2016年08月18日04時49分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201608180449344

アフリカ

【西サハラ最新情報】  モロッコが停戦違反! 平田伊都子

 モロッコ歴(イスラム歴)1437年第10月24日、「何者かが2016年のモロッコを困難に陥れようとした。が、モロッコは領土権を固執する年に大転換させた。モロッコはあくまでも利権を主張し、邪魔する奴は容赦しない。我々はいかなる圧力にも屈しないぞ!」と、モハンマド裟い論襪錣譴泙靴拭 モロッコ歴(イスラム歴)1437年第10月24日は、西歴で2016年7月30日に当たります。 
 
(1)モロッコ<王冠の日>新設: 
 モロッコ王モハンマド裟な轍爾蓮◆祺ΥГ瞭>を新たに定め、全国民に向けてご託宣を下した。西暦2016年7月30日のこの日、モロッコの全臣民に現地時間午前10時からのご託宣を聞くようにと、王室は命令した。モロッコ北の港町タンジェでは王室が長く続くことを願いマーシャン宮殿で、王様の奢りにて女性たちの晩餐会が催された。晩餐会のホステスは王様のお后を始めとする妃殿下たちだった。特にラーラ・サルマ王妃の美しさは、スーパーモデルだったトランプ夫人イバナをはるかに凌いでいた。 
 
(2)モロッコ入植者の襲撃: 
 2016年8月13日、モロッコ占領地・西サハラの港町ダハラで、モハメド・ファデル(27)がモロッコ入植者になぶり殺しにされた。劇薬を浴びせられナイフで刺され殺された。モロッコ王の<王冠の日>ご託宣に扇動されて、モロッコ入植者たちの西サハラ被占領住民襲撃事件は、激増した。王様が<ヘイト襲撃>の先導者なんだから、怖いもんはない。思いっきり暴れ出した。 
 モロッコ入植者とモロッコ占領警察は一体となって西サハラ被占領住民に襲いかかるから、事件は全く調査も検証もされないまま闇に葬られていく。国際アムネステイーがモロッコ占領地・西サハラでのモロッコによる人権侵害を調査するよう、国連や国際機関に働きかけている。が、モロッコ国王はロス国連事務総長個人特使のモロッコ占領地・西サハラ視察を許可していない。それどころかモロッコ国王は、モロッコが占領地から追放した国連要員85人のうち、僅か25人の職場復帰しか認めていない。 
 
(3)モロッコ国王に<帰順の日>: 
 8月14日をモロッコ国王は、二度と再びモロッコ国王の領有権にケチをつけさせないため、<帰順の日>と名付けて新しい国民祭日にした。モロッコ王室によると、1399年断食月第9月20日、西サハラのエド・ダハブ涸れ川地方の族長や宗教指導達がモロッコ首都ラバトにあるモロッコ王宮にやってきて、故モロッコ王ハサン鏡い法帰順を誓ったという。「この史実を受け入れ、アラウィ朝の栄光に変わらぬ忠誠を誓え。朕はお前たちの防禦と保安に心を砕き、よりよい生活を与える。息子たちよ、祖国へようこそ」と、故ハッサン鏡い狼⊇膽圓燭舛妨譴辰燭箸、、モロッコ歴(イスラム歴)1399年断食月第9月20日は、西洋歴で1979年8月14日にあたる。最近になってモロッコ王室はモロッコ歴(イスラム歴)を故意に、西洋歴に優先させている。モロッコ国王は軍事侵略の決断を下した? 
 
(4)国連緩衝地帯をモロッコ軍が侵犯: 
 「モロッコ軍がカルカラトゥ地区の砂の壁・地雷防御壁を越えて、軍輸送車や軍用車などで国連緩衝地帯に侵犯してきた。明らかに、1991年9月6日にモロッコとポリサリオ西サハラが合意した国連停戦協定No1に違反する。2016年8月11日以降、モロッコ占領軍は西サハラで、砂の壁・地雷防御壁を越えて国連緩衝地帯への侵犯行為を繰り返している」と、ブラヒム。ガリ西サハラ難民大統領兼ポリサリオ事務総長は国連事務総長に宛てて、抗議と警告の書簡を送った。 
 西サハラを分断する2500kmの砂の壁・地雷防御壁は、ポリサリオ西サハラ難民軍に抗して1984年から1987年にかけモロッコ軍が建設し、約600万個の地雷を埋めた。1991年の国連停戦合意で国連は、砂の壁・地雷防御壁の両サイド2kmの幅を、国連緩衝地帯と定め、両軍は勿論のこと、物と人の立ち入りを禁じている。 
 
 モロッコは、とうとう、軍事行動に踏み切るつもりのようです。 UN国連でもEU欧州連合でもAUアフリカ連合でも、モロッコの西サハラ領有権は認めてもらえず、ロシアや中国からも色よい返事はもらえず、、業を煮やしたモロッコ国王は「サハラは朕のもの」を連呼し、強引に国連緩衝地帯を侵犯してしまいました。 その昔、故ハッサン鏡い強行した<緑の行進(国境侵犯)>ように、勝手に他人の地に乗り込んで、その地を乗っ取ろうとしています。 和平交渉の責任者国連は、どうするつもりなんでしょうか? 
 2016年8月15日の国連プレス・リリーフでは、「西サハラはどうなってんだ?」という常連記者の質問にファルハン・ハック国連次席報道官は、「現在進行中だ」と、苛々しながら答えていました。 何が進行中なんですか? 
 
 
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之     2016年8月17日 
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。