2015年05月26日13時11分掲載  無料記事
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欧州

パリに「麻薬注射室」お目見えか 飛田正夫

パリで初の麻薬の危険防止を目的とした注射室「salle de shoot」がもうじきオープンするが、その場所は10区の北駅近くのラリボワジィエール病院に寄り沿って設置されることになった。25日にパリ健康担当 の助役から発表があった。近隣の住民からの反対があるが、病院とは隣り合わせになっていて、管理の面から条件はよいと見られている。(飛田正夫「仏メディアの旅」から) 
 
これは麻薬患者 のエイズ感染がスラングといわれる注射器具などによる場合が多いことから、これを避けるためと麻薬患者の厚生指導などに必要という理由で、パリ市内での麻薬を注射できる場所が検討されていた。すでに4月に衆議院でこの法案が可決していて、9月以降に上院で審議される。麻薬取引犯罪への効果も期待できそうだが それにはしばらく時間がかかりそうだ。 
 
【参考記事】 
http://www.lemonde.fr/societe/article/2015/05/25/la-future-salle-de-shoot-parisienne-a-lariboisiere_4639702_3224.html 


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