2015年09月13日16時12分掲載
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反戦・平和
シベリア抑留者支援センターEメイル・ニュースNo.30(2015.9.5)
8月23日千鳥ヶ淵での「シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い」には多数のご参加ありがとうございました。
なお、現在、千鳥ヶ淵戦没者墓苑に納められている旧ソ連・モンゴルからの遺骨は12,583柱(旧ソ連:11,479柱、モンゴル:1,104柱、*ほかにモンゴル1939年ノモンハン戦死者:263柱、厚労省霊安室に保管されている旧ソ連からの遺骨:5,918柱)です。
厚生労働省は、7月28日付で「強制抑留の実態調査等に関する取組状況(平成26年度)」を発表しました。http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000092553.html
また、8月7日付で、新たに特定できた抑留死亡者名簿156人分(興南114人、大連11人、樺太等31人)の漢字名簿も公表しました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000093173.html
読売新聞は8月22日付で、ロシア国立公文書館で入手した大連抑留引き揚げ写真を大きく報じ、55点をWEBで紹介しています。
http://www.yomiuri.co.jp/special/yokuryu/
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8/23
第13回「シベリア・モンゴル抑留追悼の集い」主催者代表挨拶
(シベリア抑留者支援センター世話人 池田幸一)
とうとう「戦後70年」を迎えました。この集いの第1回から毎年、大阪から参加させていただいておりますが、私自身94歳になりました。元抑留者の平均年齢は今年92歳です。
70年前の今日、ソ連軍最高司令官スターリンの命令で、武装解除された日本人捕虜・民間抑留者約60万人が、旧「満州」・北朝鮮などからソ連領内に強制的に移送され、寒さと飢えと医薬品も衣料も不足するなかで強制労働を強いられ、1割の約6万人が亡くなりました。「ダモイ・トーキョー」と騙された大規模で組織的な拉致でした。その犠牲者1万2千583柱がここ千鳥ヶ淵戦没者墓苑に眠っています。抑留中に亡くなられたすべての皆様に心より御冥福をお祈りいたします。
5年前に戦後初めてシベリア抑留に関する法律が出来、特別給付金が支払われ、死亡者情報の追跡調査など行われてきましたが、まだまだ不明なことが多く、全貌が明らかになったとは到底言えません。
今年4月、約1万人の抑留死亡者名簿が新たに発表され、毎月判明した名簿も発表されるようになりました。しかし、収集された遺骨は、まだ半分に達せず、ロシアの森の中には土饅頭のままの埋葬地も残されています。北朝鮮に残された遺骨は手つかずのままです。
死者の数は東日本大震災・津波の犠牲者の3倍を超えますが、国としての追悼式典も行われていません。今月6日・9日の広島・長崎、12日の日航機墜落の御巣鷹山での犠牲者520名の慰霊の手厚い報道に接するたびに、死者の多さにも関わらず、なんとシベリア抑留犠牲者は軽んじられ、小さく扱われていることかと無念に思う次第です。歴史の風化は深刻です。
今年4月に亡くなった熊本の抑留画家・宮崎静夫さんは、ちょうど1年前の昨年の集いでは、ここ千鳥ヶ淵に来て私の隣に参列していましたが、彼の生涯の作品のテーマは「死者のために」でした。
私たち抑留者の労働は旧ソ連の戦後復興には大いに貢献したと思いますが、犠牲となった6万人の仲間の死は本当に戦後日本の礎になったのでしょうか?「シベリア抑留」とは何だったのか?大きな検証が必要です。研究・調査などの事業に若い世代の参加、抑留したロシアや関係国の研究者の参加・協力が不可欠です。内外での歴史の検証と継承が大切です。
今日は初めてロシア連邦大使館からもこの集いに参列いただいております。相互理解を図り、過ちをただす努力を互いに重ねながら、歴史と惨禍を伝え、継承する事業を死者と共に続けていきたいと思います。
御遺族・元抑留者・国会議員・政府・在外公館代表の皆様、御参列のすべての皆様に感謝申し上げ、主催者の御挨拶とさせていただきます。
≪情報&催し物案内≫
◆2015年夏・シベリア慰霊・巡拝・交流の旅の報告&懇談会
<日時>9月18日(金)18:30〜20:30
<会場>大阪経済法科大学・東京麻布台セミナーハウス4F・小研修室
<内容>今年夏シベリア慰霊の旅に出かけた古川精一さん(バリトン歌手)、藤澤知保さん(鍼灸師)らの報告を聞く。
