2015年01月29日13時57分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201501291357064

中国

ディズニーグッズ製造の中国工場でスト ユニクロに続きまたもや日系企業

中国・深センでディズニーグッズを作る日系企業でのストライキが数日前から伝えられています。当事者の訴えと写真などがありましたので翻訳してみました。(稲垣豊) 
 
原文およびストでがんばっている写真はこちら。 
 
http://www.weibo.com/p/1001603801568242753880 
 
女性が中心です。 
ありのままで、がんばれ〜。 
 
以下、訴えの翻訳です。 
 
================= 
 
私たちは日本のディズニーグッズのサプライヤー、水谷玩具(深セン)有限公司および深セン楽宝玩具製造有限公司という日系企業で働く工員です。会社の所在地は深セン市龍崗坪地鎮坪西村吉祥路1巷10号です。 
 
私たちはこの会社であくせくとまじめに働いてきました。この会社の工員は、短い者で3年から5年、長い人では17年もここで働いてきました。私たちがここで働いてきた理由は、会社が大きくなったのちは、私たちの生活にも支えができると思っていたからです。 
 
しかし、その願いは裏切られました。悪質な経営者が私たちの前に立ちはだかったからです。経営者はできるだけ自分の利益だけを考え、私たちが法律に疎いことをいいことに、法定の住宅積立金や社会保険料を納めず、休日の割増賃金も管理職には2倍支払うのに工員には1.5倍しか支給してきませんでした。また会社はさらなる利益を確保するために、深セン市楽宝玩具製造有限公司という別の会社を当社の高級管理職によって設立させました。工員らは自分がどっちの会社に雇われているのかわからないくらいです。 
 
2014年5月にはフィリピンへの資産移転をはじめました。それによって週休二日で残業もなくなり、社会保険料や生活費[寮や社食の費用か]が差し引かれたのちの賃金は深セン市の最低賃金の1808元にも満たない額になってしまいます。それに耐えきれなくなった工員らが自ら会社を辞めるように仕向けているのです。 
 
わたしたちの我慢にも限界があります。工員らは2014年10月11日から会社に対して工場移転についての説明を求めてきましたが、会社からは無のつぶてです。ついに2015年1月16日からストライキを行い、経営者が交渉にくるように要求を始めましたが、経営者はずるずると回答を引き延ばしており、問題は解決されていません。 
 
このような事情から、やむにやまれず社会各界にむけて、心あるみなさんと社会の公益団体にむけて、支援を呼びかけることになりました。どうぞよろしくお願いします! 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。