale)は3日に要求した。ゲアン氏が2006年まで賞与をもらいつづけていたことに驚いている。2月のゲアン氏宅の家宅捜査で現金で賞与を受け取っていた証書が押収されていた。(2013/05/06) 【仏メディアの旅】シャネル、マリオノー店仏全国20ヵ所で香水やマスカラの販売停止 高級品のイメージを保つため? 飛田正夫 2月21日からフランスの高級化粧品会社シャネルは20箇所のマリオノー(Marionnaud)の販売店に商品を卸さなくしたという。理由はシャネルの高級なイメージに環境や商店の陳列基準の要求を満たしてなくふさわしくないためだという。これは改善されればまた販売することになるだろうとしている。またシャネルはこの措置は人種差別的な理由によるものではないといっている。(2013/05/01) パリジェンヌの日記〜映画監督ローラン・ノエル〜ヴィルジニー・ブリエン
Q「あなたが美術監督として参加した短編映画「不測の出来事」を作った監督のローラン・ノエルについて。いったいどんな作品をこれまで作ってきたんですか?俳優のフランソワ・パティシエの火事で焼けた家を使って撮影した短編とは?・・・」(編集部)ローラン・ノエルは最初は自主制作で映画を作っていた。テーマの多くは社会のあり方とか、人間関係だ。そこに一種のブラックユーモアを漂わせていた。2002年にノエルは長編を撮影した。「酔っぱらった4人の男」というタイトルだ。フランスの国家機関CNCの援助金も配給のための支援もなく、自前で作ったのだ。(2013/04/28)
【仏メディアの旅】 カメルーン仏人家族誘拐解放 人質交換か身代金か軍事介入か、背景は不明 飛田正夫 フランス政府はカメルーンで誘拐されたタンギ・ムーラン・フルニエ氏の仏人一家7人の解放を確認。彼らは皆元気だと仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)が19日9時50分に報道。オランド仏大統領は2月19日以来2ヵ月に渡る誘拐事件が解放となって肩の荷がおりてほっとしているという。(2013/04/21) 【仏メディアの旅】スイスから2億 大統領選挙資金としてサルコジ氏に渡った疑惑が浮上 飛田正夫 ベッタンクールの元管財人パトリック・ド・マイストル氏は、サルコジ氏の2007年の仏大統領選挙運動資金として2007年から2009年の間に7回に渡ってスイスのジュネーブのベッタンクール氏の銀行から400万ユーロ(約4億円)をパリに持ち帰っていたが、この資金を国民運動連合(UMP)の会計役で大統領選挙の金庫番を務めていたエリック・ブルト元財務相に渡していたと疑惑が持たれて検査されてきた。(2013/04/21) 【仏メディアの旅】「日本は原発を再稼動させるのか」 仏からMOX燃料輸送開始 飛田正夫
フランスの4月16日のフランス国営放送テレビA2では報道されなかったが、仏国営ラジオ・フランス・アンフォは「プルトニュウムとウラニュウムとを含む危険なMOX燃料がシェルブール港から日本に運ばれる」と短く伝えた。同日の左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールfr.によると、まもなくベアモント・アーグ(Beaumont-Hague)のアレバの工場から放射能の強いMOX燃料が警察の厳重な警戒の中を日本の高浜原発基地に向けて運ばれる。MOX燃料の輸送は2011年に予定されていたが3月の福島原発事故で延期されていた。(2013/04/18)
ドイツ傘下の欧州連合 ウルリッヒ・ベック教授の「リスク社会論」とドイツ ベック教授はドイツとユーロの状況自体がリスク社会のよい例だという。ドイツのメルケル首相はギリシアが欧州連合を揺さぶるとはまさか思っていなかったというのだ。(さらに福島の原発事故を見て原子力発電からも撤退を決めた。)先にどんなリスクが待ち受けているか見えなくなってきている。こうした状況にあっても、この先に待ち構えるリスクへの準備を行うことは可能だとベック教授は考えている。そのためには国境を越えた諸国の連携と、新自由主義にはできない未知のリスクに対する国家の政策と予算が必要だと説いている。(2013/04/07) パリジェンヌの日記 〜短編映画「不測の事態」のスタッフになる��〜 ヴィルジニー・ブリエン
撮影後少しの休みを経て、スタッフは再びエネルギーを取り戻し、さらに客観性をもって、仕上げ作業が始まった。(2013/03/10)
パリジェンヌの日記 〜短編映画「不測の事態」のスタッフになる�◆繊.凜�ルジニー・ブリエン
撮影は3日間だ。2011年の5月11日、12日、13日に、パリ郊外及び、パリ5区とパリ12区で行われた。(2013/03/09)
パリジェンヌの日記 〜短編映画「不測の事態」のスタッフになる� 繊.凜�ルジニー・ブリエン
今日は私が参加した短編映画について書くとしよう。映画のタイトルは「不測の事態(Contretemps)」。監督や俳優たちにインタビューをしたので舞台裏をしっかり書けるのだ。この映画は2012年にローラン・ノエルが監督したもの。私自身が参加したので私にとって特別な映画でもある。私は画家の傍ら、何年も映画美術を生業にしてきた。だからもしバジェットの少ない短編映画に参加するとしたら、その映画の企画が本当にやりたい場合に限る。「不測の事態」の場合もまさにその通り。参加したことを悔いていない。やりがいのある1つの冒険だった。この映画、とても希望と詩情にあふれているので、美術家として参加できたことは私の誇りよ。(2013/03/09)