<連絡先>シベリア抑留者・記録支援センター
(E-mail)cfrtyo@gmail.com
◆第4回あの戦場体験を語り継ぐ集い―戦後70年のこれからを考えるために
<日時>9月20日(日)13:00〜17:00
<会場>日比谷公会堂(入場無料)
http://hibiya-kokaido.com/
<内容>
・第1部(13:00−15:00)
戦場体験証言集会「語らずに死ねるか」
(*抑留体験者:猪熊得郎、呉正男、本橋誠さんらが証言予定)
・第2部(15:20−17:00)
戦後70年シンポジウム「戦場体験に学ぶということ、そのむずかしさと可能性について」
(小熊英二慶応大学教授・川村湊法政大学教授・栗原俊雄毎日新聞記者)
<問合せ先>戦場体験放映保存の会
(Tel)03−3916−2664(月・水・金は休み)
(E-mail)senjyou@notnet.jp
◆四國五郎追悼・回顧「四國五郎のシベリア日記」
<日時>10月12〜18日
(9:00〜19:00、12日は13時から、18日は18時まで)
<会場>広島県民文化センター・展示室(入場無料)
http://www.rcchall.jp/bunkac/html/access/index.html
<連絡先>「四國五郎・追悼の会」池田
(Tel/Fax)082−291−7615
(E-mail)m-ike@y7.dion.ne.jp
◆【シベリア抑留70年】映像と歌とトークで振り返る「シベリア抑留70年」
<日時・会場>
10月17日(土)10:30〜16:30(日比谷図書文化館小ホール)
映像の集いビデオ上映会
10月18日(日)10:30〜16:30(日比谷図書文化館大ホール)
映像の集い映画上映会
10月24日(土)(日比谷図書文化館大ホール)
(第1部 13:30〜14:45)トーク・セッション��体験者と若者が語る抑留の記憶��
(第2部 15:00〜15:40)歌とトーク��松島トモ子さんとともに
10月25日(日)13:30〜16:00(日比谷図書文化館大ホール)
歌の集い��歌で振り返る抑留体験とロシア音楽との出会い��
出演予定=山之内重美・古川精一・天野加代子・関森温子・ほか
*10/17・18は入場無料
10/24・25は協力券:3000円
(元抑留者・遺族は招待、学生1,000円、中小学生無料)
*予約受付中
<連絡先>
シベリア抑留者・記録支援センター
(E-mail)cfrtyo@gmail.com
◆公開講座「抑留70年・帰還者たちと記録が伝えるもの」
<日時・内容>
10月31日(土)14:00「抑留体験と音楽」抑留体験者
11月7日(土)18:00「抑留者たちの表現」石川巧立教大学教授
12月5日(土)14:00「抑留体験の継承へ」富田武成蹊大学名誉教授
<会場>大阪経済法科大学・東京麻布台セミナーハウス(3回とも)
<申込先>大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター
(Tel)03−5545−7789
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/
【事務局より】
8月23日「第13回シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い」(千鳥ヶ淵戦没者墓苑)には全国からご参加いただき、ありがとうございました。ロシア大使館からの参列が注目されました。ボランティアの皆様もごくろうさまでした。
上記10月のイベント<【シベリア抑留70年】映像と歌とトークで振り返る「シベリア抑留70年」>のボランティアを募集中です。
集合は10/17・18・24・25いずれも10時、日比谷図書文化会館です。
村山常雄さん、高橋大造さんらが遺された資料・原稿・図書などをご遺族より寄託され、大阪経済法科大学・アジア太平洋研究センター(東京・麻布台セミナーハウス7F)で整理作業を行っています。作業を手伝って下さるボランティアを募集中です。当面、毎週月曜日を作業日にしています。
(9/7、14、28は、10:30〜15:00、9/21は休みです)
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シベリア抑留者支援・記録センター
(E-mail)cfrtyo@aol.com / cfrtyo@gmail.com
(Fax)03−3237−0287
(Tel)03−3237−0217 / 080−5079−5461
(住所)〒102−0074 東京都千代田区九段南2−2−7−601
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