2015年05月06日13時13分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

240回 泣け、泣け、思い切り泣け、原発よ!!

なぜ、泣くのか原発よ 
それは4月14日、福井地裁が高浜原発の再稼働を 
認めないという司法の判断を下したから 
この理不尽で不条理な司法の判断に 
原子力村の人びとは大ショックであったろう 
これで当分、日本の原発の稼働ゼロは続くことになる 
脱原発運動の者たちの喜ぶ顔を思い浮かべると 
よけい腹がたち泣けてくる 
日本の産業の発展のために 
原発がどれほど寄与したかを忘れたのか 
恩知らずめ、だからもう泣くしかないというもの 
絶対安全なんてありえない、電気代が上がっていいのか 
大地震なんてめったに起こらない 
便利な文明に危険はつきもの、などなどと 
泣き言を言っても始まらないか・・・・・・・ 
だが数日後の4月22日、鹿児島地裁は 
川内原発の再稼働差し止め訴訟に対して却下の 
司法の判断を下した 
やっぱり日本の司法は原発の味方であったのだ 
かくて「原発号泣」変じて「原発高笑い」とは 
ああ、今度はこっちが日本もおしまいだと泣きたくなるよ 
でも時代の流れを敏感に受けとめ 
追いかけるしかない風刺画家としては 
次には大いに笑う原発の風刺画を描くとするか 
お楽しみに 


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