マリ侵攻とフランス マリに軍事介入したフランス軍だが、フランス国内でアフリカ系フランス人に要注意だとフランスの判事(Marc Trevidic氏)がニューヨークタイムズで語っている。これまでフランス当局のテロ警戒の対象となってきたのはアフリカでも、アルジェリア、チュニジアといった北アフリカ出身の移民だった。ところが、マリ介入後の現在はマリ、セネガル、ナイジェリア、ニジェールといった国々出身の移民にまで広がっているという。(2013/02/25) 欧州とイスラム教 ―ローマ法王の問題発言とはなんだったのか ローマ法王ベネディクト16世(85)が、11日、今月末で退位すると表明した。その8年間の在任中に注目された数々の事件の1つに、2006年、イスラム教の教えを暴力と結びつけたビザンチン帝国皇帝の発言を引用し、世界中のイスラム教徒から反発を受けた一件があった。欧州の中でもイスラム教徒の国民が増えており、ドイツ出身の法王の発言はイスラム学者とキリスト教関係者の大きな議論の的となった。当時の記録から、事件とその論点を振り返ってみる。(ロンドン=小林恭子)(2013/02/15) オランダの男たちが出産の痛みを体験 オランダの放送から ハフィントンポスト仏版がオランダで行われた実験を紹介している。二人の男が体に女性の出産時の筋収縮の痛みを追体験できる装置をつけるのだ。最初はくすくす笑っていた男たちだが・・・。(2013/01/20) 故カダフィ大佐からサルコジ元大統領への賄賂疑惑の捜査が始まる 関係者宅へ家宅捜査 今問題になっているアルジェリアの人質問題、そのもとにはフランス軍のマリ侵攻がある。そして、その原因を作ったのがフランス軍のリビア攻撃にある。そしてそのもとにあるのは・・・今フランスではカダフィ政権打倒をバックアップしたサルコジ元大統領がカダフィ政権から巨額の賄賂(不正献金)を受けていたのではないか、という疑惑から捜査が始まっている。(2013/01/20) 世界のベタ記事から 冬のエーゲ海の死体 今月17日付アテネ発のベタ記事。エーゲ海でボートが転覆し、18人の死体が回収された。1名の男性が救出された。男性の証言によると、女性や子供らを含む28人がトルコからボートに乗り込み、ギリシアに入ろうと試みたがボートが波でひっくり返ったというのだ。(村上良太)(2012/12/23) スペインの漫画から エル・パイスには何人かの常連漫画家がいて、基本的に1コマ漫画である。その一人、エル・ロトの漫画は独特のタッチを持っているのだが、前回はカタルーニャ州の独立問題を扱っていた。今日、再びエル・パイスのウェブサイトを覗いてみた。エル・ロトは再び不思議な漫画を描いている。キャプションはない。(2012/12/03) 英イングランド・ウェールズ地方で、ストーキングが特定法で違法行為に 単なる嫌がらせ以上となるストーカー行為に、一度でも悩まされたことがある人は、意外と多いのではないだろうか? 有名人もストーカー行為に悩まされている。米俳優ニコラス・ケージ、ジョン・キューザック、ユマ・サーマンに続き、英国でも、BBCの人気コメディー「リトル・ブリテン」に出演したコメディアン、デービッド・ウオリアムズにストーキングをしていた女性がいた。(ロンドン=小林恭子)(2012/12/02) 「成りすまし詐欺の欧州トップは英国」 他人の個人情報(ID)を盗んで、クレジットカードを作り、高額な買い物などをするーそんな「成りすまし」行為による詐欺(別名「ID詐欺」)の被害が、欧州内で最も多いのは英国だ。全人口の24%がID詐欺の被害にあったことがあるという。平均被害額は、一人あたり約1000ポンド(約12万円)に上る。(ロンドン=小林恭子)(2012/12/02) スペインの漫画から〜スペイン経済危機・カタルーニャ州は独立するのか?〜 スペイン紙「エル・パイス」では常連漫画家のエル・ロト(EL ROTO)が不思議な漫画を描いている。赤い帽子をかぶった男がタバコをふかしながら暗い窓の外をぼんやり眺めている。(2012/11/23) 巨匠ダリとCM シュールレアリスムの巨匠ダリ(Salvador Dali, 1904-1989)には様々な逸話がある。頭の上にフランスパンを載せるといった奇行は日常茶飯事だったようだ。ダリはCMでもダリにしかできない味を出している。それはダリでしか作れないCMなのだ。(2012/10/08) スペインの漫画から スペインの新聞、エル・パイスでは今日も不況を悲しむ漫画が描かれている。漫画家は常連のErlich。(2012/10/07) フランスのロマ(ジプシー) 次々と追い立てられる ハフィントンポスト仏版は8月30日、さらにフランスでキャンプを撤去させられているロマ(ジプシー)の続報を出している。見出しは「Creteilの64人のロマのキャンプが撤去させられる」先日のEvryに続く行政措置である。マルセイユではおよそ100人のロマが追い立てを食ったとされる。記事によればCreteilのロマ達は12日間ホテルに滞在することができる。費用はサミュソシアル(SAMU Social)という慈善団体が支払うようだ。この団体は路上生活者を支援する慈善団体のようだ。(村上良太)(2012/08/30) パリ近郊でロマ(ジプシー)がキャンプを撤収させられる 27日付、ハフィントンポスト仏版記事によると、パリ近郊(南部)のEvryにキャンプを設営して生活していたロマ(ジプシー)72人がEvry市当局によって追い立てられた。彼らは公共鉄道RERの駅前にキャンプを設営していた。同記事の中で、前Evry市長で社会党の内務大臣マニュエル・バル氏がEurope1で同措置の正当性を語っている。子供や未成年が多く、そのままでは犯罪組織に取り込まれていく恐れもあり、どこかに住まいを見つけるとしても同じ場所は考えられないという。(村上良太)(2012/08/27) スペインの漫画から スペインの漫画から。エル・パイス紙の常連漫画家Elrichは天国にやってきた人間を描いている。黒メガネの人間が大きく手を広げて「ついに昇天したわ。テキーラはどこ?」と言っている。(2012/08/07) 緊縮派の勝利は解決につながらない 〜ポール・クルーグマンのコラムから〜 先日のギリシアの総選挙で、財政緊縮派が勝利を占め、かろうじてユーロ残留の道を残したとされる。