2015年08月29日20時48分掲載  無料記事
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反戦・平和

「安倍政権の戦争準備を阻止し、世界中のあらゆる戦争に加担することを拒否する」と、学生たちが無期限ハンストを開始

 「安倍政権が今国会で成立をもくろんでいる安保法制は、国内の多くの憲法学者が指摘するように明白な違憲立法であり、法学上のクーデターと言うべきもの、一切の正当性もなく、拒絶する以外にない」「では、法案阻止のために自分たちは何をすればいいのか…」高校生を含む学生11人が考えたのが抗議の「ハンガーストライキ」。8月27日午後2時から、東京・永田町の参議院議員会館前で無期限のハンストを開始した。(上林裕子) 
 
 
 人数も少ない学生グループとして何ができるか考えた末、ハンストを実施することにしたとのこと。声明文には「自らの生活に変えてでも安倍政権の戦争準備を拒否するという姿勢を直接行動として示していくべき」と述べられている。 
 
 ハンスト開始から24時間たった28日午後に現場を訪ねた。ハンスト実行者は大学生4人。霧雨が降り、座っていると寒さが身にしみるようなこの日の天候だった。 
 
 「雨がひどくなったらテントの屋根だけでも必要では」と問いかけると、「実は昨日それで機動隊ともめて、逮捕者が出そうなところまで行ったんです」とのこと。テントを張ると建造物となるとして、断固認めないのだそうだ。 
 
 24時間無期限のハンスト、体力的にどうなのか心配になる。もちろん専門のドクターが付いていて、いざという時には駆け付けてくれるようだが、予想外の寒さに体力低下が心配になる。「僕らも熱中症対策については心配していたのですが…」と、寒くなるとは思わなかったようだ。ブログやツィッター等で情報発信をしており、個人や団体から応援や共感のメッセージが寄せられている。 
 
学生ハンガーストライキ実行委員会 
ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/hansutojitsu ツィッター @hansutojitsu 


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