2016年08月22日15時40分掲載  無料記事
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沖縄/日米安保

【今日の高江】機動隊とのもみあいの中で抗議行動をしていた男性1人が胸を圧迫されるなどして救急車で搬送

◆沖縄タイムス+プラス ニュース 
機動隊、沖縄タイムス記者も拘束 弁護士「報道する権利の侵害」2016年8月21日 14:28 
高江ヘリパッド北部訓練場 
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 20日、東村の高江橋で機動隊が市民らを排除する様子を取材していた本紙記者ら報道関係者も拘束され、バスとバスの間に押し込められた。「記者である」ことを訴えたが最終的に聞き入れられず、取材活動を制限された。 
 本紙記者は午前10時26分すぎ、排除の様子を取材していたところ、機動隊4人に囲まれた。背中を強く押されながらバスとバスの間に連れて行かれ、すでに拘束されていた市民ら15人と一緒に押し込められた。 
 県警に「取材中である」ことを訴えると、一度は解放された。だが午前10時41分すぎ、別の機動隊に再び拘束され、バスとバスの間で身動きが取れず、取材活動を制限された。他社の記者も同じく拘束された。 
 小口幸人弁護士は、記者の拘束について「主権者が知るべきことを報道する権利を侵害する行為で許されない」と話した。交通を妨げるなど、排除される理由がなかった中での拘束に「法律に基づいた行動だとは思えない」と述べた。 
 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「マスコミを萎縮させることにつながりかねない行為で、あり得ない」と語気を強めた。 
 県警警備2課は、バスとバスの間に市民や記者を拘束したことについて「危険防止や安全確保のため。取材を規制する目的ではない」と答えた 
 
 
◆高江橋を車で封鎖、座り込み 機動隊が排除、けが人も ヘリパッド反対運動 
琉球新報2016年8月22日 12:56 
 
【ヘリパッド取材班】米軍北部訓練場で新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民ら約90人は22日午前、工事車両や県内外の機動隊らの通行を阻止するため、新ヘリパッドが計画されるN1地区ゲートへ向かう県道70号沿いの高江橋の道路上に車両約30台を駐車した。機動隊数百人が駆け付け、午前9時24分から午前11時24分までかけて座り込む市民らの排除し、タイヤに装着して移動させる機械で車を移動させた。砂利を積んだ大型トラック約10台を含む工事関係車両約20台が搬入された。 
 
 高江橋付近での機動隊とのもみあいの中で抗議行動をしていた女性1人が小指に切り傷を負い、男性1人が胸を圧迫されるなどして救急車で搬送された。 
 
◆11:10頃負傷した男性が救急車で運ばれた。胸を膝で長時間押さえつけられ、肋骨を骨折しているのではないかと救急搬送された。辺野古から来たふみこおばあも手から血を流していた。 


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