多くの新聞が緊縮派の路線をよろこばしいこととして一定の評価をしている。そんな中、異論をはさんでいるのがニューヨーク・タイムズに寄稿している経済学者のポール・クルーグマン氏だ。クルーグマン氏は6月17日付のニューヨークタイムズに「犠牲者としてのギリシア(Greece as Victime)」と題するコラムを寄稿した。(村上良太)(2012/06/24) 就任1か月 フランス大統領への懸念 ルモンド紙(国際版、6月2日号)にはオランド氏のアフガニスタン訪問の模様が書かれている。5月25日、カブールを電撃訪問したのだ。随行したのは外務大臣のローラン・ファビウス氏と、国防大臣のジャン=イヴ・ル・ドリアン氏。ルモンド紙によると、フランス軍はNATOの枠組みでアフガニスタンに3600人の兵士を派遣しているが、カブール北部にはその3分の2が駐留している。オランド氏は今年末までに2000人以上を撤退させると語った。テロの脅威が完全になくなったわけではないが、一定の効果があったからだと説明している。(村上良太)(2012/06/12) コペンハーゲンの自転車 村上良太 コペンハーゲンを旅した人であれば、必ず印象深く思うのが自転車乗りだろう。町をぼんやり歩いていると、あわよくば自転車にはねられかねない。快速で自転車が二台、三台、いや数十台単位でビューンと脇を走り抜けていく。(2012/06/06) イタリアの新聞漫画から イタリアの新聞、イル・マニフェストの新聞漫画から。(2012/06/05) ノルウェイの連続テロ犯 デンマークの移民政策を賞賛 昨年7月、ノルウェイの首都オスロで与党・労働党の集会などを狙った連続テロ事件が起きたのを覚えている人は多いだろう。死者は合計で77人に及んだ。その犯人、アンネシュ・ブレイビク被告(33)はイスラムとの対決を思想信条としており、犯行に及んだ動機が移民を受け入れるノルウェイ政府の移民政策にあったとされる。その公判がオスロで行われている。(2012/06/02) フランスの失業率10%’恋・失業そしてシャンペン’〜笑劇「Bienvenue chez popole (ポポルへようこそ)」〜フランス職業斡旋局職員が自らを笑う〜
経済危機の欧州は依然失業率が高い。フランスではついに10%の大台に上った。そんな中、パリのメニルモンタン劇場でこれから、職業斡旋をつかさどるフランスの国家機関ポール・アンプロワ(Pole emploi)を舞台に、労働と失業を舞台に乗せた笑劇が始まるらしい。タイトルは「ポポルへようこそ」。舞台づくりの中心となったのは、ポール・アンプロワの職員たちだという。(村上良太)(2012/05/09)
フランス大統領選 サルコジ氏とカダフィ政権の癒着が暴露 フランス大統領選ではフランソワ・オランド氏(社会党)と現職のサルコジ大統領(国民運動連合=UMP)の決選投票が6日に予定されている。リードするオランド氏をサルコジ氏が追い上げている。その最中、サルコジ大統領が2007年の大統領選でカダフィ政権から資金提供を受けたとする暴露記事が出ており、サルコジ大統領に打撃となっているとみられる。(2012/05/04) スペインの漫画から FEITOとは? スペインの新聞エル・パイスにErlichの最新の漫画が載っている。例によって、スペイン情勢に疎いと(ただでさえ、スペイン語に詳しくないためもあって)意味が分かりにくい面がある。この漫画では男が新聞を読んでおり、画面奥にいると思しき妻に問いかけている。夫「このコーヒー変わった風味があるけど、何なんだい?」妻「アドレナリンよ」(2012/04/22) パリの花々
パリの3月はまだ気候が多少不安定で、急に雨が降ってきたりする。しかし、春は訪れたようだ。(2012/03/22)
mardi 20 mars a Paris vers 14 heures (3月20日火曜午後2時頃のパリ)
3月20日火曜午後2時頃のパリを写した1枚である。場所はバスチーユ地区。自転車が窓の外に置かれた建物の1階にはアトリエ・ヴェロルショネールと書かれている。(2012/03/22)
盗聴事件 首相の妻も告訴 ブレア元首相の妻、シェリー・ブレア(Cherie Blair)さんがマードックの率いるニューズインターナショナルと、グレン・マルケア氏を盗聴された件で訴えた。(2012/02/28) スペインの漫画から 秘密会議 スペインの新聞、エル・パイスに常連漫画家のエル・ロトが寄稿している。3人の男が会議室でファイルを手に会議している。「冷たさは公平に分配しろ。暖房は違う。」とキャプションにある。(2012/02/25) パリの散歩道 18 パスカル・バレジカ氏はパリの歴史本を執筆中 村上良太
「フランスからの手紙」を寄稿していただいている著述家のパスカル・バレジカさんはパリで新しい本を書いているところだ。今書き下ろしている本はこれまでの本と趣向を異にする。「今度の本はフランス語と英語の両方で出版される予定だよ。だから特に英語圏の読者向けの情報が満載になるだろう。」(2012/02/18)
ランスの川辺
フランスのパリの東にランス(Reims)という町がある。代々、フランス王の戴冠式が行われてきたノートルダム大聖堂で知られる歴史のある町である。この写真はランス周辺の川辺。(2012/02/15)
