2015年06月15日22時43分掲載  無料記事
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市民活動

安倍政権に女性たちからレッドカード! 〜6月20日(土)国会を真っ赤なチェーンで囲みましょう!!〜

 男女平等の国アイスランドでは、国際婦人年の1975年に女性の90%が「レッド・ストッキング」を身に付けて休暇を取り、女性の役割がいかに重要であるかを訴えるべく、大統領府前の中央広場を埋め尽くすという歴史的な大集会がありました。 
 その史実に思いを重ね、「集団的自衛権の行使を認めません!」「殺し殺されるのはイヤ!」「女たちは平和が第一!」というレッドカードを安倍政権に突き付ける「女の平和」国会ヒューマンチェーンが6月20日(土)に再び実施されます。(高木あずさ) 
 
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 前回1月17日の「女の平和1.17国会ヒューマンチェーン」では、女性を中心に7千人以上の市民が国会を取り囲みました。 
 参加者からの反響も大きく、集会が終わった後には「いつもと違う雰囲気の集会で良かった」「1人でも参加しやすかった」「次はいつやるの」などのたくさん感想が実行委員会に寄せられたそうです。 
 6月4日(木)に参議院議員会館で行われた記者会見では、杉浦ひとみさん(弁護士)、横湯園子さん(元中央大学教授)、雨宮処凛さん(作家)、黒沢いつきさん(弁護士)、浅見洋子さん(詩人)、湯川れい子さん(音楽評論家)ら呼びかけ人6名が集会への思いを語りました。 
 
「前回1月17日の集会には7,000人以上の市民が集まってくれました。今の安倍政権に対しては、あの時以上にものを申さないといけない状況になっています。私たち実行委員会は一度解散しましたが、『もう一度、安倍政権にレッドカードを突き付けなければいけない』と思い、女の平和6.20国会ヒューマンチェーンを行うことを決めました。7,000人を超える市民が集まらなければ、安倍総理に私たちの思いが伝わらないと思っていますので、皆様の参加をお待ちしています」(杉浦ひとみさん) 
 
「安倍総理は訪米し、アメリカ議会で戦争法案を通すことを約束してきました。議会制民主主義を無視しているような人が総理をやっているなど許すことができません。戦争法案を通したい安倍総理に対して私たちは『憲法9条を守り抜きたい』『戦争は絶対許さない』ということを訴えていきます」(横湯園子さん) 
 
「戦争法案を労働問題の視点から見ますと、自衛隊隊員に対して勤務地や勤務内容の一方的な不利益変更が行われています。裁判を行えば、絶対に勝てるような内容が書かれてあります。労働面から見ても『戦争法案はおかしい』という声を上げていきたいと思っています」(雨宮処凛さん) 
 
「安保法制の審議における安倍総理や大臣たちの不誠実で支離滅裂な答弁に、日々落胆しています。安倍総理は祖父の岸信介元総理が叶えられなかった夢を実現しようとしているのかもしれませんが、そのような個人的な執念に私たち日本国民を巻き込まないでほしいです」(黒澤いつきさん) 
 
「女性は戦前、参政権がなく、先の戦争には反対出来ませんでした。今、その参政権を行使して戦争に反対しましょう。2015年6月20日に女たちが国会周辺に集結し、『女たちの力で戦争を拒んだ』という歴史を残そうではありませんか」(浅見洋子さん) 
 
「今年の1月17日に女たちが赤いものを身に付け、国会を包囲した光景は異様でした。その異様な光景、社会現象を報じたメディアはいくつあったでしょうか。私は、7千人もの真っ赤な人たちが集まった異様な光景をメディアが報道しないことに恐怖を感じました。例え私たちの主張が間違ったものであったとしても、この現実を報道することがメディアの役目ではないでしょうか。今回の集会が多くのメディアで報道されることを願っています」(湯川れい子さん) 
 
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「女の平和6.20国会ヒューマンチェーン」 
日時:6月20日(土)13:00〜15:00 
場所:国会議事堂周辺 
  (最寄り駅:東京メトロ「国会議事堂前駅」「永田町駅」) 
 
※13時から14時まで、安保法制のほか原発、沖縄、歴史認識など様々な問題で活動されている女性たちが平和への思いを語ります(国会周辺のどこでも同じスピーチを聞くことが出来る予定です)。ヒューマンチェーンは14時から15時の間に行われます。 
 
※当日は「赤いファッションアイテム」を身に付けてお集まりください。 
 
(「女の平和6.20国会ヒューマンチェーン」実行委員会) 
〒102−0071 
 東京都千代田区富士見2−7−2ステージビル1706号 
FAX:03−3511−5784 
Email:uta@yoko-no-heya.jp 


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