2016年02月24日20時39分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

258回 アベノファシズムはねらった標的は必ずしとめます

2月8日、高市総務相が政治的公平性に欠ける放送は 
電波停止にする可能性ありと発言したことが問題となった 
そして安倍首相は10日の衆院予算委でこれを擁護した 
政権の思惑により放送に 
ストップをかけることができるようになる 
まさにアベノファシズム! 
安倍政権のマス・メデイアへの干渉、弾圧をものがたる 
それは現実に進行中である 
その代表的なものとして 
標的にされたのは著名なキャスターの3人 
テレビ朝日の「報道ステーション」の古舘伊知郎氏 
TBSの「NEWS23」の岸井成格氏 
NHKの「クローズアップ現代」の国谷裕子氏の面々 
3人とも3月をもって番組を降板することになる 
いずれも政権に対する辛口コメントが嫌われたのが 
理由であるのは間違いない 
こうした安倍政権のマスコミへの強圧的姿勢は 
2015年に成立させた安保法制、いや戦争法に対する 
市民の抵抗への危機感がもたらしものである 
それを教訓として「ナチスの手口」よろしく 
マスコミ対策を徹底させた 
それはそれなりの成果をあげそれでなくても 
権力には及び腰の日本のマスコミの萎縮をもたらした 
政権への支持率もある程度の高さを維持している 
次の選挙で圧倒的な勝利をあげれば 
安倍の悲願の改憲も実現可能となる 
その時、標的は3人のキャスターどころではない 
国民全員がなるのである。 


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