前回のフランス大統領選の選挙資金疑惑「ベタンクール事件」で元大臣が取り調べを受ける ニューヨークタイムズは前回のフランス大統領選に関して選挙資金の不正供与が疑われている「ベタンクール事件」の関係者として、サルコジ大統領の側近だったエリック・ブルト元大臣(財務大臣と労働大臣を以前兼任)を取り調べていると報じた。(2012/02/11) サッチャー元首相の伝記映画公開 ー今も英国に影落とす「遺産」 英国で初の女性の首相で、11年にわたる長期政権を維持したマーガレット・サッチャー(在任1979-90年)の伝記映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(原題「The Iron Lady」)が、1月上旬、英国で公開となった。英国でもっとも著名な首相経験者の一人の伝記、しかもサッチャーを演じるのは、2度のアカデミー賞受賞経験がある、米国の名女優メリル・ストリープとあって、公開前から話題が沸騰した。日本でも3月16日からTOHOシネマズ日劇などで全国上映される。(ロンドン=小林恭子)(2012/02/06) スペインの漫画から 食べ物が・・・ スペインの新聞エル・パイスの漫画から。ホームレスなのか、あるいはその支援者なのか。円筒状の食品か食器らしいものを片手にこう語る。(2012/01/29) スペインの漫画から 金融か、財政か? スペインのエル・パイス紙では常連の漫画家El Rotoが労働者のつぶやきを描いている。二人の男がシャベルを持って土を掘り返している。(2012/01/28) 2012仏大統領選はサルコジ勝利か?・・・ロジャー・コーエンのNYTコラム「サルコジ効果」 ニューヨークタイムズのコラムニスト、ロジャー・コーエンが「サルコジ効果(The Sarkozy effect)」という一文を寄稿した(1月24日付)。この一文でコーエンはサルコジが大きくポイントを稼ぎ、再選に近づいていることを報じている。それはいったいなぜなのか。(2012/01/26) 相撲取りが敵の象徴? スペインの漫画から スペインの新聞エル・パイス紙の常連漫画家、Erlichの一枚。巨大で威圧感のある相撲取りが痩せた男の前でにらみを利かせている。キャプションには相撲取り=「彼ら」対「君」とある。相撲取りは外敵の象徴のようである。(2012/01/17) スペインの漫画から 米格付け会社とユーロ 今日の新聞でアメリカの格付け会社スタンダード・アンド・プアーズがユーロ圏の国債を格下げするらしいと報じられたことが引き金となってユーロが急落したことが報じられた。しかも、この騒ぎは実際にスタンダード・アンド・プアーズが格下げしたことによるのでなく、格下げしそうだという単なる噂が引き金になっている。スペインの新聞エル・パイスの漫画家Erlichはさっそく、スタンダード・アンド・プアーズを漫画にした。(2012/01/14) 言論統制を進めるハンガリーの新メディア法 ニューヨークタイムズなどの欧米紙で最近クローズアップされているのがハンガリーの憲法改正とその関連としての新メディア法である。以下はハンガリーにある日本大使館がウェブで公開している新メディア法に関する記述である。(2012/01/11) ブルデューの死から10年 〜欧州を改造した知的傭兵部隊〜 フランスの社会学者・思想家のピエール・ブルデュー(Pierre Bourdieu ,1930-2002)は亡くなる少し前に来日講演を行っている。この時の講演録は「新しい社会運動〜ネオリベラリズムと新しい社会支配〜」というタイトルで藤原書店から加藤晴久訳で出た。この本が刊行されたのは2001年9月20日で、これは9・11同時多発テロのすぐ後である。そして、ブルデューは翌年、2002年1月に亡くなった。(2012/01/09) 闘牛と戦う人々 動物と人間に対する虐待をやめよ フランスにCRACという闘牛に反対する組織がある。闘牛は牛を大衆の前で何度も刺し殺す残虐な行為である、ということで1991年にフランスで活動を始めた。そのウェブサイトによれば、設立の中心人物はジャック・ダリ氏と、エーメ・タルデュー氏とされる。思想家たちも加わり、実際に闘牛を廃止させるべく、活動を広げていった。2004年に亡くなった哲学者のジャック・デリダも名誉会長を引き受けていたとされる。(2012/01/05) スペインの漫画から エル・ロトの世界 昨年末から、スペインの破滅的な空気を伝えるのがエル・パイス(El Pais)紙の漫画家、エル・ロト(El Roto)である。エル・ロトには独自のタッチがある。それは黒インクの使い方だろう。ウィキペディアによれば、エル・ロトはペンネームで、本名はアンドレ・ラバゴ・ガルシア(Andres Rabago Garcia)のようである。(2012/01/05) フランスからの手紙24 「現代の黙示録?」 Apocalypse now ? パスカル・バレジカ
2011年は地球全体が恐ろしい事態に見舞われた。まず経済危機が先進国とそれ以外の国々を席巻した。(ギリシアは決して先進国ではない)。そして福島の原発事故。また「アラブの春」はチュニジアでもリビアでもイスラム主義者の勝利で終わった。NATO軍がリビアに持ち込んだ大量の最新かつ強力な兵器はAQMI(北アフリカのアルカイダ系組織、アキムとも呼ばれる)が手に入れ、サハラに持ち込まれた。アフガニスタンとイラクの後、次の戦争がサハラで始まる危険がある・・・(2012/01/04)
劇作家バツラフ・ハベル(Vaclav Havel)の死 村上良太 12月下旬、トランジットのパリから東京に向かう飛行機で手にした新聞には北朝鮮の金正日総書記とチェコの元大統領バツラフ・ハベルの二人の政治家の死が大々的に報じられていた。アクチュアルな意味では金正日総書記の方がインパクトは大きく、ルモンドの記事でも一面から写真入りで取り上げられていた。一方、ハベルについてはすでに政界を退いていたこともあって、その扱いはより文化的かつ懐古的だった。(2012/01/01) スペインの危うい空気 漫画から スペインの新聞「エル・パイス」の漫画から。2012年のスペインはすでに末期症状である。(2012/01/01) ユーロと英国 その2 「キャメロン首相には強い政治信条がないので、懐疑派を押し返せない」 欧州債務危機問題と英国の話で、欧州の外に住む人にとっては(マーケット関係者を除き)内向きの話かもしれないが、週明けの状況を自分へのメモとしても書き留めておきたい。