2015年05月13日18時01分掲載  無料記事
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遺伝子組み換え/ゲノム編集

北海道の一部グループ、遺伝子組み換え作物圃場試験解禁を要望 反発強める農民・市民団体

 北海道で電子組み換え(GM)作物の圃場栽培試験を求める要請が、50人の署名つきで道立総合研究機構に提出された(本紙既報)件について、国際的に遺伝子組み換え作物の推進をしている国際アグリバイオ事業団(ISAAA)は国際てkな遺伝子組み換え推進キャンペーンの一環と位置づけ、力を入れている。4月30日に同事業団がパ発表した最新情報は、北海道の農業者グループがダイズ、トウモロコシ、テンサイについて圃場試験を要望している。こうした動きに対し、日本の食の安全を考える市民団体や農民団体は反発を強めている。(大野和興) 
 
 国際アグリバイオ事業団は、日本においてはGM作物の導入は生産者と消費者の「ホットなテーマ」であり.特に農業が重要な産業である北海道では大きな課題となっていることを指摘。それにも関わらず北海道の条例で北海道では原則的にGM供物の栽培は禁止されていることを明らかにした上で、北海道の農業者が20年にわたり、GM作物の試験研究をおこなってきた、と今回の動きを紹介している、 
 
 その上で、今回の取り組みを以下のように紹介している。 
 
「20年以上にわたる北海道農業生産者のGM作物に関する研究や調査を経て、北海道農業者の会を設立し、4月7日に地方独立行政法人北海道立総合研究機構に対してダイズ、トウモロコシ、テンサイを含むGM作物の圃場試験を要求する要望書を提出した。これは、日本の農業生産者による初めての要望書であり、50の農業生産者が署名し、署名者の所有農地面積は、約1800ヘクタールになる。」 


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