2016年08月15日22時32分掲載  無料記事
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国際

イエメンで誘拐された赤十字国際委員会(ICRC)職員の身代金の期限が迫る? 外国人らの誘拐が相次ぐ

 赤十字国際委員会(ICRC)職員としてイエメンの首都サナアで働いていた女性、Nourane Houasさんが誘拐されたのは昨年12月だったが、先週金曜日、誘拐犯から、身代金を払わなければ72時間以内に処刑するというビデオ映像が公開されたという。情報源はイエメンのローカルメディアBuyemen だとされる。以下がその媒体のようだ。 
http://www.buyemen.com/news33403.html 
   この報道では黒いスカーフに赤いイスラム教のブルカを着て座らされたNourane Houasさんが写されているが、衰えが目立つ模様。後ろに銃を持った男が立っている。 
 
  Kapitalisというチュニジアのメディアの報道によれば犯人はフランス政府と赤十字国際委員会に身代金を払うように求めているようだ。Nourane Houasさんはフランスとチュニジアの二重国籍者であると紹介されている。犯人の身元は不明だそうである。 
http://kapitalis.com/tunisie/2016/08/14/nourane-houas-ses-ravisseurs-menacent-de-la-tuer-dans-les-heures-qui-viennent/ 
   チュニジアと言えば先月、ニースで84人をトラックで殺した事件の犯人もチュニジア出身者だったが、Nourane Houasさんのように他国で国際支援活動を行っている中で誘拐にあう人もいる。 
 
 
■Kapitalisは赤十字国際委員会が写真の女性はNourane Houasさん本人であることを確認したことを伝えている。昨年12月1日に誘拐されてから今回が2回目のビデオでの公開で、最初は今年5月だったという。 
http://kapitalis.com/tunisie/2016/08/15/nourane-houas-le-cicr-implore-ses-ravisseurs-de-la-liberer/ 
 
■5月のビデオ公開の後にルモンドで報じられた記事 
http://www.france24.com/fr/20160506-video-yemen-otage-franco-tunisienne-nourane-houas-sanaa-croix-rouge-preuve-vie 
  映像の中でNourane Houasさんはフランソワ・オランド大統領に救援を求めたという。 
 
 
■サナアでは昨年2月にもフランス人の女性が誘拐されていた。フランス外務省はイエメンが危険なので自国民の退避を勧告している 
http://www.aljazeera.com/news/2015/02/gunmen-kidnap-french-woman-yemen-capital-sanaa-150224134551890.html 
 
■かつてはフランス人の人質が解放されたケースもあった 
http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2011/11/24/60969683.html 
「イエメン南部で人質となっていた赤十字国際委員会(ICRC)のメンバーのフランス人女性が解放された。24日、AFP通信が報じた」これは2011年のことである。 
 これを伝えるロシア国営メディアの解説では犯人がイスラム原理主義勢力とは限らない。「イエメン国内での外国人誘拐事件は頻発している。地元部族は受刑者となっている家族の釈放や自らの居住地域のインフラ整備などの経済的側面を持つ要求を政府に突きつけるために誘拐を行う」 


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