(ロンドン=小林恭子)(2011/12/15) Nファーガソンが描く、2021年のユーロ・欧州像が面白い スコットランド出身の歴史学者N・ファーガソンが、米ウオール・ストリート・ジャーナル紙に書いた記事「2021:新しい欧州(The New Europe)」(11月19日付)が、なかなか面白い。先ほどまた見たら、ツイート数が1700を超えていた。(ロンドン=小林恭子)(2011/12/11) 「まだヨーロッパなのか?」 エル・パイス紙の漫画より スペインのエル・パイス紙の漫画から。男女がベッドで寝ている。男が不安そうに妻に尋ねる。夫「もう日曜日なのか?」(2011/12/04) スペインの漫画から スペインのエル・パイス紙の常連漫画家Erlichによる漫画、「総選挙の後、市場からのメッセージ」。(2011/11/23) イタリアの新聞風刺漫画から イル・マニフェスト紙の最新風刺漫画(11月21日)は家族が並んでおり、その前を一人の男が「へへへ」と笑いながら歩いていく絵である。(2011/11/22) スペインで政権交代 民衆党が社会労働者党を破る 11月20日、スペインで下院選挙が行われ、民衆党(PP)が社会労働者党(PSOE)を破った。下院の定数は350人で任期は4年。選挙結果はPPが186議席と過半数を単独でしめ、PSOEは110議席にとどまった。この結果、2004年4月から8年続いた社会労働者党政権は終止符を打った。スペインではこれから首相を選び、閣僚を決めることになる。(2011/11/21) スペインの漫画から 今月、総選挙が行われるスペイン。そこで与野党が決まり、首相も決まる。エル・パイス紙に寄稿している漫画家のErlichの作品。バーで二人の男が話している。(2011/11/19) スペインの政治風刺漫画家、フォルヘス(Forges) スペイン紙エル・パイスに寄稿している常連漫画家の一人、Forges(フォルヘス 1942−)が漫画を描いているシーンが映像で紹介されていた。(2011/11/18) マリオ・モンティ氏が新首相に イタリア ボイス・オブ・ロシアによると、イタリアではベルルスコーニ首相辞任後、マリオ・モンティ(Mario Monti 68歳)氏が新首相に指名された。(2011/11/14) イタリアの1コマ漫画から ベルルスコーニよ、さらば! イタリアのイル・マニフェスト紙の1コマ漫画から。ベルルスコーニの辞任がイタリア各紙の1面をにぎわせている。(2011/11/13) 「フランスを占拠せよ」 米から飛び火 フランスの雑誌ヌーベルオプセルバトゥールのサイトに「オキュパイ・フランス」の写真集が掲載されている。(2011/11/13) 「職業は?」「楽天家です」 スペインの1コマ漫画から スペインのエル・パイス紙には何人かの漫画家が1コマ漫画を定期的に載せている。スペインの漫画はあまりなじみがないだけに、困惑することもある。(2011/11/12) スペインの1コマ漫画から 裁判官も手に負えず 外国新聞の1コマ漫画から。告訴が山積み。裁判官も処理しきれず。(2011/11/10) 「鳩にエサをやるな」 スペイン1コマ漫画 欧州は財政難に不況が重なり・・・(2011/11/07) 「英キャメロン政権の公費削減政策は失敗 米は二の舞を避けよ」ニューヨークタイムズ社説 ニューヨークタイムズは10月、社説で英国のキャメロン政権の経済政策を失敗と評価し、米国がその二の舞になることを避けよ、と書いている。その骨子となっているのがキャメロン政権が取っている厳しい公費削減政策である。ニューヨークタイムズ論説人は公費削減政策は成長率の低迷(0.1%)につながり、結局、英経済の負のスパイラル(失業率の上昇→需要の低下→生産の低迷→税収の低迷→さらなる公費削減→・・・・)を生むとしている。(2011/11/06) FNの大統領候補、マリーヌ・ルペン氏がリビアに軍事介入したサルコジ大統領を非難
フランスの右翼政党FN(フロントナショナル)党首、マリーヌ・ルペン氏がサルコジ大統領が決断したリビアへの軍事介入を非難している。内戦終結の直後、ジャリル国民評議会議長がイスラム教至上主義のシャリーア法を導入し、それに反する法律制度は認めないと宣言したことがその背景にある。(2011/10/27)
「葬儀の音楽にはジャズを」 オランダのジャズバンド
「葬儀の音楽にはジャズを」。そんな音楽ビジネスを欧州で展開しているのが昨年紹介したオランダのバンド、ディキシーランド・クラッカージャックスだ。彼らの演奏しているのはニューオーリンズで今も演奏されているディキシーランド・ジャズである。「事前にご家族と、どの曲を演奏するか相談します。2005年に私たちが出したCD、「カリビーン・スイート」の中の「Westlawn Dirge」は本当にニューオーリンズで葬儀用に演奏されている曲です。(2011/10/19)
独メルケル政府の警告 〜来週末の欧州サミットではユーロ危機は解決できません〜 スペインのエル・パイス紙は昨日、ユーロ危機に対するメルケル政府の厳しい見方を伝えた。同紙によると、ドイツ政府のスポークスマンは来週日曜に予定されている欧州サミットで、ユーロ危機を解決するためのいい協定が結ばれるなどというのは夢に過ぎない、と警告を発したという。(2011/10/18) オランド氏がフランス社会党大統領候補となる 「エコロジスト達は肩を落とす」 16日(日)の決選投票で、フランソワ・オランド氏がオブリ候補を破り、社会党からの大統領候補者に選出された。得票率はオランド候補が57%だった。オランド候補は「リアリスト」と銘打たれている。(2011/10/17) ストロス=カーン氏、パリで訴追を免れる見通し 春以来、レイプ疑惑の渦中にあった元IMF専務理事のドミニク・ストロス=カーン氏はパリのバノン氏(ジャーナリスト)から告発されていた8年前のケースでも今回検察による訴追を免れる見通しだ。(2011/10/16) デクシアの破綻 欧州経済の危機 独仏の首脳会談 日曜のニューヨークタイムズによると、デクシアの破綻を受けて急遽、サルコジ大統領がドイツに行き、独仏首脳がベルリンで会談を行った。メルケル首相は「必要な手はすべて打つ」と語ったが、具体策には言及しなかったという。G20が開かれる11月初旬までに改革案をつくるようだ。(2011/10/11) 欧州の大手銀行デクシアが破綻 〜ギリシアとユーロ〜 9日、欧州の大手銀行デクシアがついに破綻した。デクシアはギリシアなど債務問題にあえぐ国の国債を多額に持っていた。これらの国の国債を保有する欧州銀行は多数ある。今、欧州ではギリシアの救済策が大きなテーマになっている。ニューヨークタイムズのフロイド・ノリス(Floyd Norris)は「いかにしてギリシアはユーロから脱出できるか」というコラムを書いている。これまでは強かったユーロにあやかって借金を重ねてきたギリシアだが、いざ債務が払えなくなると、ユーロの価値が逆にネックになってきた、とノリスは指摘している。ギリシアはユーロ導入前は通貨ドラクマを使っていたが、ユーロ導入前のレートは1ユーロ=340ドラクマだった。もし、ギリシアが今でもドラクマを使用していれば経済が悪化するにしたがってドラクマの通貨価値も下落し、たとえば1ユーロ=1000ドラクマにも低下するだろう。しかし、通貨安になれば輸出産業にとっては有益になるため、復興の道も見えてくるに違いない。(2011/10/10) ストロス=カーン氏、今日、原告とパリで対面 ザ・テレグラフ紙によると今日、元IMF専務理事のドミニク・ストロス=カーン氏(62)が原告の女性、トリスタン・バノン氏(32)とともに検察の取り調べを受けたのだが、その様態は次のようらしい。(2011/09/29) 今秋木曜 ストロス=カーン氏、レイプ未遂で告発中の仏女性ジャーナリストと対面 チリの新聞「ラ・テルセラ」によれば、ニューヨークのホテルのメイドの強姦未遂容疑事件で刑事告訴されなかった元IMF専務理事のドミニク・ストロス=カーン氏だが、今秋木曜、パリで別件のレイプ未遂で氏を告発しているフランス人女性ジャーナリストと検事局で対面することになる。(2011/09/26) 「サルコジは拘置」? 仏大統領へのリベート還流疑惑でエリゼ宮大揺れ
(2011/09/25)
ドイツ最大のネオナチ組織が違法と認定される APによると、ドイツ内務省はドイツ最大のネオナチ組織を違法とみなした。この団体はHNG(The Help Organisation for national Political Prisoners and their Families)である。HNGが禁止された理由は内務大臣のHans-Peter Friedrich氏によると、「平和的かつ民主主義的な法秩序に対し攻撃的姿勢を持つため」だ。(2011/09/22) パリの散歩道 16 ついに個展会場をゲット
パリの女性画家、ヴィルジニー・ブリエン(Virginie Brien)さんを昨年取材した時は「個展を開きたいけど、なかなかギャラリーで開くのが難しい」と語っていた。しかし、この秋、彼女はパリ17区のギャラリーで女性写真家とともに合同展を開くことになった。(2011/09/19)
仏大統領選、社会党候補のテレビ討論会を500万人が視聴 左派最強候補選出めざす
生活が不安だから、政治が見えないから、より働いてもより儲からないから――。フランス国民のサルコジ政権への不満は高まる一方だ。それを裏づけるように、2012年の大統領選挙の社会党候補者6人による初のテレビ討論会は、3時間を越える政治番組にもかかわらず500万人という驚異的な視聴者を集めることに成功した。(パリ=飛田正夫)(2011/09/19)
失業者の子供は学校給食打ち切り フランスの市で ジュネーブ湖のローザンヌ対岸側のトノン・レ・バン市で、新学期の9月から失業者の子供には昼の学校給食を出さないことが明らかになった。仏与党国民運動連合(UMP)の市長は、失業者を狙い撃ちしたわけではなく、配膳の席が不足しているためだとしている。しかし、財産や出自や親の職業の有無によって子供が差別されるのはフランスにふさわしくないと問題視されている。(パリ=飛田正夫)(2011/09/14) シラク元仏大統領、認知症か 裁判に欠席 1958年以来のフランス第五共和制下で初の大統領裁判となったシラク裁判が5日からパリの軽罪裁判所で始まったが、健康を理由にシラク氏の欠席が認められた。30年前のパリ市長時代(1982年−1995年)に、シラク氏が側近ら37人を市に架空雇用させたことが公共財濫用と信用横領の罪に問われている。(パリ=飛田正夫)(2011/09/12) 仏大統領選、ドビルパン元首相が立候補へ 2012年の仏大統領選に、ドビルパン元首相が事実上の立候補宣言をした。同氏は、03年2月の国連安全保障理事会で外相として、米国が進めるイラク攻撃に反対する演説をし、大きな拍手が湧き起こったことで世界的に知られている。(パリ=飛田正夫)(2011/09/10) 『サルコが私を殺す』が大ベストセラー サルコジ大統領への現金手渡しの新目撃証言も
『サルコが私を殺す』という本が、1日の発売から大ベストセラーとなり書店での入手が難しいほどだ。著者はルモンド紙のジャーナリストで、サルコジ大統領に呪われた政治家やジャーナリストの列伝が書かれている。フランスの大富豪で化粧品の世界的大メーカー・ロレアルのリリアン・ベッタンクール社長がサルコジ氏に現金を渡したとされる事件についても、現場を目撃したという社長の元女性看護士らの新たな証言が出ている。(パリ=飛田正夫)(2011/09/09)
アウシュヴィッツの悪夢再び ユダヤ人輸送の仏の町で、ロマ人を電車で集団強制立ち退き パリ市に隣接する北東部のサンドニ地区に住むロマ人が8月31日、パリ首都圏交通公団(RATP)の電車によって強制集団立ち退きされた。サンドニの平原は、かつてナチス・ドイツ占領下でフランスのユダヤ人がここからアウシュヴィッツの強制収容所に列車で集団輸送された暗い歴史の記憶がある。電車をチャーターしてのロマ人排斥は異例のことだと、多くの人権団体などが政府の対応を疑問視している。(パリ=飛田正夫)(2011/09/03) 外国人旅行者の「麻薬吸引ショップ」入店を禁止 オランダが門戸開放策を転換 オランダの町には、欧州各国から年間140万人ほどの旅行者が大麻(マリファナ、カナビスも同義語)を自由に吸うために集まる。ところが、問題を起こす旅行者が増えていることから、外国人の「麻薬吸引ショップ」への入店禁止を年末までに実施することを、オランダ議会は決めた。オランダ国民には、「マリファナ・カード」を発行して引き続き入店を認める。(パリ=飛田正夫)(2011/08/13) ≪twitterから≫バイエル社 原発停止なら海外へ出ていくと威嚇 ドイツ企業バイエルは原発停止に対して生産拠点を移すと威嚇。遺伝子組み換え 禁止措置でも同じことを。(印鑰 智哉)(2011/08/11) オスロのテロ青年「精神鑑定は日本人医師を希望」 ノルウェーのオスロ大量殺害テロ事件のブライビーグ容疑者(32歳)は、ヨーロッパ人よりは日本人医師に精神鑑定をしてほしいと希望をしている、と2日ノルウェーの新聞で弁護士が明らかにした。日本人のほうがノルウェー人の臨床医よりも自分をよく理解してくれそうだからだいう。(パリ=飛田正夫)(2011/08/04) ノルウェーの連続テロ容疑者、内閣の総辞職と王室の廃止も要求 ノルウェー・オスロの連続テロで逮捕されたアンネシュ・ブライビーグ容疑者(32歳)は、内閣の総辞職と、将軍ならびにノルウェー王室の廃止を要求していた、と7月30日夜の国営テレビ(NRK)が伝えた。また同日のベルデンス・ガング紙によると、青年はノルウェー王宮と労働党本部も爆弾攻撃の標的としていたという。(パリ・飛田正夫)(2011/08/01) オスロのテロは「精神鑑定」では解決せず 西欧の「歴史的イスラム憎悪」が仏でも問題化 ノルウェーで起きた極右キリスト教原理主義青年による連続テロをめぐり、フランス政府は事件がサルコジ政権の一連の右傾化政策と関連づけて言及されるのを避けようとしている。政府スポークスマンのバレリー・ペクレス財務相は、27日の仏国営ラジオで、オスロの事件と移民排斥などを叫ぶ同国の極右政党・国民戦線(FN)との関係を問われ、「この事件はすべてを超越していて、FNとも全く無関係である」と述べた。しかし、「9・11」米同時テロ以後の、仏を含めた欧米社会の反イスラム感情の高まりを指摘し、ノルウェー青年の精神鑑定で解決する問題ではないとの声もある。(パリ=飛田正夫)(2011/07/30) ノルウェー・オスロ殺りくテロは、キリスト教原理主義青年の「反イスラム」=「十字軍遠征」思想が背後に
ノルウェーの首都オスロ中心部での爆破と近郊の島で銃と爆弾を使って92人を殺りくし、世界を震撼させた事件では、32歳のノルウェー人青年が容疑者として逮捕された。青年(アンネシュ・ブレイビック容疑者)の単独犯行であることを、24日、警察側も認めた。(パリ=飛田正夫)(2011/07/25)
債務問題で揺れるギリシャ ―英国は関与するべきか? 財政危機に見舞われているギリシャが債務不履行状態に陥らないよう、世界各国が躍起となっている。事態は急速に進展しているが、6月末、ギリシャが加盟する欧州連合(EU)の首脳陣が昨年に引き続いて第2弾目の支援策を実施することに同意した。この時点でまとめた話を「英国ニュースダイジェスト」(本日発行)号に書いた。以下はそれに若干付け足したものである。最新の情報というよりも、概要をつかむ上で参考にしていただければ幸いである。(ロンドン=小林恭子)(2011/07/07) ストロスカーン氏を告訴した女性 元IMF専務理事で次期社会党のフランス大統領候補者の一人だったドミニク・ストロスカーン氏が7月1日軟禁を解かれた。ニューヨークタイムズの報道によれば、ストロスカーン氏に襲われたと証言しているニューヨークのホテルのメードの女性には次のような疑惑が浮上している。(2011/07/03) 1年待ちの人気〜ZSLロンドン動物園の一日飼育員〜 ZSLロンドン動物園では1日飼育員という体験入園を一般市民向けに行っている。ベテラン飼育員につきそってもらいながらキリンに餌をやったり、ペンギン舎を掃除したりする。2011年は予約が埋まったという盛況ぶりだ。(2011/06/02) 【AIニュース】セルビア当局はロマの強制立ち退きの停止を 「政府当局は、まるで私たちが好きこのんで集落に住んでいるかのように振舞っています。でも、私たちに他の選択肢があったでしょうか? あなたがロマだったら、選択肢などほとんどないのです」(アムネスティに語ったロマの女性。2010年8月)。 適切な住居に住む権利を否定された、ベオグラードに暮らすロマの人口の3分の1にあたる人びとは、無認可の居住区に住むしか選択肢ない。無認可の居住区には、水や下水道などの基本的なサービスが整備されていない。(アムネスティ国際ニュース)(2011/04/08) 3月20日、パリ国民議会前に集まろう! フランスでも反原発の動き 原発大国フランスで、福島原発暴走を受け、反原発の動きが高まっている。「核に決別ネットワーク」という名称で、「3月20日午後3時にパリの国民議会前に集まろう!」という呼びかけが発せられた。呼びかけは、日本の犠牲者への連帯を表明している。(日刊ベリタ編集部)(2011/03/16) 「ドイツにも福島はある」 ドイツ全土で10万人が反原発デモ 福島第一原発の崩壊が決定的になったきた3月14日、ドイツ全土で10万人以上が参加する原発反対の行動があった。原発推進に梶を切っていたドイツでは同日、アンゲラ・メルケル首相が日本で大規模な原発災害が発生したことを受け、、原発の稼働年数を2030年代半ばまで延長する計画を3か月間凍結すると発表した。(ATTAC-JAPAN)(2011/03/16) オランダの大麻事情 外国人には販売禁止に 英紙ガーディアン(11月18日)によると、オランダ司法当局は外国人客のマリファナ(大麻)カフェへの立ち入りを禁止し、販売はオランダ人に限定する方向だ。つまり将来、外国人客は大麻を買えなくなりそうだ。(日刊ベリタ編集部)(2010/12/31) パリの大雪 映像と写真
パリでは年の瀬に大雪が降り、自動車、列車、飛行機など、交通が麻痺しているという。(日刊ベリタ編集部)(2010/12/29)
ギリシアでも数千人の学生が教育費削減反対のデモ 米準州プエルトリコの大学では逮捕者が20人以上か 12月2日、ギリシアでも全国から数千人の学生が首都アテネに集まり、教育改革反対のデモを行った。ユーロ危機の発信源となったここギリシアでもイタリアや英国と同じく、教育費の削減と民営化が進められようとしている。ギリシアの学生達はさらに同じ問題に直面する英国の学生たちに連帯を示そうと、1000人を超える学生が英国大使館前でもデモを行ったという。映像には機動隊との激しいぶつかりあいが映し出されている。ただ人数は不明だ。(日刊ベリタ編集部)(2010/12/26) 教育費削減法案にイタリア各地で学生が抗議デモ 英国でも・・・ BBCニュースによると、イタリアで奨学金の削減や大学の統廃合、民営化といった教育制度改革に反対する学生デモがローマ、パレルモ、シシリーなどで起きている。今週のローマのデモでは数千人の学生が集まり、教育改革法案の廃案を求めて国会前を歩いた。一方、パレルモやシシリーでは警察との衝突が起きたという。デモはミラノ、ベニス、ペルージャなどでも行われた。ベルルスコーニ内閣の大学改革法案が可決されれば、ある試算では教育関係者13万人の雇用が失われるという。(日刊ベリタ編集部)(2010/12/24) モロッコ反体制活動家の謎の失踪から45年 仏政府の開示機密資料は空白だらけ モロッコの反体制社会主義者メヒディ・ベンバルカがパリで謎の失踪をしてから45年。事件の真相を明らかにしたいという家族の願いを受けて、フランスの予審判事が今年12月、開示された事件の機密資料を政府から入手した。だが資料の大半は、白紙に「Z」文字が並んでいるだけだった。フランスの20世紀最大の謎とされる事件の解明は宙に浮いたままとなっている。(パリ=飛田正夫)(2010/12/22) 2012年仏大統領選の候補者選びが始動 サルコジ対ストラカンIMF専務理事の決戦か 2012年のフランス大統領選にむけて、各陣営の候補者選びをめぐる動きが活発化している。ニコラ・サルコジ大統領は再選をめざすが、支持率は低下。有力な対立候補は国際通貨基金(IMF)専務理事のドミニック・ストラカン氏(元社会党財務相、「DSK」と愛称)とみられている。社会党からは、07年の大統領選の決戦投票で敗退したセゴレーヌ・ロワイヤル前元家庭担当相が党予備選に出馬する意向を表明したが、政権奪回をめざし候補者選びは慎重に進められている。(パリ=飛田正夫)(2010/12/19) 外国人犯罪者は即時国外退去 スイスの国民投票結果に「人権差別」の批判 外国人犯罪者を即時国外退去させる法案が、スイスで11月末の国民投票で承認された。発議者の中道右派政党、国民党(UDC)は「国民が安全問題を憂慮していることが証明された」と投票結果を評価したが、人権団体などは欧州の人権尊重の価値観に背くものと強く反発。シモネッタ・ソマルーガ連邦会議審議員(裁判と警察担当)は「実施に当たっては今後のさらなる協議が必要だ」と慎重姿勢を示している。(パリ=飛田正夫)(2010/12/04) 武器輸出国への賄賂が仏政治家に還流か カラチ仏人殺害事件で仏前首相が疑惑指摘 武器輸出と賄賂──。パキスタンで2002年に起きたフランス人技師11人の殺害事件をめぐり取りざたされていた両者の関係について、当時の仏大統領官邸書記総監で前首相のドビルパン氏がこのほど、事実関係を明らかにした。同氏は記者会見で、事件と賄賂の関係は否定したものの、フランスが武器輸出契約のさいに相手国関係者に賄賂を支払うことは合法とされてきたため、その一部が自国政治家に還流された疑いがあると述べた。(パリ=飛田正夫)(2010/12/02) 仏がユダヤ人のドイツへの輸送を初めて謝罪 米国でのTGV入札が狙い フランス国鉄(SNCF)のギヨームー・ペェピ総裁はこのほど、第2次世界大戦中に同鉄道を使ってユダヤ人をドイツの収容所に送り込んだことを認め、初めて正式に文書で謝罪した。だが謝罪は、米国フロリダ州などの高速鉄道建設の入札にフランスの超特急列車(TGV)を参加させる狙いがあったと見られ、同州の「ユダヤ人虐殺の教育普及と資料センター」副会長ロジッタ・ケニスブルグ女史は、「的外れなことをしないで、謝罪するなら犠牲者に直接すべきだ」と述べ、総裁の謝罪を拒絶している。(パリ=飛田正夫)(2010/11/26) 警察にも「法の前の平等」求め追悼集会 05年の仏移民暴動発火点の町で
その日は朝から曇天だった。5年前の郊外青年暴動で亡くなった2人の移民少年を偲ぶ5回忌追悼集会がパリ北近郊のクリシー・スー・ボワの町であった。家族側のミニャー弁護士は、「少年たちを死に追い込んだ警察の裁判が近く決まった裏には政治的な事情がある」と少し笑いながらも、死亡事件が今やっと裁判にかけられようとしていることを歓迎した。集まった300人ほどの市民は口々に「警察も法の前で平等に裁判を受けるべきだ」と主張した。(パリ=飛田正夫)(2010/11/11)
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